ルームランプのLED換装と増設

208にはルームランプが天井の前部にしかありません。上位グレードではルームランプのユニット内にマップランプが追加されてはいるものの、天井中心部や後部にルームランプは設置されていないので、ドアを開けた際にはT10の電球1つが室内を照らすだけです。

シトロエンC5は天井の前後、クライスラーイプシロンでは天井の前部と後席左右にルームランプがあり、従来の電球でも充分な明るさでした。しかし前部1灯のみの208、これではちょっと暗い。特に後席は前席の陰になってしまいます。

みんカラの208オーナーの方もそれは感じているようで、ランプをLEDにした事例があります。今回はそれらを参考にして、自分なりにLED化してみました。

まずは天井前部のルームランプを明るくすること。T10の電球をLED化します。
ルームランプのユニットはT10の電球を反射板が包み込むような形状になっているので、換装するLEDは多方向に光が拡散するタイプの方が明るくて見栄えも良いようです。

購入したLEDはT10-5SMDというタイプ。上部で1か所、側面で4か所発光するので電球に近い光り方をします。ユニットをバラし、電球を差し替えて出来上がり。

LEDは2個セットで販売されていたので1個余ります（高価だから本当は1個だけで良いのに・・・）。

そこで、ラゲッジルームランプも差し替え。元のままでも不足はありませんでしたが、替えたらとても明るい！

前述の2か所はただ球を入れ替えるだけですぐ終わりますが、今回の作業の本番はここから。

ルームランプの増設にちょうど良い、3連フラットLEDと専用のレンズカバーを取り付けます。

208 Styleの内装色、Bピラーと天井はオフホワイトのような色合いです。
取付場所は右側Bピラー上部にしたので、レンズカバーが黒い枠だと取って付けた感ありあり。

ささやかなモディファイとして、枠を白く塗りました。塗料は100均で購入。適当にスプレーしといたので、ツヤとかムラとか気にしてません。

そして次の作業は電源を確保すること。
みんカラの方々はしっかりとヒューズから電源を取ったりしていますが、自分は安直にルームランプの基板に電線をハンダ付けし、ルーフのモールに電線を這わせて済ませました。

この基板から電源を取れば、増設するLEDは本来のルームランプと同じ点滅動作になりますし、当然、ドアの開閉と同期するので何ら支障は無いはずです。

取付場所は右のBピラー上部で、気持ち後ろ側。“AIRBAG”の文字が隠れない位置にしておきました。

付属の両面テープで貼るだけ。裏側にも少し光が漏れてますが気にしません。やはり枠は白く塗っておいて良かったかな。

LEDはさすが明るい。後席もバッチリ。右横だけの増設でも光量は充分。

ドレスアップの点で見れば、左のBピラーにもLEDがあればバランスが取れるし、フットランプもあれば美しいのでしょう（Styleのグレードにフットランプはありません）。また、ライセンスランプの換装も簡単そうです。

でも、今回はルームランプを前後で明るくしたかっただけですので、LED化は当面、これで完了。最低限の手間で達成出来たと思います。