超長文で目がチカチカすると思います。
個人的なメモのようなものなので、読み飛ばしてください。
2010シーズンが終わったら自分で読み返してみるつもり。
12/5、目の前で鹿島アントラーズの3連覇を決められて、今年の浦和レッズは全日程を終了しました。
リーグ6位でした。
来年の開幕まで長いオフです。
《鹿島戦に関して》
ポンテ、高原はベンチで直輝、原口がスタメン。来年の布陣に近い形なのでしょう。
前半からきっちりとしたプレスで、結構惜しい場面があったけど、やっぱり決めきれない。
後半運動量が落ちてきたところで、鹿島の速攻から興梠に押し込まれ、失点。
鹿島のほうが、悔しいけどいいサッカーをしていましたね。90分をうまく使った。
1試合だけでみれば、得点できて鹿島の3連覇は阻止できたのかもしれない。
シーズンを通じてみれば、鹿島の完成度は高かったですね。
4連覇を阻止することが、浦和を含めてほかのチームの課題でしょう。
試合終了のホイッスルと同時に、遠くのビジターエリアから割れんばかりの歓声が聞こえ、結構つらかったですが、昨年の最終節みたいな怒りはなかったです。
鹿島アントラーズの皆さん、3連覇おめでとうございます。
《oming的2009まとめ 個人的雑感》
永井、相馬の離脱、たいした補強なし、そしてチームの土台作りをしたいという新監督。
パスサッカーというか、ボールオリエンテッドなサッカースタイルを目指し、かつ、若手の育成もしたいというフィンケ監督の考えには賛同する部分も、疑問の部分もありましたが、少なくとも前年の何をやりたいのかわからない、個人プレーの寄せ集めのサッカーよりはよくなるだろうと思ってました。
今年1年は我慢の年と思っていましたが、序盤戦負けることが少なく4月、5月は首位争いをしていたので、ちょっと期待しちゃいました。
よく動く若手たちと、ベテランがうまく融合しているように見えました。今までの浦和のスタイルとまったく違うので、相手もうまく対応できなかった部分もあると思います。
夏場で運動量が落ちたのと、けが人が出たり、相手にも研究されてきたためか、パスサッカーがうまくいかなくなり、ついにはリーグ戦7連敗をしました。
7連敗というのはとんでもないことなんだが、今年の浦和はムラがありすぎた。よくない試合のときは圧倒的によくない試合でした。
アウェーで川崎に辛抱強く勝ったと思えば、翌週ホームで横浜にころっと負けちゃったり。
まだまだチームが出来上がっていないのでしょう。これ、というはっきりとした原因があるわけではないとおもうのですが。
結果6位。
しぶとく勝ち点をもぎ取った試合もいくつかありました。
逆に落とさなくてもいいような試合がいくつかありました。
大きな補強もなく、もともといた選手たちで1年を戦いました。
今だからいえますが、シーズン開始前はもう少し下の順位を覚悟していました。
シーズン終了直前まで、うまくいけばACLも、なんていっていられたのは、ある意味、運がよかったのかもしれません。
《フィンケ監督と闘莉王移籍について》
シーズン開幕前、本格派の監督がやってきた!、今年1年は辛抱だ!といっていた方が多かったのですが、7連敗をしてタイトルが1つも取れないとわかると、監督更迭だ!、闘莉王残してフィンケ切れ!と態度が変わってしまうようです。
僕はフィンケ監督擁護派ではないとおもうのですが、来シーズンもフィンケ監督が続投することには賛成です。もう1年は我慢します。
今年はうまくいかないことが多かったですが、やはりボールオリエンテッドなサッカーを目指すべきだと思います。
このためには課題が大きいですね。ミスのないきっちりしたパス回し、90分間のうちここぞというときにしっかり動けるフィジカル、チームとして全員が共通した認識・・・
ゴールデンエイジと呼ばれる高松宮杯を制したユース上がりの選手たちは荒削りながらいいプレーを見せます。もう数年で彼らが成長すると、いいチームになるかもしれません。
うまくいかないから監督を変えるのでは、選手も出て行くし、チームとしてのスタイルがいつまでたっても出来上がらない。
鹿島を3連覇させたオリベイラ監督は名将だと思うけど、それまでのブラジル監督ラインで、ある程度確立された鹿島スタイルを成熟させたから3連覇ができたのであって、仮に来年から浦和の指揮を取ったとしても優勝ができるわけではないだろうし。
チームの方向性にフィットする選手を獲得することは否定しませんし、フィットしない選手が出て行くことは仕方がないとおもっています。
ずっといた大好きな選手が出て行くのは寂しいですが(永井が出て行ったときは本当に寂しかった)、チームがうまくいかないのは困る。
闘莉王の移籍はいろいろと騒がれていますが、仮にここで監督が変わって闘莉王が残ったとしても、来年うまくいくとは思えません。
ただ、勝ちゃあいい、というものでもないと思うのです。
