2022年08月28日
最近何かと話題の電気自動車。
流行り物がなんとなく気になる私。
日産本社でアリアB6に試乗してみたり、エクストレイルe-4ORCEに試乗してみたりで、フルモーター駆動のパワー感に惚れてしまい、次はEVに挑戦してみようかなぁなんて妄想しています。
他方、電気自動車で何が心配かって「長距離ドライブ」に尽きます。
私の車の使い方は下記のとおりです。
▶年間走行距離;約1万5千キロ ほぼすべてプライベートユース
▶長距離ドライブ;年間2回程度実家帰省(片道650km程度)
年間2回程度長距離旅行(1,000km級)
休日の頻繁な日帰りドライブ(300km程度)
▶自宅充電設備;なし💦
こんな使い方をする私にとって
航続距離って足りるの??
充電器って足りるの??
この辺がイマイチぴんと来ない。
そこで実家から神奈川への移動を活用し
電気自動車購入検討(妄想)の第一歩として
「電気自動車で快適に帰省できそうか」を半分実験/半分空想してみました。
実験条件
▶実家(四国)→我が家(神奈川)の650kmをレヴォーグで、バッテリー残量+充電量+航続距離を計算しながら移動する
▶充電機の出力はフルに出る前提
▶充電待ちは実際に待機する
▶充電及び待ち時間中、EVスペースには車を入れず、別の駐車枠に止める
▶車は【日産アリア B6 66kwh】と仮定
▶電費は6.0km/1kwhと仮定 (実際は高速でも6.5~7.0強位走るっぽいですが、ちょっと辛めに)
▶勾配による電費の良化悪化は考慮せず
▶日産のZESP3会員前提として、充電は10分単位
まず結論ですが「便利ではない」が「割と何とかなる」でした。
以降結果の詳細です。充電回数は全部で4回です。
【スタート時点】
90%充電済と仮定…航続可能距離359km
出発は15時頃でした。四国から大鳴門橋を渡って淡路島を北上します。
【1回目の充電】
淡路SA 10分充電+55km…充電後航続可能距離310km
トイレがしたくなったので、ついでに10分だけ充電。
充電器は2機とも空いていました。
充電器の出力が56kwh×1/6時間(10分)=9.3kwh充電できたと計算すると
9.3kwh×6.0km/1kwh=+55kmの計算です。
ここから明石海峡大橋を渡って、三木JCTから中国道に入り、名神に入って滋賀へ抜けました。ところどころ渋滞していましたが、そんなに酷い混雑もなく東へ進みます。
【2回目の充電】
草津SA 10分充電+44km…充電後航続可能距離237km
再びトイレがしたくなったので、ついでに10分充電。
事前に草津は90kwhのハイスペック充電器が2機あることを調べており、それが使える気満々でしたが、いざ到着すると、テスラとリーフが既に充電中でした。
仕方なく、半分程度の性能の44kwh急速充電器1機の方に移動すると、そちらは空いていました。
が、私が到着して30秒後にリーフが到着。
もし私が本当にEVに乗っていたら、後続のリーフは充電待ちか、次のSAまで走ることになったと思います。シビアな世界・・・
いずれにせよ、私自身は待ち時間なしで、44kwh×1/6時間×6.0km/kwh=+44kmの充電となりました。
ここから新名神~伊勢湾岸道を進みます。
が、三重県と愛知県は相対的に充電器が少ない様子。
各SAの設置は基本1機です。さっきの草津SAが混んでいたのも納得。
新名神、新しいから充電インフラも充実していると思い込んでいました。
【3回目の充電】
刈谷SA30分充電+132km…充電後航続可能距離253km
丁度19時ごろ、おなかが空いて来たので、刈谷によりました。
さて充電器の様子を・・・って、あ~~リーフが止まってる。。。
充電器のメーターを見ると、充電時間はあと15分。待っているとオーナーさんが戻ってきてリーフを出庫。そこから充電開始と仮定しました。
30分待ち自体はあっという間で、名古屋コーチン丼食べて、トイレして、ドリンク買ってたら、たちまち時間です。
充電結果は計算上、44kwh×3/6時間×6.0km/kwh=+132kmです。
ここでこれがもし草津の90kwh充電器なら、一気に250kmくらいは充電できたのかと思うと、ちょっと惜しく感じるわけです。ノンストップで神奈川まで帰られますし。
さて、ここから伊勢湾岸道を抜けて東名に入ります。
新東名には高性能の充電器があるようですが、私はちょっとクネクネしている東名の方が走っている感があって好きなので、大体東名を通ります。
平均車速が低い方が燃費も伸びますしね。
【4回目の充電】
日本坂PA 30分充電+168km…航続可能距離278km
トイレがしたくなったので、日本坂に入りました。時間は21時頃だったかと。
2機ある充電器の内1機はリーフが使用中だったような?いずれにせよ、待ちはしませんでした。
10分くらい充電すれば、なんとか家には帰られそうですが、私がそもそも疲れちゃってたので、のんびり30分・・・いや60分休みました。爆
ただ充電は30分ルールのようなものがあるようなので
56kwh×3/6時間×6.0km/kwh=+168kmと計算しました。
そこからはプラプラ東名を走り続け 23時30分過ぎ。
【横浜町田IC通過時点で、航続可能距離距離124km】
となりました。
今回は机上の空論なので、実際は充電が思ったより入らないとか
逆に思ったより電費が伸びたとか、色々あるんだろうなと思いますが
予想通り
▶充電待ちが結構シビアできつい
という面もあるものの
▶航続距離はアリアの400kmで十分そう
▶トイレ休憩ついでのちょい足しちょい足しが結構効く
と言った点から、いざ乗り出すと案外なんとかなりそうだなぁ、というのが率直な感想です。
で、課題の充電待ち、わざわざSAに入らずとも、状況を確認できる便利なツールがないかと調べると、日産コネクトから見えるらしい。
これさえあれば、今日の刈谷みたいな出来事に遭遇する可能性は減らせそうです。
結果、私がEVを買うとしたら
▶カタログ航続距離が400km以上
▶LKAS等の運転支援装置
▶大人4人で1泊旅行が可能な積載性
▶運転して楽しい車
が条件となり
候補は下記2車種となりました。
①日産 リーフ e+ AUTECH
②日産 アリア B6 e-4ORCE
ソルテラはデザインが好みではない点、bZ4Xは保有できない点で却下です。
アリアはカッコいいのですが、お値段がなかなか・・・。
リーフは結構好みですが、バッテリー冷却システムがついていないのが心配なのと、もうデビューして5年。モデルサイクル的に新型が出そうな気もします。
いずれにせよ、レヴォーグはすごく気に入っているので、まだまだ大切に乗りますが
インフラさえ何とかなれば、案外EVも実用的なんだなぁと感じたのでした。
Posted at 2022/08/28 23:58:31 | |
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