雨月のブログ一覧

19日はぷらっとしぞーかへ行ってきました！

旦那が焼津までやって来る愛知の友達かみやんさんに、ブツを引き渡すとのこと。
一緒に付いてって、観光もしてきちゃいました。

早めに家を出たので渋滞も無くスムーズにしぞ〜かin。
まずは第一目的地、大崩海岸へ。

そう、↓これを見に来たんです。


拡大。


海に向かって旧東海道本線のトンネルポータルが、どかーん！と落ちております。
波に洗われて、レンガ色が綺麗♪
旦那曰く、「南の親不知」。言い得て妙。
もっと近づいて、見たかったけど、そこまでの道のりがホントに崖っぷちで体力に自信の無い私的には、パス。

で、このすぐ近くにあるのは、旧国道150号の石部洞門と石部海上橋。

写真左側、崖下を走るこの道は、崖崩れによってすっかり廃道。「大崩」とはよく言ったものです…
この危険な区間を迂回するために作られたのが、右の海上橋。
今や立派なトンネルがもっと内地に出来て、この道も旧道なんだけど、スゴい事を考えたものです…

ちなみに旦那は以前、夜に台風近づく暴風雨の中、荒波がザッバンザッバン乗り上げるこの海上橋を、VSで渡った猛者です。（危）


さて、廃物見学を終えて、待ち合わせの時間までまだ時間があったので、三保の松原へ。

あ〜、浜辺に居ても暑くない季節になったね、ママン…（誰？）

暫し波と戯る。めぼしいものはあまり落ちてなかった…（＞＜）

と、駐車場脇の売店にアンコスキーの旦那の魂を揺さぶるブツ「あっぱれどらやき」発見！早速購入。

あんこ、大杉ですやん…(￣□￣;
あっぱれというより、ハラキリ的な、ぼりうむ。

甘さ控えめって話だったけど、こんだけあんこなんだから、まだ控えめでも良いと思いました。

つづく。

先日、旦那と二人でご近所の京王線の廃線跡を巡ってみました。

大正天皇が眠る（今は昭和天皇も）多摩御陵（現武蔵野陵）に参拝する人々を当て込んで、戦中までは京王線には北野駅を起点に御陵前駅まで「御稜線」という路線が通っていました。（S6年開業）
戦時中、不要不急路線ってことで休止になり、そのまま戦後を迎えて廃線となったとか…。廃線区間は山田駅から武蔵横山駅、御陵前駅までの2駅間。現在、北野駅から山田駅の区間は、高尾線口駅まで伸展されて京王高尾線として運用されています。
今回は御陵前駅から今も残る山田駅方面へ徒歩でたどります。

多摩御陵付近を出発して、こんなルートで気がつけば家を出て6km以上歩いてた計算に…(^^;
マップ内をストリートビューでたどると、わしらが訪ねた風景を追体験していただけますよ〜


この辺りの町並みが怪しいよね〜と言いながら、歩いて行くと…
出た！謎のコンクリート塊！！
これが橋脚跡なんですが、これだけ堅固なものなら壊すのも大変でしょうな…
住宅地にめり込んでいます(^^;


10mほど進むとさらにもう一つ。2階建ての家にも匹敵するこのデカさ。建造後約80年経ってもどっしり構えてます。


反対南浅川方向から。こんな位置関係。住宅街にひっそりと言うには大きすぎる存在感で、並んでいます。


すぐに南浅川に到達するのですが、こちらの川には跡らしきものは残されておらず…
反対側に渡ると、駐車場内に壊すのに大変だったろうな…という感じで橋脚の根元のコンクリート跡が残されています。

無防備な鳩を見ながら、しばし休憩。
パワー充電して、国道20号を渡り、JR中央線をくぐって現在使われている京王線まで行って見る事に。


いつもクルマで通ってた道が、実は廃線跡だったと知って、ちょっと不思議な気分です。
旦那曰く、少し前まで20号の交差点の接続も、廃線跡なりの形をしていた、とのこと。
中央線をくぐる架道橋建設工事と一緒に接続も変わったみたいです。
現路線との交差地点で列車の通過を見ていたら、「おお！車両の横からじゃなく正面が見える。ということは、こっち向きに線路が敷かれてたんだな…」と旦那。なるほど〜そう見ますか！さすが鉄風味、着眼点がわしとは、ちなう。

