2018年05月28日
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オペレーション:スォードオブライトニングとはアデン湾海賊対処行動の事ですね。
主は海上自衛隊水上部隊、通称:DSPE(Deployment Surface Force Counter Piracy Enforcement)と航空部隊:通称DAPE(Deployment Air force Counter Piracy Enforcement)があり、基地警備と基地業務には陸上自衛隊中央即応集団からなる80名と海上自衛官に司法警察権を与えないことにしたため、海賊の逮捕などの司法手続きは同乗する海上保安庁派遣捜査隊の海上保安官が水上部隊艦船に同乗しております。
映像にもありましたが、「ゾーンディフェンス」方式により、アデン湾全体をカバー出切る事が強みでしょうか。やはりP-3C哨戒機を二機派遣している事により、任務遂行力が向上した事かと思います。
これはP-3Cが持つ潜水艦監視能力があるので海賊船を発見、監視する為でもあります。潜水艦のシュノーケルを見極めるデバイスがあるので海賊船を発見、監視するのは「朝飯前」かと思います。
事の発端は2008年9月25日にウクライナの貨物船「ファイナ」号が襲撃され、この船には戦車を含む武器が多数積載されており、荷物の行き先がダルフール紛争の続くスーダンであったため、単なる海賊事件ではなく安全保障上の事態として重大視した米国、EU、ロシアはこのファイナ号事件を境に対策を強化したことからですね。
また、スエズ運河を通る日本籍商船、貨物船もアデン湾を利用するので、2009年3月13日、ソマリア沖・アデン湾における海賊行為対処のための海上警備行動を発令し、翌3月14日、海上自衛隊の護衛艦2隻をソマリアに向けて出航させました。
先日、日本の客船である「飛鳥Ⅱ」がアデン湾を航行するときにも、海上自衛隊護衛艦DD-156「せとぎり」が同船を護衛し、空からもP-3CとSH-60Jによる監視飛行でも話題になりました。
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このような行動の効果もあり、海賊襲撃件数が「0」となったと聞きました。各国の海賊対処行動との連携もありますが、現在は第30次隊、DD-108「あけぼの」が現地にて行動しています。
拠点となる「ジブチ」の過酷な環境下ですが、立派に任務を遂行して貰いたいと思います。
Posted at 2018/05/28 20:28:23 | |
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