べべジージのブログ一覧

今日から武満ソングスのレコーディングです。
本日のボーカリストは松平敬さん、おおはた雄一さん、沢知恵さんのお三方。
今回のショーロクラブ新作録音は武満徹作品を取り上げていて
ゲストボーカルも豪華な布陣で制作に入ります。
奇しくも武満作品の詩を書かれている俊太郎さんの詩が今起っている状況と
かさなり心に響き過ぎています。
三月のうたはアレンジしながら涙してしまい何度ペンが止まったことか。

三月のうた

　　　　　わたしは　花をすててゆく
　　　　　ものみな芽吹く　三月に

　　　　　わたしは　道をすててゆく
　　　　　子らのかけだす　三月に

　　　　　わたしは　愛だけをだいてゆく
　　　　　よろこびと　おそれと　おまえ

　　　　　おまえのわらう三月に

　　　作詞：谷川　俊太郎
　　　
　　　作曲：武満　　徹

昨日静流さんからメールをいただき、転送してくださいとのことで、すごくよかったので
こちらにもあげておきます。
おおたか静流さんの息子さん「ああす」くんが東北地方太平洋沖地震応援ソングを歌っています。

昨日からの雨、、、若干放射線量もふえているようです。
雨は恵みでもあるしまた降りすぎると災いを運んできます。
今回のことでいろいろ学びました。

物ごとには明暗がつねに存在するってことですね。
日々太陽は恵みをあたえてくれています、でもほんの少しでも太陽に変化があれば恵みを受けている我々は大変な環境変化にさらされます。
国の言う原発の恵み（僕は思っていませんが）の部分が大きければ大きいほどその暗の部分は想像をぜっするものだと今回気付かされています。


原発には未来はないのです、子供達とこれから生まれて来る大切な命に負の遺産を残して行く行為はもはや犯罪の域にたっしていると大人は気付くべきだと思います。
今回の災害と原発事故によって原発政策の見直しは必要。
自然の恩恵をうけながらの発電システムの移行はもはや
議論の余地無く推進されるべきものだと思っています。


雨降って地かたまるって言葉があります。
新しい政策を軸に新しい日本の復興を願うのみです。

地震が起きて被災地でもないのに慌てふためく自分がいました
こんなときに音楽を作る気になれなかったので仕事もキャンセルしました。
原発の事故もあり東京をいつ離れるか考えていました、おまけに時間が立つに連れ状況は悪化、、、が、、
しかし、、、、
にも関わらず自分の中に今の役割は何かを考え始めました、やはり僕は東京を離れません。
日曜日のレコーディングにも
のぞむ予定です、いまはただ自分の役割を続けることが大切だと感じ始めました。
なので、、、、音楽を作り続けます、、、後悔はないです。
普段頑張っていないので頑張るのはいまだと思っています。

原発は安全にコントロールできるかが重要なことだと思います。
たとえば原発を猛獣に例えると、その猛獣を家の中で簡易的に作った檻で飼っているようなもなんですよ。
そこに少しだけ刺激を与えて少しだけ怒らしてエネルギーを作っているのです。
その猛獣が本当に怒ったらもうこの簡易的なおりはすぐにやぶられて飼い主を襲うのですよ。
キングコングの映画でもそうであったように。
これが原発のいまの姿です。

あとは祈るのみ早い終息を願います。