駅の跡は皆無、おお！というものは橋脚跡くらいしか無いですが、こんな身近にあったんですな〜、廃線跡。ちょっと疲れたけど、なかなかに楽しい散歩でした。

ちなみに国鉄には浅川駅（現高尾駅）の一つ東京寄りに、東浅川駅という駅がありましたが、こちらは皇室専用（現在は廃止）。こちらも見に行かねば。

ぐるっと回って帰って来たら、旦那が買い物に行きたいと申したので、一緒に町田までついて行く事に。
夕飯タイムになったので、目に入った「町田大勝軒」に。
つけ麺で有名な池袋大勝軒の暖簾分けのお店だ〜☆一度食べてみたかった！と、入ってみました。

左は旦那の頼んだ醤油チャーシューメン。右がつけ麺全部乗せ。
つけ麺は、全然油断して全部乗せにしたら、「並」の麺の量が大変な大盛りでしたよ！多分3人前（汗）
良かった、調子こいて「中」盛りとかにしなくて…
周りのお客の中にも、野菜たっぷりとんこつを頼んだどうみても普通の女子が、あまりの大盛りっぷりに彼氏に助けを求めてたという…（汗）てか「二郎」リスペクトな大勝軒って…（大汗）
かく言うわしですら、食べきれず、旦那に応援要請。思わぬ所で負け戦（爆）

いっぱい歩いてダイエットになったかな？と思ったのもつかの間、どう考えても「むしろプラ〜ス」な事になった夕飯でした…

実家からの帰り、平日ならば一般道で経費節約。
いつも通り、国道20号を使って自宅へ。

途中、いつも混んでいる「ドライブイン国界」でラーメンをいただいてみようと思っていたが、おかあの買い物付き合ってから実家出たら、お昼ジャストミートですでに大混雑。(´Д`|||)
なのでスルーして別を当たってみる。

道の駅白州より少し長野よりにある「ソーセージの店フランク」へ寄って見ることに。20号沿いに小さな看板が出てて、気になってたのよね〜☆
…って定休日ですか…orz

がっかりしたので目の前の釜無川とそびえ立つ崖をたどってみる事に。
この県境から韮崎あたりまでの穴ぼこだらけの崖、穴スキーとしてはこれも気になってたんだよね〜

崖に近づくと、泥や砂に混じって大小の岩がめり込んでるように見える…
穴は、でかい岩がこの柔らかそうな地層から落ちたり、深い切れ込みは浸食して出来たものなのかな…？

調べてみたら（ネットって便利だな！）、約20万年前の八ヶ岳（阿弥陀岳）の噴火で、山体が崩落して（なだれて）作られた「韮崎岩屑流（がんせつりゅう）」と呼ばれるものだとか…Σ(･口･)
こちらの地図を見ると流れ出て来たのが良く分かります…山が流れて来るって…（滝汗）
だからもろそうな地層だったのか…

長年の疑問が解けてすっきり。そのまま20号に戻るのもつまらないので、崖沿いに細い道を行くと、を？！水力発電所だ！古いコンクリの建物が結構好きなんだよね〜
って、ここ立て直したばかりなのかプレハブチック…（涙）ちょっと興がそがれますな…(´Д｀)

と、ちょっとがっかりしながら少し行くと、続いて現れた「釜無川第二発電所取水口」なる場所はこれ、いいんでないの？！(^Д^*)
大正15年竣工の水路式発電所とか。いい感じの石組みっぷりです☆


取水の為の堰も、石組み。長年の水流で表面が滑らかになって、キラキラ光ってます。恐るべし、水の力！！降りてみたいけど、危険すぎる〜（汗）
山国の峡谷育ちのわしに取って、発電所＝ダムってイメージだったので、こんなに高低差の少ない取水口ってなんか不思議〜

全景。廃なものでは無いけど、こういう古いもの大好き。この頃、石垣にすら萌える始末。誰かどうにかしてください（笑）この辺、古い集落があって、いい感じな石造建築物や石像がいっぱいで、たまりませんでした。


昼飯は結局おかんが持たせてくれた、んまいパンで終わったけど、思いがけない古いもの収穫にホックホクでした(^^)

旦那の本日のメインディッシュが佐久間レールパークなら、わしのメインディッシュは廃線を拝みに行く事…（うふ☆）
飯田線自体はもちろん廃線なんかじゃありませんが、佐久間ダム建設の為に水没した区間があるんですよ…そこが見たくての北上です。


そうそう佐久間レールパークに行く途中国道152号沿いで見つけた「背尻の段々茶畑」。
稲作もままならない谷深い山奥で、少しでも収入を増やそうとした人々の意地が感じられる棚田です。写真では分かりづらいですが、小さな石を積み上げた野積で法面が作られたその場所は、ものすごく急でそして小さい。小さな索道も付けられてました。


