アバルトとアルピーヌ

現在所有の車は、アバルトとアルピーヌの2台です(貸し出し中を除く)

何方も、ラテン系の車。

アルピーヌが納車されてから、約200㌔乗りました。

購入時、アバルトでディーラーに見に行きました。

試乗は、購入した車とGTの2台。

何方も、乗り味は同じでした。

その時は、しなやかに感じた足廻りもそうでは無い事が分かりました。

多分、アバルトが硬い為だと思います。

アバルトですが、街中では意外と乗れます。

足り周りの方さを感じますが、苦にならない程度です。

ですが、高速道路だと違います。

ある程度速度を上げると、継ぎ目等で飛びます。

これは、バネ下重量が重い為、ショックで吸収できず、底打ちし跳ね上がります。

ホイールは純正の鋳造アルミホイールです。

鍛造アルミホイールに変更すれば、良くなると思いますが、街中では辛くなりそうです。

一方アルピーヌですが、街中でも高速でも快適です。

しなやかに感じた足も、そうでは無いようです。

感じは、981ケイマンGTSによく似ています。

私が所有した981ケイマンGTSは、スポーツシャシーの為、PASMが付いていませんでした。

なので、何方も減衰力が変わらない仕様です。

感じとしては、硬くもなく、柔らかくも無い感じです。

違いは、バネ下重量がケイマンの方が重く、アルピーヌは鍛造アルミホイールの為軽いはずです。

停止時からフル加速では、ケイマンでは車重及びトルクがアルピーヌより有るので、フロントが浮き空を向く感触が有るのですが、アルピーヌではそのような感じは有りません。

ハンドリングはアルピーヌの方がシャープです。

パワステの状態もケイマンよりアルピーヌの方が軽い。

ですが、癖が有ります。

ケイマンもアルピーヌもコーナリング時ややロールするタイプです。

高速道路でスタリング動作は、ケイマンはアンダーステアからオーバーステアに変わっていく感じです。

詰まり、クリップからリアが滑りだします。

この辺は、非常に乗りやすく楽しくなります。

アルピーヌの方は、少し違います。

ステアリングを切った瞬間、一瞬ですが、フロントタイヤのグリップが失われる様な感じで、滑った感が有ります。

ですが、瞬時にロールしフロントタイヤを押さえるのか、一気にインに向きます。

アバルトの様に、アンダーステアの強い車に慣れていると、ステリングを切り過ぎるかも知れません。

気になったので、この辺り、ディーラーに聞いてみました。

アルピーヌの純正タイヤは、MICHELIN Pilot Sport 4 です。

ですが、市販のMICHELIN Pilot Sport 4より、横のグリップ力をわざと落としていて、アンダーステアを出す仕様だそうです。

なので、試しにトラックモードにしてみました。

これは、楽しいです。

コーナリング時、アクセルオフでリアが滑りだす感じで、アクセルオンでアンダーステア気味になります。

一般道では、ノーマルモード、スポーツモードの何方でもいい様な感じです。

余り差は感じません。

バブリング音が欲しい時は、スポーツモードで、静かに運転したい時は、ノーマルモードと切り替えればと思います。

尚、エギゾーストサウンドはエンジン始動時を含め、スポーツモードでもケイマンより静かです。

但し、アルピーヌのスポーツモードでのアイドリングは1000回転、ノーマルモードの800回転より上がります。

ポルシェ911が、高級路線になった今、純GTカーはケイマン、ボクスターのみかと。

そう考えると、アルピーヌは有りです。

これはもう、ポルシェかアルピーヌか、好みの問題です。

今まで興味が無かったフランス車、新車で買えるのはGTSとRだけで、残り僅か。

もっと早くに、買っていればと、後悔。