昼下がりの激闘

先日のとある昼下がりの出来事である。

某通りにて後方から「ガォーンガォーン、ガォォ～～ン」

と大型肉食獣だけが持つけたたましい音が聞こえてきました。

ちなみに小型肉食獣は「にゃーん、にゃーん」です。

敢えて私は後ろを振り返らず横に並ぶまでその姿を確認するのをやめました。

V12フェラーリか、それともグランツーリズモあたりかっ？！

するとそこへ奴がぬっと姿を現しました・・・

んっっ！ ア、アヴェンタドール！！

そう、その大型肉食獣は漆黒のアヴェンタドールでした！！
※牛は草食ですが、このシーンでは肉食も肉食のティラノ位でお願いします。

よーし、相手にとって不足なし！！

いくぞ――！ ふるえるぞハート！燃えつきるほどヒート！！

最初から最終兵器、スクランブルブースト３キロ全開だ！！

両者一歩も譲らず激しいデットヒート！

どれだけの時が流れた事だろう・・・

意識が薄れかけたその時、ふと気が付くと奴の姿は見えません・・・

「俺は負けたのか・・・」

「くっそー。相手がアヴェンタなら仕方ない。しかし逆にすがすがしい気分だ。ありがとよ！ アヴェンタ。」

よし、家まであと１５分程だ。 頑張って歩くぞ！

「えっ？ 歩く？？」


おっと、言い忘れてましたが私は徒歩ですがね！

渋滞にハマったアヴェンタと徒歩の私が激しくデットヒート！


まぁ、これと言ったオチは御座いませんが、実話なので勘弁してください。