KYB / カヤバ NEW SR SPECIAL  

今回はやらない方が良い、交換するメリットがほとんど無いというものです。部品メーカーは多分「適合外だからおススメしないというよりやらないでください！」というのではないでしょうか。

いつもの様に無駄な長文です。面白くはないと思いますが同じことを考えている方は参考になるかも？

クロスオーバー７にお乗りの方はお気づきでしょうが、サスペンション部品のショックアブソーバーを社外品に交換しようと思っても実質ない、存在しない（もしかしたらどこかになるかもしれませんが）が現実であることを。
こちらとしては車高を一切変えず、ノーマルのクロスオーバー７のスタイルと実用性を崩さずに乗りたい、けど、どうせ交換するのなら何か社外品を！という希望が叶えられないことを思い知らされてしまいます。
そこで、KYBさんのNEW　SR　SPECIALのYA4,YA5用を模索。何もデータ無しのため装着出来るかどうかも不明。一か八か、装着できなければ誰かにあげちゃえば良い！と考え購入。
アッパーマウントはディーラーで新品購入。スプリングは装着できなかったことを考えそのまま利用。
部品到着後、作業開始。純正部品とKYB製の商品を並べて測定すると特に寸法の違いも無く装着できることを確認。そして交換作業。昔、貧乏な走り屋だった経験から、同様の友人と二人で作業実施。
先ずは後ろから。ちょいちょいと外し組み換えて装着･･･出来ない。アッパーマウントを先に仮止めしてロアアームにショックを差そうとすると角度が違って入らない。一度外してアッパーマウントとショックの組付けセンターを確認するがビッタシ揃っている。何故？困った時には整備士の友人に相談。「組付けセンターをビッタシ出しちゃダメ。ダブルウィッシュボーン式のスバル車はセンターを１０度くらいずらすんだよ。そんなことも知らないでスバル車乗ってるのかよ！」と罵倒される。しかしスバル車乗っている99.9％の方はそんなこと知らないと思うけど。まあ、情報も得られたので気を取り直す必要も無く作業･･･と思ったらその整備士の友人が飛んで来て「この忙しい時に面倒くせ～な～」と言うから「コロナでヒマだってこの前言ってなかった？」「帰る！」「今晩居酒屋ご招待！」「乗った！」ということで健全な交渉成立の元作業を依頼。
そんなことはどうでもいいんですけど、リアのみを交換後ちょっと走ってみる。結構しっかりとした減衰感（硬め）を感じながらフロントも交換。
あれっ？？？フロントは柔らかい？

１０００キロ程度走行後、狂いまくっていたアライメント調整を実施し真っすぐ走るありがたみを感じながら様子を見ることに。
通勤で使用しているので以前との違いを思い出すと、やはりフロントだけがロールしている感覚。確かにスプリングを替えている訳ではないのでストロークスピードが変わるだけですが何か変、結局のところ純正時の方がバランスが良かった。
純正の柔らかいけど前後でがうまくバランスを取ったフラットな乗り味が好きだったが大きく変わってしまったような。フロントの動きのせいか直線でも安心感のある感覚ではない。上手く表現が出来ませんが。

私は操安性のプロではないので細かいことは分かりませんが結局、車体とスプリングも含めたバランスなんでしょうね。
ただ、乗っていられない！とか危険な操縦性だ！というものではないということはお伝えしておかないと。ノーマルのクロスオーバー７の美味しいところが消えてしまったというのが本音かな。
ディーラーの担当の方にこの話をすると発表当初の資料を見せてくれて、若干車高が高い（と言っても１０ミリ）クロスオーバー７用にセッティングを変えているけど、その中にはエクシーガ時のリアの揺り返し（振られ）の不安定感を改善するための変更も含めて行っているためエクシーガシリーズの中では最高の安定感と乗り心地を確保しているとのこと（安定感はビルシュタイン車のほうが良いかもしれませんが乗り心地を含めると好みの問題とのこと）。
どう言っても製造メーカーがYA4とYA5専用に造ったというものですからね。ですからこの商品がダメ！というものではなく一か八かの挑戦での失敗談だと思っていただければ。
サスペンションがヘタったなと思ったら純正を利用することをお勧めします。

ＫＹＢさんにはCROSSOVER7用のショックアブソーバーの制作を期待したいと思います。

評価の★も本来は実施をしないで！という意味で★１個にしたいところですが商品が悪いと勘違いされても困りますし、だからと言って★５個にして勘違いされても困るので★３個にしました。ＫＹＢの方から見れば、勝手に適合外で装着しておいて★３つとは何たることや！と御叱りを受けるかもしれませんがご容赦いただきたいです。

くどいようですが、適合外です。