同じく152号の途中にある「秋葉ダム」。このダムを通過する時にくぐるトンネルは、ダムの上の道へと続くトンネル内トンネルがあるんですよ！
オフや何かで何回となく152号は使った事があるんだけど、いつも通って良いものか迷って通った事無かったので、旦那に無理言って通ってもらいました。

うーん、なんか不思議…(^^;　通ってしまえばそれまで、しかも渡った所ですれ違いも困難な険道が待ってるだけ…てかその先の温泉施設くらいまでは道直して欲しかったかも…(^^;　写真はダム側からトンネルへ戻るところ。よく見るとトンネル内が二股に分かれてます。分かります？


なかなかに見所の多い国道152号＆各県の県道1号ですが、いよいよお目当ての廃トンネルへ…

あった〜！
スゴい〜！本当に沈んでるよ！うふふ〜(^〜^*)なんか感動〜！！
佐久間ダムの竣工とともに沈んだ大嵐〜佐久間区間のトンネル。冬から春先の渇水期にはもっと下の方まで見れるそうです。
下が拡大図。

別のトンネル。コンクリート製でなんかとても新しく見えるので、もったいないなあ…なんて思ってみてましたが、調べてみるとこれらのトンネルは昭和11年頃の竣工。約70年前のものです。で、廃止されたのが昭和30年頃。20年程度しか使われてなかったんですなあ…
てか水没してからの歴史の方が長くなってますな…

ふとコンクリート製のトンネルっていつ頃から作られたのかな？と思ったんです。どうもはっきりはしてないみたいですが、だいたい大正の中頃らしい。まあレンガ造りのトンネルに出会ったなら明治、コンクリなら昭和って感じでしょうか？

水没区間を過ぎて、次は地上の廃トンネル「旧夏焼トンネル」へ。
奥に見えるポータルが「旧夏焼トンネル」。こちらは自動車道として、現在も使われてますが…道幅が車一台分しかありません。トンネル区間の約1km、すれ違う事が出来ないので、もし対向車が来たらヒヤヒヤもんです。しかも大嵐駅から下ってますので見通しが悪い。さらに、トンネル出た先はまさに先ほどの水没区間。雨で増水してたらそのまま水の中に…なんてこともあるので注意！なんて看板出てました…こえぇ〜（汗）

新しい大嵐（おおぞれ）駅（奥）と廃止された大嵐駅のホーム跡（手前）。

廃線を楽しんだ後は飯田線の名物秘境駅「小和田駅」。車では行き着く事の出来ない場所にあります。
皇太子妃・雅子様（旧姓小和田さん）ご成婚の時には大人気だったのが記憶に新しい所です。こちらは調度電車が通過してる所が見られました！(/^^)/ラッキ〜

後は対岸に見える飯田線の秘境っぷりを堪能しながら、さらに北へ車を進めると…

ぬおっ？！廃線？！
平岡駅より少し豊橋よりにこつ然と現れた廃線の橋脚と鉄橋。
国道418号に隣接しており、精心滝を見学する為の駐車スペースもあって、ゆっくり堪能できました☆

下から〜
こんなに間近で見られるなんて…スゴい…　こちらは昭和57年頃廃止。廃線となって30年ほど経過。
ここは落石危険区間ということで、すぐ近くにトンネルを掘って、そちらに付け替えたようです。てか危険区間って…今その道通って来たんですが…（汗）

先ほどの廃線跡から一つトンネルくぐった場所には、枕木も残されてました。
後で知った事ですが、実はこのすぐ先に廃線・廃墟マニアには有名な「大崩トンネル」があったそうです。
気になるトンネルに作られた苔むした窓には気づいたけど、そこがそんな有名どことは知らんかった〜。他のサイトで紹介されているそこの写真を見ると、内部はとても美しい状態だとか…いつまでもそのままで居て欲しいですね(^_^*)


いつも通りの行き当たりばっ旅でしたが、思わぬ廃線も見れてホックホクでした。
急に思いたっちゃう私の行き先変更に付き合ってくれてる旦那様に大感謝！本当にありがとう！！m(_ _)m

追記；渋滞を回避する為に諏訪で温泉につかって時間調整したら、中央高速の小仏トンネル内の車両火災にばっちり出くわしたため迂回を余儀なくされ、お帰りが月曜になったのは秘密です（疲）