『THE 911』
『孤高のハンドリングマシンにして昭和のポルシェ』
『もうずっと裁判中』
みんカラポルシェ仲間から引き継いだ「空冷911」
マーレーピストン/シリンダーキットを得て、3.4L化した。
1988年式911カレラ3.2改3.4(Gtype) 5MT
通算26台目の愛車
西独逸製。w
水冷997GT3と、非常に近い感覚をもたらす911の基礎。
930は空冷2バルブOHCフラット6にトーションバーサスペンション。
電制はおろか、ABSも、パワステも、ブレーキサーボに至るまで無しと、とにかく前時代的にシンプル。
車両剛性の確保と小型化軽量化に有利、と合理的。
そしてこの空冷エンジンが回っているときの精密感というか粘り気というか。
「芯の出た」無振動な感じは水冷GT3以上かも?
コイルサスとエアコン、AT/4WDを得て「性能と快適性の両立」に色気を出しはじめたType964とは似て非なる「ポルシェの素」である。
空冷エンジンの「ソリッドなレスポンス」とゆー奴に関しても、88の3.2Lまで来るとナロー辺りからはずいぶんダルになっているそうで。
むしろRS4.0フライホイールを組み込んだ水冷M97/77エンジンの方が鋭く、且つパワー密度も濃い感じ。
コレはビッグバンパー以降の空冷エンジンが、大排気量&ハイパワー化と引き換えにそのレスポンスを失う方向に進化したと云う歴史からなのですが。
それでも両者とも「現代のスポーツカー」から見れば群を抜くレスポンスを有しており。
特にこの名機の誉れ高い「M64型」水平対向空冷6気筒エンジンは、基本設計が60年以上前のシロモノとは思えない躍動感と精密さ、そして何とも言えない生命感を持っています。
現在のハイパワー電制満載のポルシェと違い、とにかく「何時でも何処でも床まで踏める911」というリアルにシアワセのクルマ。
・ウォータージャケット
・2本目のカムシャフト
・12個の吸排気バルブ
・可変バルタイ機構
・パワーステアリング機構
・重いプロペラシャフト
・複雑な形状のストラット一体コイルサス
・ABS/VDC/トラコン
・クーラー・・・w
などを持たず。
シンプル、軽量、高剛性に特化し。
特に「エンジン精度」にこだわり抜いた結果、ポルシェ911にしか成り得ないクルマになった88年式930カレラ。
水冷GT3に乗っていた事によって空冷930が、またその逆と、有効な相乗効果が得られるトコロです。
F195/65R15 ピレリチントゥラートP1
R215/60R15 ピレリP6000
フロント強化トーションバー
リヤ強化トーションバー
ダンパービルシュタインターボ用
吸排気系ノーマル
ブレーキ ストリートパッド交換
上記仕様でTC2000 1分13秒189
(RE-71RSなら「08秒代」を目指したい)
買った状態ではチューニング箇所多数。
「純正戻し」して現在ほぼフルノーマルからの3.4L化。
現在ガソリン60Lで実測1,200kg弱
買った後から
ペダルカバーとフットレストを撤去
中古964用フロアマットに交換
運転席フロアマット下に厚さ1cmのゴムシートを入れてペダル高を調節
アクセルペダルに張ってあった10mmの「カマボコ板」除去
ステアリングをアバルト35φからナルディ・クラシックレザー36φに換装→同38φに換装
リヤ3面クロームミラーフィルム施工
タイヤサイズを純正戻し・ピレリP6000(195/65R15+215/60R15)
2020.05→リヤホイールのみポルシェ純正フックス8J×16にして、ブリヂストン POTENZA RE-71RS(F205/60R15 +R225/50R16)
車高をほぼ純正値まで戻し
フロントストラットケースを純正に交換。
ビルシュタイン ターボ用スポーツダンパー導入
ユピテルレー探(ナビ機能付き)
アリアント 超軽量リチウムバッテリーX6
カーツ機械式LSDから純正オープンデフに戻し→89年式930ターボ純正機械式LSD装着
運転席レカロSP-GNから純正戻し→両側純正シートからレカロCGオールレザーに換装
964カレラ2用アルミ対向4ピストンキャリパーから930カレラ純正対向2Pキャリパーに戻し
ブレーキキャリパー分解OH(四輪)
四輪ローター研磨/ポーターフィールドレーシングカーボンメタルパッドに交換
パーキングブレーキシュー交換
※塗装全剥離してオールペイント(黒→黒)
DMEリレー故障でエンジン不動→DMEリレー交換
セルスターターモーター社外品に交換
E/Gルーム内ヒーターブロアモーター交換
プラグコードを永井電子ウルトラに交換
オイルタンク内油量センサー交換
P/Wスイッチ交換(2)
フューエルフィルター交換
ドアヒンジ964用に交換
ヘッドライトをFET LEDバルブに交換
ターンシグナルレバーをOEM新品に交換
フロントスタビブッシュ交換
Fハブベアリングニードル注油
8J×16フックスリヤホイール(RE-71RS)
追突もらい事故修理以降
※塗装全剥離してオールペイント(黒→黒)
と思っていたら実は重ね塗りで純正の3倍くらいの塗装の厚さになっているとかで、しかも930の黒はソリッド塗装「クリア無し」なのに勝手に全然違う色味の黒に塗られて、しかもクリアまで吹かれていて修理元受けポルシェセンター高崎前橋と下請け板金屋→川越のG.B.Fを相手に賠償請求裁判中。
エンジンO/H分解洗浄組付け調整
マーレー3.4Lピストン/シリンダーKit
964用カムシャフト
クラブスポーツECUベース空燃比現車合わせ
3mm拡大ビッグスロットル
吸排気バルブ/バルブスプリング/バルブガイド/バルブリテーナー新品交換
強制空冷ファン/シュラウド新品交換
スパークプラグ交換
バルブシート/シリンダー面研
フューエルライン&フィルター+リターンホース交換
アイドルコントロールバルブ交換
クラッチ盤交換
964カレラRS用クラッチディスク&カバー/スペシャルフライホイール
エンジンサウンドブルーフ新品張り替え
ブレーキ/クラッチフルード/交換
デフミッション/エンジンオイル&フィルター交換
ドラシャブーツ交換/グリス入れ替え
Fガラス純正新品交換
ドアヒンジ破損修復。
FRPダッグテールから純正ノーマルフードに変更(羽根無し)
→ノーマルフード塗装瑕疵でダッグ戻し
2022.04→前後15インチにして純正サイズ
Fミシュランプライマシー4/RピレリーP6000
→F15/R16フックスで前後Mプライマシー4
195/65/R15&215/55R16
→Rピレリーパワジー215/55R16
4輪ディクセル新品ブレーキローターに交換
4輪930純正新品パッドに交換
リヤハブベアリング交換
930純正フロアマット新調
フューエルポンプ交換
オルタネーター交換
シフトリンケージブッシュ交換
この時代のポルシェは非常に繊細なチューニングバランスで成り立っているので、特に脚回りは下手に崩さず
車高/ホイール径/タイヤサイズ&銘柄/ブレーキシステム共に、ノーマルセッティングが一番だと思います。