2012年07月03日
今年初めてのブログが7月の今頃で、長文且つ親馬鹿なオヤジの独り言ですがお許し下さい。
先週の土・日、息子の中学生活最後の試合となるバスケ部の地区の中体連大会でした。優勝すれば月末の県大会出場の予選を兼ねた大会でした。
息子達の学校は、スラダンの流川みたいな絶対的なエース(大袈裟だが…)の存在もあり優勝候補の一角と言われていました。うちの息子は桜木みたいな?お調子者のムードメーカーです(^^ゞ
まず土曜の初戦は難なく勝ちあがり、日曜日の準決勝で対戦したのは、2年前の1年生大会で60点差でボコボコに負かされ、最近1年間の対戦でも必ず最後に逆転され負けてしまう優勝候補筆頭のライバル校との試合でした。
この試合、終始試合をリードし一時4点差まで詰められるも再度突き放して勝利し、いつもの息子達とは違う堂々とした試合運びを見せてくれ勝利しました。
事実上の決勝戦と言われていたこの試合を制して、喫煙所で他校の保護者達からも「優勝はもう決まりですね、おめでとう!」みたいな事を言われて、私も気を緩めてしまったツケが決勝で待っていようとは…
決勝は、今まで一度も負けた事のない学校との試合で、子供たちも油断が無かったとは言えませんが、予想外の大接戦の試合になりました。
エースの子が徹底マークされるも、みんなが踏ん張り序盤は10点差を付けて終了したのですが、中盤から終盤は終始相手校のペースで、試合終了残り5分を過ぎた所で遂に逆転されてしまいました…
そこからは一進一退が続き、一度突き放しに掛るも再度追い上げられ、残り30秒を切り相手校に同点となる3Pシュートを決められてしまいました。流れは完全に向こうに行ってしまっていました。
しかしそんな押し迫った場面で、唯一の2年生の子がスローインの際うちの息子に、
「ダイスケ先輩、俺が必ずパスを出しますから決めて下さい!」
って言っているのが聞こえました。エースじゃなくうちの子にですよ!
観客席の最前列にいた私と2年生の子の母親にはしっかり聞こえてました。
そして試合時間も残り10秒を切ったその時、本当に宣言通り2年生の子からうちの子へ凄いナイスパスが届きました。
エースにマークが固まっていて、うちの子がフリーだったとは言え、息子の不得意な角度無し0°からのシュートだったのですが、シュートが決まった会場全体が揺れる程の歓声が!
まるでスラムダンクの湘北vs山王、試合終了寸前の桜木みたいでホントに鳥肌がたちました。
見事優勝を勝ち取り、やりとりが聞こえていた2年生の母親も私も号泣…県大会への切符を何とか手にする事が出来ました。
最後まで正々堂々と接戦を演じて戦ってくれた相手校にもホントに「感謝」しています。勝てたから言えるのかもしれませんが、本当に素晴らしい決勝戦にふさわしい試合でした。
帰りの車の中で、「最後のシュートよく決めたね!お前のお陰で県大会に行けるよ」って息子に言ったら、帰って来た言葉が…
「最後の2点を俺が取ったっだけで、みんなで積み上げた得点で勝ったんだよ。全然俺のお陰なんかじゃないよ!!」だった。
運転しながらマジでまた泣きそうになりました。息子の前だから、ぐっと我慢しましたが、これを書いてる今もホントに泣きそうです。
まだまだ子供…と思ってましたが、いつの間にか追い抜かれた身長だけでなく心も大きく素直に成長してたみたいです。
「感謝」 息子達バスケ部の旗に掲げてある言葉です。
息子達バスケ部員曰く、「今回の優勝も、先生・コーチ・保護者・卒業生の先輩・携わってくれた全ての人達に感謝」だそうです(*^_^*)
バスケ部の保護者会長を務めるこの私は、こんな素晴らしく成長した部員みんなに「感謝」です!!!
Posted at 2012/07/03 06:40:08 | |
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