あまりにひどい采配だったら別だろうけど、少なくとも来年、フィンケ監督の考えるチーム作りを続け、フィットする選手を獲得し、目指すサッカーを続けること。
選手を外から引っ張ってくるんだったら、育成してないといわれそうですが、これが、監督の言う「育成」につながるのだと勝手に解釈しています。
下部組織からの選手を育てるためには、トップチームが目指すプレースタイルを実践し続けることが重要だと思います。
ガンバが育成に定評があるといわれているのは、西野監督流のスタイルを続けてきたことで、それにフィットするように努力した若手が使われるようになっているためで、これは鹿島も同じ。浦和だけじゃなくこの2チームもよそから結構強奪してきている。
育成というのは下部組織からの生え抜きばかりでサッカーをやるわけでなく、チームにフィットする選手を作り上げる過程だと思うのです。
だから、いまは監督>選手で仕方ない。
フィンケ監督は、そこまでひどい監督ではないと思うので、もう1年我慢というのはそういうわけ。
闘莉王の退団は悲しいけど、進むべき方向へ進むべき。
広島から柏木が移籍決定的と騒がれていますが(広島サポには、あれでしょうけど)、よく動くいい選手だと思いますし、監督の目指す方向性にあっているのならば賛成です。
あれもほしい、これもほしいと闇雲に出したオファーでないことを願います。
今年、制度が変わったので、(長いオフだし)Jリーグ全体としてストーブリーグが活気づくことを願ってます。
《参戦記録》
公式戦全43試合中、31試合はスタジアムで観戦。
観戦試合は16勝3分け12敗 (2009浦和の公式戦は21勝5分け17敗)
見た中で、ベストゲームというベストゲームがない、勝っても2点目取れないし。
強いてあげれば15節神戸戦かな。エジと高原の2ゴール。
あと、天皇杯初戦での山雅の敗戦がショック大きすぎ。
リーグ戦 12勝3分け10敗 (2009浦和 16勝4分け14敗)
第1節 3/7 (土) 鹿島アントラーズ 県立カシマサッカースタジアム ○ 2-0
第2節 3/14 (土) FC東京 埼玉スタジアム2002 ● 3-1
第4節 4/4 (土) 大分トリニータ 埼玉スタジアム2002 ● 1-0
第5節 4/12 (日) 名古屋グランパス 豊田スタジアム ● 0-1
第6節 4/18 (土) 京都サンガF.C. 埼玉スタジアム2002 ● 1-0
第7節 4/25 (土) ジェフ千葉 フクダ電子アリーナ ● 0-1
第8節 4/29 (水・祝) 清水エスパルス エコパスタジアム △ 2-2
第9節 5/2 (土) アルビレックス新潟 埼玉スタジアム2002 ● 1-0
第10節 5/5 (火・祝) 柏レイソル 国立競技場 ● 2-3
第11節 5/10 (日) 川崎フロンターレ 埼玉スタジアム2002 ○ 2-3
第12節 5/16 (土) ガンバ大阪 埼玉スタジアム2002 △ 0-0
第13節 5/24 (日) 大宮アルディージャ 埼玉スタジアム2002 △ 1-1
第14節 6/21 (日) 横浜F・マリノス 日産スタジアム ○ 2-0
第15節 6/27 (土) ヴィッセル神戸 さいたま市浦和駒場スタジアム ● 2-0
第17節 7/11 (土) サンフレッチェ広島 埼玉スタジアム2002 ● 2-1
第19節 7/25 (土) 名古屋グランパス 埼玉スタジアム2002 ○ 0-3
第20節 8/2 (日) 清水エスパルス 埼玉スタジアム2002 ○ 0-1
第21節 8/15 (土) ガンバ大阪 万博記念競技場 ○ 1-0
第22節 8/19 (水) 柏レイソル 埼玉スタジアム2002 ○ 1-4
第23節 8/22 (土) サンフレッチェ広島 広島ビッグアーチ ○ 2-1
第25節 9/13 (日) モンテディオ山形 埼玉スタジアム2002 ● 4-1
第27節 9/27 (日) 横浜F・マリノス 埼玉スタジアム2002 ○ 1-2
第28節 10/3 (土) ジェフ千葉 埼玉スタジアム2002 ● 3-1
第32節 11/21 (土) ジュビロ磐田 埼玉スタジアム2002 ● 3-2
第34節 12/5 (土) 鹿島アントラーズ 埼玉スタジアム2002 ○ 0-1
ナビスコカップ
予選第4戦 5/30 (土) アルビレックス新潟 埼玉スタジアム2002 ● 2-0
予選第5戦 6/3 (水) ジュビロ磐田 さいたま市浦和駒場スタジアム ● 1-0
予選第7戦 6/13 (土) 大宮アルディージャ 埼玉スタジアム2002 ● 6-2
準々第1戦 7/15 (水) 清水エスパルス 埼玉スタジアム2002 ● 2-1
準々第2戦 7/29 (水) 清水エスパルス アウトソーシングスタジアム日本平 ○ 3-0
天皇杯
2回戦 10/11 (日) 松本山雅FC 松本平広域公園総合球技場アルウィン ○ 2-0
2010浦和レッズのシーズンがいいシーズンになりますように。