日曜日、テレビを見ていたら、ニュースの話題でF1のことが
報じられていた。
シンガポール・グランプリ…史上初のナイト・レース!
なんじゃそりゃぁと思えば、シンガポールの名所を巡る公道を
使っていて、夜景も美しい町中コースは煌々と照明に照らされ、
その中でF1レースが行われると言う。
シンガポールは、昔トランジットで通過したくらいしか無い。
けどそのときに目にしたシンガポールの夜景は非常に印象的で、
自分の中ではシンガポール=夜景の美しい所、となっていた。
それだけに、その夜景の中のレースというのには非常に興味が
沸いたので、公式サイトなども見てみた。
とにかく、美しい。
日頃F1の放送などまっとうに見ていない私だけど、今回は
マジに期待を持ってテレビ放送を心待ちにする。
想いは遙かバブル直前の1980年代前半。
BSのCMを見て惚れた(笑)一人の北欧人レーサーを追って、
当時は数々のレースを見に行っていた。
その頃は夫婦でコンサート命と、よくヨーロッパ行っていて、
だからはじめて生で見たレースと言ったら、モナコGPだった。
日本がバブルになる前だから、どこのサーキットへ行っても、
日本人客の姿など殆ど見なかった時代だ。
イギリスGPへ行っても、ル・マンへ行っても、日本の若者客は
周囲から珍しがられ、いろんな人に声を掛けられ、結構おもしろ
楽しく過ごせたものだ。
ヨーロッパのF1GPは、上流階級の社交場でもある。
その頃はと言うと、日本のバブルの一歩前に友達同士でバブリー
な遊びに興じていたから、F1に見られる上流な、日本では見た
こともない世界が、また憧れもしたものだ。
国内レースもあっちこっち見に行ったし、お目当てのレーサーが
マカオに出ると言えばマカオGPも見に行ったもので、マカオは
元ポルトガルの植民地だから、上流の世界も存在していた。
そう、シンガポールは元イギリスの植民地だから、やはりマカオ
と似たイメージがある。
シンガポールのナイト・レース。
ふと、モナコ、マカオ、ル・マンと重なってくる。
このエコの時代に、照明に金かかるのにと言う異論がある。
それに対して、ヨーロッパの放送時間にあわせたレース時間だと
言うことになっているらしい。
けど私が思うに、本当の理由は、上流階級のイメージにあわせた
イベント形式にしたんじゃないかと、そんな風に思う。
まぁそもそもモータースポーツは非エコ・スポーツなんだから、
照明ごときでグダグダ言ってもはじまらんっての。
それより、夢を見させてくれるのがプロ・スポーツなんだから、
ケチケチ言ったら興醒めよ。
この明るい話題の少ない時代に、たまにはパァーッと豪勢に、
気分だけでもバブルでGo!もイイじゃないの。
久々に見るF1。
ランキング上位の名前は、なんとなく聞いたことはあるけど、
あまりピンと来ない。
それより、不思議と馴染みのある名前が出てくる出てくる。
ロズベルグ、ピケ、中嶋…って、バブル時代に馴染んだ名前!
って、それ、自分の知ってるそれじゃないことくらいはわかる。
と言うことは、みんなあの人たちの息子!?
なんとまぁ、そんなに時代は変わっていたのか。
がっかりだよ。
いやまぁ…近頃は遊びの場での知人から、「親がうるさくて」
なんて台詞を聞いたとしても、その親の方が自分と同世代だと
ふと気付いたりしちゃって、ちょっと切ない。
バブルの夢をもう一度なんか言っても、若いモンには意味不明
なんだろうね。
豪勢なF1ナイト・レース、波乱はあったし、CSじゃオタク
解説者がわけわからんことをブツブツ唱えていてテンション
低かったけど、あの煌びやかな世界観は楽しかった。
マイミク@元ラリーストからのコメントを頂いた。
『どうせなら補助灯つけたらカッコイイ…まてよ、ヘッドランプ
が無いから補助灯ではないのか』って。
と言うことで、シンガポールGPは、
(モナコ+マカオ+ル・マン)÷3-ヘッドランプ
みたいな感じ?
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ChitChat | スポーツ
Posted at
2008/09/30 02:38:45