サプライズサプライズ スートル サンプルレビュー①到着と投入
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
ディーゼル添加剤を取り扱っておられるサプライズサプライズさんが、先月末に新製品であるDPFクリーナーのサンプルモニター募集をされておられました。
同社の添加剤は既に使っており調子がいいのと、何かにつけ懸念になりがちなDPFの再生促進剤ということで興味があったので応募したところ、今週頭に到着しました。
商品名はスートル。スス(Soot)を取るからスートル、なのだそうで。
殺虫剤とかもそうですが、こういう小●製薬的なダジャレっぽいネーミングセンス、嫌いじゃないです(何)
2
サンプル容量は100ml。分量は100lの燃料に対し100mlだそうなので、51lタンクのアクセラだとほぼ2回分って事ですね。
計量ボトルが付属してきたので、約50㏄を計量・添加の上近所のGSで満タン給油して試用開始です。
3
さて、投入はしましたが実のところ、DPF再生が促進してる…なんてのを体感できる人間センサーみたいな人はまずいないわけで、数字で見ないことには判りません(;'∀')
ということでここはスマホアプリ「Torque」の力を借りることにします。
画像は私が普段適当に並べてるメーターです。欲しいデータだけ見られればいいと、綺麗に並べる気がないので見にくいのはご愛敬。
今回の試用で関係してくる項目は以下の通り。
・DPF REG DIS(DPF再生距離)…前回DPF再生終了から今回DPF再生終了までの距離。マップ弄っちゃってるうちの車の場合だと最高で260km前後、最低で160km前後。ここ最近で千葉市街街乗りのストップアンドゴーだけだと170-180km近辺という感じ。多分平均から見ると余りいい数字ではないですね。
・DPF REG DIS AVE(DPF再生距離平均)…過去再生における距離の平均値。サンプル試用中の2回か3回の再生分で著しく伸びるとは思いませんが、一応注視。
・EGTBB1S3(排ガス温度 バンク1・3番センサ)…排気温度センサー。いくつかあるのでどれがDPF流入前のやつか判らんのですがとりあえず一つ抽出。
・DPF PM GEN(DPF内PM生成量)…DPFの煤の溜まり具合。うちの車だとこの数字が6.0g/lになると再生が始まります。
4
で、今回の添加剤がどうDPFに効くかというと、要は煤を燃やすのに必要な温度域をすっぴん軽油の性状を変えそれより引き下げる事で、再生温度域に入らずとも日常走行領域の排気温度でそれなりに燃える、ないしは煤が生成しにくくなることで結果的にDPF再生の間隔を伸ばし、DPF寿命の向上に繋がる…という事のようです。
図はサプライズサプライズ様のHPより引用させていただいた、スートル投入の有無によるPM燃焼温度域の違いです。確かに温度域が低温にずれた形になるんですねぇ。
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ただ現時点でちょいと疑問なのが、おそらく汎用的に見ておいしい温度域になっているのであろうこのスートルの調整温度域がうちのエンジンにあってるの?という点でして。
3番目に挙げた画像は市街地を普通にストップアンドゴーしてるときの数値ですが、うちの車の場合排気温度は通常200~250度。少々出足で気張ったり、制限なし幹線道路で流れに乗って巡航とかになってやっと320度そこそこであり、スートルのおいしい温度域にはまず入りません。ベタ踏みだったり回転上げ気味で峠とか上ってやっと420とかだし。
加えてこちらの画像はDPF再生中の一時停止時のものですが、再生時の排気温はピークで620~630度。通常の軽油であれば燃える域ですが、4の図を見る限り逆にここは燃えにくくなっちゃってるわけで。
平常時の排気温度がもう少し高い車ならまだしも、うちのだと通常時は恩恵にあずかれる温度域に到達せず、一方で再生温度域では燃えにくくなって逆に再生時間が伸びたりしちゃうんでは?という疑問がチラホラ。
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とはいえ、まだ入れたばかりですので…ここからもう一回分(給油ごとに入れた軽油に合うように添加して、タンク1杯おかわり分)継続して使ってみて、その間なるべくDPFをモニタリングして様子を見てみることにします。
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