あや。時々綾。のブログ一覧

今日は、２００９年３月２８日にこの世を去った、ウチのじーさん（カズオ）の生まれた日。

カズオ（じーさんなのにこの呼び捨て←）。もう生まれ変わってるかな。

カズオは、板前と看護師をしている両親の代わりにあたしを育ててくれた。
だから、こんな性格になっちゃったのね　笑
この性格、嫌いじゃないけど　笑

板前と看護師なんて土日も昼夜もあったもんじゃない仕事。
行事とか来ないことあっても、その辺は気にならなかったけど、他の親が「綾ちゃんとこ、かわいそうね」と言ってきたり、親同士でそんなこと言ってるの聞こえた。
「ウチの親は人に楽しみと思い出を与えて、命救ってんだよ。バーカ。来れないからなんだっつんだよ。おめぇが人救ってみろや」と小学生ながら心で悪態をつく私←

母の両親（カズオとばーちゃん）と同居のため、良く面倒みてもらっていた。
カズオはＭｙカブで保育園の送り迎えをしてくれた。
今の時代じゃ怒られるかもしれないけど、チャリ用のヘルメットかぶって、カズオにしがみついて保育園に行っていた。（カズオのヘルメットはデカイし加齢臭が・・・　笑）
雨の日は２人でカッパ着て。
たまに、保育園の近くの駄菓子屋さんに寄って「とーちゃんとかーちゃんに内緒だぞ」ってかっぱえびせん買ってくれた。
もちろん怒る時はボコボコにされてのしかかられて怒鳴られまくった。

そんなカズオがガンだって知ったのが、２００８年の１２月だった。
庭先で畑作ってて、そこから戻って玄関の土間で「腹が痛い」と倒れたらしい。
カズオ、救急車に乗りたかったらしく、「病院に行こう！乗せてくから」という兄の言葉に「普通の車じゃダメだ。」と言ったらしい。
なんか遠慮してんだかしてないんだか・・・カズオらしい　笑

即入院。
大腸がんの末期だった。
あたしは、仕事してたので家に帰るまで知らなかった。

倒れる２か月前位から、よく２人で話しをしていた。
夜中に帰っても、必ず起きてくれるんだ。
ばーさんのいびきがうるさいってリビングで生活してたので。
「寝てて。」って言っても「飯、食ってねぇだろ」ってホントに食べてない日だけ言われて、カズオの昔話を聴きながらご飯食べてた。
おんなじことばっかり話すんだけど、楽しそうだからただ「うん。うん」って聞いてた。
たまに、兄の奥さんの愚痴を挟みつつ　笑
カズオ、日中家にいるから、嫁さんの行動が目に付いたのかも。
お洗濯も、お風呂掃除もカズオがやってたらしい。
ごはんも、満足に作ってもらっていなかったって聞いて、さずがにそれを聞いた日は兄を２階から引きずりおろすような形でカズオの前でケンカした。

「俺は、米と味噌があればいい」
インスタントラーメン作って２人でお昼食べた日に言われたこの言葉がすごく痛かった。
昼間、どれだけカズオは耐えてたのかな・・・。
兄だってカズオに育ててもらったはずなのに・・・。
気付くのが遅いあたしも悪かったんだけど、嫁をかばう兄に無性に腹が立った。


退院してきて２月末ごろ。
肉が食べたい。というので姉ちゃんの友達やら弟の元カノ（弟の嫁にしたがっていた）やらを呼んで寒空の下でＢＢＱをした。
２月にしてはめずらしく、晴れた日だった。（その週はほかの日はほぼ雪）
窓を開けて。寝たきりになったカズオにも届く様にみんなで騒いだ。
自分で食べれなくなっていたので細かく切って食べさせてあげた。
そんなに慌てて食べたら詰まるよ！！って勢いで食べてくれた。

３月。あたしの誕生日や両親の結婚記念日がある月。
あたしの誕生日は・・・覚えてないや。
２６日の夜からこん睡状態になった。
母が看護師のため、「看取る時は自宅で」と決め病院へは行かなかった。
両親の結婚記念日。２８日。
出張で横浜へ行かないと行けなくて準備している姉と、名古屋に進学した元カノが出ていくという朝、姪の前で一度大きく息を吸って、眠るように息を引き取りました。
姉は出る直前だったので間に合いました。





どーしてかねぇ・・・・。
お葬式もお通夜も一番ずーっとそばにいて泣きじゃくってたのに、命日よりも誕生日の方覚えてるよ。
（家族に離れろって言われるくらい）

楽しかった事とか、してもらったことたくさんで、カズオに育ててもらって本当に良かったと思ってるよ。
カズオに教えてもらったマッサージ。ちょっと手と指のやつ、ユキにやってあげてるんだ。
保育園の頃から「お前が家じゅうでいちばん身体が固いから心配。お前も覚えて困ってる人にやってあげるんだぞ」って言われたこと、最近よく思い出します。
身体ほぐさないとね。
病気に負けちゃうよね。

教えてもらったこと、ちゃんとやらなくちゃ！
明日は身体を動かそう。



ちょっと、お誕生日思いだしたので書かせてもらいました。

長文・乱文失礼いたしました。