2013年07月31日
ルフトハンザ航空A380サンフランシスコ空港への着陸映像
タイトル名が長くなりました、すいません(^_^;)
これはとても興味深い映像ですね。また、空港があのアシアナ航空が訴えたサンフランシスコ空港ですよ。
現代の旅客機のハイテク振りが理解出来るかと思います。解説は後ほど・・・
いかがでしたでしょうか。えっ?分からんかった?う~ん、それは無理もありませんね。では、おさーんが分かりやすいように説明します。
交信はルフトハンザ454便とサンフランシスコ・アプローチ、サンフランシスコ・タワー、サンフランシスコ・グランドと計3箇所と交信しています。
管制官が進路と速度を頻繁に指示をだし、ルフトハンザ454便が指示通りにダイヤルで速度と進路を調整していましたね。これが今の旅客機のハイテク機能です。
アシアナ214便が「オートスロットルが機能していなかった」と言うのは、ルフトハンザ454便がダイヤルを回して速度を設定していましたね。あれがオートスロットルです。クルマで言えばクルーズコントロールと言って良いかと思います。管制官が頻繁に速度を指示するのは機体間隔を適当に維持するために行います。各機体間隔は近すぎても遠すぎてもいけない。トラフィックを安全にコントロールするには速度指示は絶対なんですね。もし、近すぎると後方乱気流により、航空機が墜落した事例もあるくらいです。
それに進路もダイヤル一つで可能となりました。主翼のハイリフトデバイスが頻繁に作動している映像がありましたが、A380は完全デジタルフライ・バイ・ワイヤなので、パイロットはダイヤル一つで進路設定すれば機体はコンピューターにより制御され進路変更出来ます。
でも、驚いたのがエンジン計器がエンジン回転数(%)とTGT(燃焼温度)しかなかったのには驚きました。燃料消費量などの表示はデジタル化しているんでしょうね。それにスロットルレバーとエンジン作動レバーの小さい事。やはりエンジンはFADECですので、これで十分事足りるんでしょうね。
ILS(計器着陸装置)によりグライドパス、ローラーカイザーにより、ファイナルアプローチに入ったルフトハンザ454便はコクピットからの高度音声が出ていましたね。当然、アシアナ航空のB777-200ERも当然の事ながら高度音声が出ていると思いますが、それをも聞き逃したのもどうかと思います。
そして、タッチダウンしてスラストリバーサーがナンバー2、3エンジンのみ作動していましたが、これには理由があり、ナンバー1、4エンジンも作動すると、もしものときにローリングモーメントが発生し、最悪滑走路逸脱する可能性があるからですね。
ですが、タクシー中でも、自機がどこのタクシーウェイに居るかが分かるのも、流石はA380だと思いました。これなら自機のスポット位置が容易に分かりますね。
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Posted at
2013/07/31 20:40:10
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