
6年程から大切に使っていたDakotaの長財布を買い替えることにしました。
気持ちを新たにリセットです。
印傳屋の、なごみシリーズです。
甲州印伝との出会いは、父が好んで使用していた合切袋。
それぞれの柄に意味があると言う事を父から聞き、興味を持ちました。

御朱印巡りを始めて間もなく久遠寺へ訪れた時に実店舗へ寄りました。
1582年から伝わる甲州印伝の歴史、手作りで出来上がるまでの作業工程等など、とても感銘を受けました。
印伝と言うと少し年配向けのイメージがありますが…。
濃紺色の鹿革に黒トンボ×赤トンボ。

艶のある立体的な漆塗りの赤と黒の図柄が、マットな濃紺の鹿革から浮き上がり、見る角度に依り表情が変化しとても素敵です。

高価なブランドロゴ長財布も良いですが、こういった日本製の伝統工芸品を持つことにより、気持ちが凛とする気がします。
緻密に計算された隅々まで乱れの無い美しい作りに惚れ惚れしてしまいます。
トンボは【勝ち虫】と言われています。
前にしか進まない。
私も気持ちを切り替え前を向いて行きたいと強く思い、この柄にしました。
【退くに転ぜず、決して退却をしない。】
とても素敵な言葉だと思います。
我が家の印伝たち。
父が生前愛用していた小物たちも今は私が使っています。
Posted at 2023/01/20 10:02:31 | |
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