週一ポルシェのブログ一覧

今日、隣から同僚の話し声が聞こえてきた。「卑しい話で申し訳ないんですけど、この前出願が決まった特許の賞金はいつ振り込まれるんでしょうか？」と特許申請担当者に聞いてるのだった。普通、特許を一本書くと社員には賞金がもらえる。金額は会社によって様々だろうが、大抵は数万円～数10万円くらいを、その内容に応じて受け取ると思う。

自分が驚いたのは「卑しい話で…」と同僚が切り出した部分だ。ちょうど「日本の司法は腐ってる」と言い放った中村教授のノーベル賞受賞が決まったばかりだったから何とタイムリーな内容だろう。もしかしたら、同僚には中村教授のことが頭にあったからこそ、そのように切り出したのかもしれないが。

お金の話を人前では話さないことが美徳という考えが、日本にはあるように思える。「カネ」には何とも生々しい響きを感じる。さらに、研究者のステレオタイプとして「自分の世界に没頭していて他の事には何も関心がない」というのがあるだろうから（実際にそういう人もたくさんいる）、中村教授の場合には余計ギャップがあってああいう親しみを持てないキャラになっているのだろう。

そうは言っても、本当に収益を出せる発明を考えるのはものすごく難しい。一本でも特大ホームランを打った人はスーパーヒーローだ。会社が儲かった分から幾ばくかのカネをもらうのは当然という気持ちも分からないでもない。

（画像出典：http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20050112/100482/nakamura.jpg）

自分は洗車が大好きで、毎週必ず洗車するのは当然のこと、雨が降っても屋根の下で洗う変な奴だ。夏は洗車していると蚊が寄ってくるので、蚊取り線香を車の周りに結界のごとく４か所配置して蚊を寄せ付けないようにしている。しかも、蚊取り線香の内側と外側から火をつけるので煙の量はそれぞれ倍だ。近所の人は自分を変な奴だと思っているに違いない。以前、女性に「趣味は何ですか？」と聞かれて、ついついとっさに「洗車です」と答えたら、「それは趣味にはならないですよ」と笑われたことがある。

洗車すると細かな傷がつくのは分かっていても、ぱっと見てツルっとしているのが気持ち良い。綺麗にすることで古くなって何の花もない車でも愛着が湧いてくる。誰にポンコツと言われようが俺はコイツが好きなんだ、と主張している気分になる。また、見る人が見れば大事にしているのがすぐに分かるので、駐車時なんかもそういう人からは注意してもらえるんじゃないかと思っている。

そんな洗車好きな自分なのだけど、カレラは週一ペースでしか乗らないこともあって、ボディはほとんど汚れず、また洗車すると傷がつくことは分かっているから勿体なくて、まだ一度しか洗車していない。厄介なのはホイールだ。４、５時間走っただけで、全体的にうっすらと灰色になる。そのままにしておくのも気が気でないので、毎週ホイールだけは綺麗に洗うことにしている。

ホイールが汚れ易いことは想像できたわけで、オプションで「プラチナ塗装仕上げホイール（シルクグロス）」にしようか結構悩んだが、強めに光を反射するもともとのホイールの質感が好きで結局オプションは付けなかった。日々乗る人にはお薦めのオプションかもしれない。