
先月下旬に友人との永遠の別れがあり、私自身体調不良に陥ってしまいました。
仕事を始めてしまえばいつもの元気モードになるのですが、帰宅するその事ばかりに囚われてしまいます。
そんなこんなで、活動もあまりせずみんカラも徘徊せずな日々でしたがボチボチ動き始めてみました。
今日は前々から行きたかった(しかし水曜は研修で行けなかった)海ほたる探検ツアーに参加しました。
※かなり昔 海めがね と言う資料館がありました(訪れた事有り)が、今は海ほたる内の何処かの場所へ移設されたそうです。それも興味深かった。
海ほたる。カラフルに並んだ車達。

参加条件の1つに【⾒学は徒歩となりますので、自ら2km以上歩ける方、階段120段(建物で7階程度)以上のぼれる方とします。】と、あります。
あまり自信がありません。と言うか、ここ数年7階まで階段のぼった事ありましたっけ?

朝10時に海ほたる1階に集合。
そこから少し移動し、管理棟建物の中でアクアライン構想から建設完成までの流れ(1966年から1997年)の映像を見ます。
川崎市から海ほたるまでは地盤がとても軟弱なのと大型貨物船が往来するので地下トンネルにしたそうです。
この作業がとてつもなく大掛かりで映像も見応えがありました。
海ほたるから金田までは海上の上を通る橋ですが、干潟や小型船舶の往来を考えたとの事。
予算的な問題もあったようです。
色やデザインにも凝りがあると説明がありました。
臨時駐車スペースの奥(上下線トンネル横の第三のトンネルで何れ車線が拡張するかも知れない時の予備トンネル)に、厳重に鍵のかかった門があります。
私達が通過すると直ぐに鍵が閉められてしまいます。

ここがアクアラインの裏側への入口です。
入ってみると大きな空間が広がっていました。

壁には落書き…ではなく、点検の際に記した数字やら記号がビッシリ書いてあります。
天井にも沢山描かれています。

奥へ進んでいくと急に狭く曲がった通路になり、その先には厳重な扉があります。

緊急避難通路兼管理用道路。
大きな扉は車両用、その扉にある小さいドアから入っていきます。
避難通路に常に空気を流し気圧を高め、万が一事故や災害で起こった際に火災や煙が逆流しないようになっているので、ヒトは小さい扉からの出入り(圧を逃さないように)なのかも知れません。←未確認。
※コロナに罹患した時の陰圧室とは反対の原理なのか。いや、対象を減圧にするか対象外を加圧するかの違いかしら。まぁ…いいや。

吹き流し(緑と白の縞々)を扉に近づけてみると、真横を向くほど内部では風が流れているのが分かります。
手を隙間に当てるとかなりの風を感じます。

小さいドアからの中に入ります。
入る瞬間は気圧の関係で強風を感じますが、中に入って扉を閉めてしまえば全く風を感じません。不思議ですが不思議では無いです。
真上に走行車線があり、ひっきり無しに車が通過している音が聞こえます。
走行車線には非常用出口が300m毎に設置されており、そこから避難すると道路の下にあるこの避難通路に出ることができます。
避難連絡路は階段ではなく全て緩やかにカーブを描く滑り台です。

全ての人が安全に降りられることを想定しているとの事です。
※シン・ゴジラの映画で前田敦子がこの非難スロープを滑り降りた場面があったそうです。
イレギュラーに、保守点検車両が来ました。

何処まで行くのだろうか。
点検お疲れ様です。
この狭いトンネルを吸い込まれそうに感じになりながらの運転は閉所恐怖症の私には絶対に無理っ!

避難通路には非常電話があります。
話をする事が出来なくても受話器横のボタンを押せば何が起こったか分かるようになっています。
※実際に機能しているので受話器は外せません。

そして自分が何番の非常口から降りたのか、今居る場所も分かるようになっています。

消火設備もありました。
避難通路を見学を終え、地上へ出る通路(階段)へ。
地下3階部分、海面下約15mの場所から地上へ行くには120段の階段を上ります。
皆さん(高齢の方も参加していた)スタスタと一気に登っていきます。
私は息が切れ、必死でした。
海ほたるの西側、最初に訪れた管理棟に出ました。
設置されたシールドマシンのカッターフェイスモニュメントがそびえ立っています。
カッターフェイス直径は14.14mと巨大です。
説明スタッフの方と比べるとその大きさに驚きます。

土を掘る(トンネルを掘る)1つ10kgの重さがある刃が全部で1000個付いており、それだけで10tの重さだそうです。
強風で倒れそう…。
東京湾アクアライン消防車庫も見学。

車高車幅を抑えたアクアライン専用の消防用車両です。
消防車は袖ヶ浦ナンバーで陸橋部分アクアラインと下りトンネル部分を担当しているとの事。
※川崎市はアクアライン上りのみ担当している。何か理由があるだろうか?
消防署員は木更津アウトレットに常駐しており、何かがあるとここまで来て専用の車両に乗り換えるとの事。
週一でパトロールを兼ねてアクアラインを走行しているそうです。
普段見ることが出来ないシークレット(?)な部分を見学でき、知らなくても困らない知識も増え、それはそれでより一層アクアラインへの親しみが増しました。
これだけの技術や保守管理、携わっている人数を考えると通過する度に考えさせられそうです。
帰路(海ほたるから川崎方面)はトンネルの繋ぎ目(四角から丸に変わるところ)や避難口や消火設備をチェックしながら楽しく運転しました。←ちゃんと前見ろ!
1000円でいわしバーグ付き、アクアラインのアンナトコロもコンナトコロも見れてしまう探検ツアー(約90分)は大人も楽しめ、とてもオススメです。

いわしバーグの無料引き換え券で頂きました。
運動した後は特に、うまっ!

どうしてもイデボクを食べてしまう。うまっ!

少し遅めのお昼は(ここまで来たのなら)、やはり いち川 へ。

とても有意義な1日でした。
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2025/02/05 19:22:01