
初の愛車であり、今なお現役で走ってくれているインテグラのタイプR、DC2の前期型です。
私が“どんなタイプ”の車好きなのか自己分析し、エキシージに辿り着かせてくれた相棒でもあります。
…分かったことは、タイプRですらコンフォートに感じる救いようの無い変態レベルであること(笑)
購入に向かうきっかけになったのは、大学で自動車部に入ったこと。
その当時は、学生ながら車を持つ人がゴロゴロいる世界が衝撃でした。車の状態は置いておいて…(笑)
そこで先輩のEG6やDC2に横乗りさせてもらい、あまりの速さにもまた衝撃を受けました。
ゲームから車好きになった身で、FFに対して『加速しない』『曲がらない』というネガなイメージをもっていましたが、見事に覆されましたね。
入学当初こそ、『とりあえずS2000に向けて貯金やな〜』なんて思っていましたが、部活動を通して徐々に考えも変わり…
学生ジムカーナの大会を終えた一回生の秋、他大学の同期もチラホラと車を買い始め、すぐにでもマイカーが欲しいと私も探し始めました。
NSXが好きだったのでホンダつながりで、シビックのEG6、EK9、インテグラのDC2、プレリュードのBB6〜8をgoonetで漁り倒しました。
シビックとかインテグラが学生の愛車候補に入るなんて、当時は本当に恵まれていました…
プレリュードに関しては、今思えば全く別路線な車ですが、中身を見ずにスタイルだけで選んでいましたからね〜。今でも振り返るくらい好きな車です!
冒頭で“どんなタイプ”なんて話をしましたが、プレリュードを買っていれば、それはそれで別路線に目覚めていたかもしれませんね(^^;)
本命はEK9だったのですが、当時からすでに高価な車でした。今ほどでないにしても…
先輩の車を格安で譲ってもらうっていう手もあったのですが、そんな話は昼も夜も部室に入り浸って先輩に媚びを売る下宿勢達に流れていきました(笑)
そして、しばらくして見つけたのが今のDC2。
兵庫県神戸市の某ショップで、goonetでちょくちょく見ていると値下げされたようで、親に運転して連れて行ってもらいました。
飛び込みだったのですが親切に対応してもらい、暖気が終わったタイミングで横乗りで試乗させてもらいました。
お客さん共々ショップの方もサーキット通いで走り慣れされている様子で、私から何も言わなくてもVTECにぶち込んでもらいました。
…やはり速かったです。ドンガラな先輩達の車に全く引けを取らず。
後日、納車後に先輩達を乗せる機会も何度かあり、『縦が速い』と言われることが多く、“当たりエンジン”だったようです。
親と話を聞きながら見積もりを作ってもらい、その場で契約することに。
私が幼い頃からの車好きであると親が一番知っていたので何も拒まれることはなく、私は私で車の維持のことなんか何も知らなかったので、そこまで深く考えずに契約したような気がします(笑)
帰りに父親から、『10万負担するから、たまに運転させてや』と言われましたが、全然運転してないような。
まぁ私が余計な改造したからでしょうね(´∀`;)
ちなみに、DC2の横にシルバーのDB8、それも96スペックが在庫していたのですが、買い手は見つかったのでしょうかね…
納車時はピカピカの新車と見紛うような状態に洗車されて、キャリアカーで運ばれてきました。
その当時の写真が無いのが悔しい(T_T)
保険の絡みで数日間運転できなかったので、数時間くらい運転席に座ってはボ〜っとしてた記憶があります。
納車数カ月後にクラッチ周りの故障と摩耗が併発し、ショップの保証が効かないかないことから近場のディーラーで治してもらって以降世話にならないままでしたが、今はすっかり別路線なショップになってしまったようです(-_-;)
近くのワインディングに繰り出したり、これまで行けなかったところへ買い物に行けたりと、活動範囲は大幅に広がりました。
しばらくは綺麗さをアイデンティティとして乗ろうとしていましたが、やはり素人カスタムでくたびれていきましたね(^^;)
けれども、なんとか無事故は貫いています…
慣れた頃に一度、ワインディングでタコ踊りして心臓破裂しそうでしたが(笑)
単にジムカーナとかのスポーツドライブに留まらず、シビック譲りの実用性で色んなシーンで活躍してくれました。
その中で、実用性があるのは嬉しい一方…
『もっと天井が低ければ空気抵抗を減らせるのにな〜』
『後部座席が無ければ軽いのにな〜』
『パワステが無ければ軽くもなるしパワーロスも無いのにな〜』
『ミッドシップだったら、無理なく車体剛性出せるんだろうな〜』
『室内が狭ければ、太いタイヤが履けるのにな〜』
と、自分はもっとスポーツ寄りに振り切った車を求めてるんじゃないの?とも気付かされました。
ただの無い物ねだりの積み重ねなのかもしれませんが(笑)
これらの要求が出たからこそ、インテグラとは似て非なる路線のエキシージに辿り着いたんだろうなと思います。
(似て非ならず、おんなじやんと思われていることは百も承知(笑))
もし、初の愛車が冒頭のS2000、もしくは似たパッケージのMR2とかMR-Sだと、全然違う状況になっていたかもしれません。
…まるでインテグラに不満があるのような書き方ですが、全くそんなつもりは無く、そもそもインテグラに乗ったから、スポーツカーの楽しさに気付けたわけですからね(^^)
ただ、プライドだけはいっちょ前な人間なもので、背伸びしまくった次第です(笑)
先日はインテグラで初めてサーキットを走りましたが、セッティングとドライバーの腕さえ整えば、欧州のライトウェイトスポーツカー相手に余裕で戦える車です。まだまだ現役!
走行距離にして16万km目前、登録から25年を超え、故障リスクと盗難リスクのダブルパンチが効きますが、数年前からの“最後は動態保存”の方針は変わりません。
いずれはEVとかFCVで自動運転、果ては空飛ぶ車の時代が来ようとも、ガソリンエンジンのスポーツカーが熱かった時代の1台として後世にアピールすることが夢であり、使命のようにも感じています。
NA1型NSXだとかR33スカイライン、80スープラが現役バリバリで活躍しているところを見て車が好きになりましたので、この世代の車達には特別な思いがあります。
動態保存とか大それたこと言う割にはマウントとかサスをアホみたいに硬くしたり、サーキット走行とかにもガンガン使っちゃってますが、エキシージが来てくれたことで役割分担ができ、多少は負担をかけることも減らしていけそうに感じます。
今はどうか、“ガソリン車税”とか、“ガソリン価格の意図的な締め上げ”とかが施行されないことを祈る日々です(゜゜;
インテグラよ、これからもよろしく!