2018年07月15日
純正ナビ(NSZT-Y66T)にデジタル出力でリアモニターを(フロントに)接続できるか。
はい、無理です。
純正以外は100%無理です。
終わり。
・・・じゃ、ダメですよね(-_-;)
では経緯をお話しします。
まず最初になぜデジタル出力にこだわるのか。
そこからお話ししないといけないと思います。
デジタル出力をした場合のメリットといえば、
【画像がきれい】
これに尽きると思います。
・・・いや、違うんです。問題は実はそこではないんです。
映像がきれいな事。映像ソースから劣化がないこと。
これは素晴らしいことなのですが、デジタル信号には色々な情報が詰まっています。
実は一番大事なことは、著作権情報ともいえるような規制が入っています。
HDMI入力された情報を繋げた先で見る場合(この場合はナビにHDMI接続したものをリアモニターでみる場合)には、デジタルTOデジタルでないと表示できないようになっています。
よって、よくあるiPodの画面が見えるっていってたのに、リアモニターじゃみえないよ~!!!
っていうクレームはこのパターンになります。
リアモニターとデジタル接続に使用する部品は、【デジタル接続ハーネス 部品番号:08632-28040】
というものでした。実はこの配線はもう絶版なのですが、なぜこんなものが絶版になったかというと
ここは実は因縁があり、昔のVOXYとかは、オプションで光配線を頼んで繋げないと
後部座席でHDMI接続したものが見えないというクレームが続出したそうです。(そらそうだ(-_-;))
と、いうわけでディーラーの営業によると一度VOXY等はマイナーバージョンアップがあったそうで、
その際によくわからないけど5,000円くらい値段が上がったな・・・と言っていたのですが、実はこの
配線をクレームがあがる前に勝手に配線しておいて値段も入れちゃえという乱暴な施策だった
ようです。いまのMOPのナビレディみたいにすればよかったのにね・・・と思います。
さて、本題です。今回のナビ【NSZT-Y66T】(最近のトヨタ車全般?)のリアモニターにつなげる場合にはデジタル出力がいいというのはわかりましたが、さて絶版ということはどうしたら?
とおもってディーラーから共販に問い合わせたところ、まだ在庫があるとのこと!これでいける!?
と、思ったのもつかの間の喜びでした。
デジタル出力ってなんですかね・・・HDMIですよね、そうそう、みんなしってるあの1本でつながるやつですよね!
・・・・・GVIFコード。なんですか?これ・・・?
一言でいってしまえばHDMIと一緒です。転送速度が速いのと線が細くて済むというメリットがあるくらいで、ソニーが特許を持っている技術のようです。
私、実はコンピュータ関係の仕事をしていて、ソフトウェア専門とはいえハードウェアも多少は知っている自信はあったのですが初めて聞きました・・・
調査を進めていくうちにデンソーテンの内部資料的なものに到達。
見ていくと伝送速度も優れているが、それだけではなく高熱、低温になりやすい車内でも使えるからGVIFがいいと。
はぁ!?まーたソニーのベータ・・・じゃなかった、独自技術かよ・・・。こんなマイナーなもの今更使うな!HDMIが熱に弱いだと?じゃぁ社外ナビは全部HDMI出力してるけどどういうことだ???
カロの使ってたけどHDMIだったぞ!?これはダメってことか!?欠陥品ってことか!?←んなわけないw
デンソーテンといえばEcripseのメーカー。そっちではどうせデジタル出力はHDMIだろ!?
・・・と思ったのですがアナログしかありませんでした(-_-;) おそるべし・・・時代の波にのらないこと半端ない・・・
閑話休題
と、いうわけでGVIFとかいう田舎技術を使わないとデジタルで接続できないことになります。
調べてみましたが、GVIFtoHDMIコンバータ(逆も。)なんてものは私が見た範囲では1つも国内でまともな商品は存在しませんでした(GVIF調査用の数十万する機器はありましたが、コンバーターではないです。)
海外で怪しいのは見つけましたが、正直怪しすぎて手も出せません(;^_^A
じゃぁ、GVIFに対応してるモニター(フリップダウンではないもの)を買えば・・・!
・・・ないよ・・・そんなマイナーなものに対応してるモニターどこにもないよ( ノД`)シクシク…
一個も探せませんでした・・・
まぁ、まとめるとトヨタの純正リアモニター以外を排除するだけの卑怯な戦略ということがわかりました。あきらめてください・・・
・・・って、あきらめきれね~~~~!!!
と、いうわけで、結局できなかったけど試行錯誤してどうなったのかは次回へ続きます。
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Posted at
2018/07/15 04:46:26
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