
(タイトル写真は,三菱電機 EP-A013DSB (DSRC車載器[ETC2.0対応車載器]),三菱電機ホームページより借用しました.)
昨日は,三浦半島の油壺で撮影でした.
距離にして 120km 強,2時間20分くらいかかるとナビがはじき出したので,9時前後に到着するように 6時50分くらいに自宅を出発しました.
朝一にナビが引いたルートはこんな感じ.
自宅
関越道
練馬IC
環8
玉川IC
第3京浜
横浜横須賀道路
衣笠IC
三浦縦貫道
油壺
環8 を走っていたら杉並あたりで,「渋滞考慮リルート」がかかり,第3京浜ではなく東名経由に変更.(赤が変わったところです.)
自宅
関越道
練馬IC
環8
東京IC
東名
横浜町田IC
国道16号
横浜横須賀道路
衣笠IC
三浦縦貫道
油壺
通行料金はいくらか増えましたが,時間的にはナビが最初に表示した 9時過ぎに到着.かなり優秀な予測でした.
帰りは油壺を 15:50 頃に出発.電車で来たお仲間を京急三崎口駅まで送って,そこで自宅へのルートを検索.
三崎口駅
134号線
佐原IC
横浜横須賀道路
第3京浜
玉川IC
環8
練馬IC
関越道
自宅
三崎口駅に寄ったことで少し北上したので,「三浦縦貫道路はパスして佐原ICから横浜横須賀道路へ乗れ」ということです.後は朝一の往路の逆ルートですね.
日曜日の夕方なので海沿いの国道134号線は混んでいて YRP野比駅手前で 5km くらいの渋滞,ノロノロ運転です.そんな状況で「渋滞考慮リルート」がかかったので,「この辺はナビが利用するレベルの抜け道はないはずだが」と思って画面を見てみたら,「横浜から先,東名へ乗り,西進して海老名JCT,圏央道経由で関越道へ」という案内でした.「走行距離は 27km 増加するけれど,時間は20分程度短縮」という表示でしたので,第3京浜,環8の渋滞があるという予測だったんだと思います.
三崎口駅
134号線
佐原IC
横浜横須賀道路
国道16号
横浜町田IC
東名
海老名JCT
圏央道
鶴ヶ島JCT
関越道
自宅
こちらも有料道路を走って距離が増えるので,料金がかなり嵩む(確か 1700円程度+ と表示)のはしゃくですが,話のネタということで提案された「新ルート」で帰ってきました.横浜横須賀道路は 5km 程度渋滞していましたが,その後横浜以降は交通量は少なくはなかったものの,スムーズで快適なドライブでした.所要時間 2時間40分.
個人的には所属しているクラブや仕事の関係で,神奈川県平塚市,厚木市付近から自宅のある埼玉県中央部は良く行き来します.圏央道が中央,東名を越えて南へ延び,新湘南バイパスと繋がったことで,混んでいない時間であれば厚木まで1時間,藤沢/茅ヶ崎まで1時間10分程度になったので,非常に便利になりました.
ただこのコース,週末に帰る時(湘南から埼玉方向)では,他にルートの選択肢はほとんどないので,車載ナビだろうが,Google Map,Y!カーナビといった各種 Web サービスやスマホアプリでもほぼ圏央道を通るルートを案内します.週末に混むのは,主に厚木 IC 付近の厚木市街地と,厚木 IC から横浜町田 IC へ向かう上り方向の東名だけなので,湘南から埼玉へ移動する場合,厚木市街地,厚木 IC,東名の3つをパスできる圏央道は,今のところ無敵なんですね.
ところが今回の様に神奈川県東部,特に三浦半島の南端から埼玉県中央部へというルートだと,考えられる道路の選択肢は無限に広がります.頭では「"横浜から東名で西進して,圏央道経由"というのはありうるなぁ.」というのはわかっていましたが,まさか自分の車のナビでそういう案内をされるとは思わなかったです.これが今回オプションで選んだ DSRC 車載器で提供される ETC2.0 サービスの "ダイナミックルートガイダンス" なのか,ただ単にナビのデータ上道路が繋がっていれば,そういう案内をするのかはわかりません.
ただ今回リルートがかかったのは,国道134号に車がある時点なので,ここに(県境を越えた道路情報を提供する) ITS スポットがあるとは考えにくく(
国土交通省関東地方整備局のホームページによると,三浦半島の ITS スポットは横浜横須賀道路にしかないようです.ただここにあるデータは,圏央道の八王子以南の記載がなかったりするので,かなり古いのは間違いなさそう.),ナビは FM VICS から取得できるレベルの情報しか持っておらず,多分これに加えてカロナビ自体が本体に持っている過去データから,神奈川~東京~埼玉を含む広い範囲での別ルートを案内したのではないかと予想します.
こういう意味ではやはりナビの地図データというのは,極力新しくないとだめというのはあると思います.少なくとも,前の車のアコードのナビの地図データは古く,圏央道も中央道までしか繋がっていなかった(高速道路データは 2009年6月 時点を反映)ので,今回みたいなルートを引けるわけがありません.
2014年6月に圏央道が東名に接続されてから1年,湘南から自宅へ帰る時には,海岸沿いから北は八王子くらいまでの区間では脳内ナビを駆使していましたが,人間とコンピュータでは多ルートを比較する場合,処理速度が違うのは明らかですから(笑)
今回の様に出発地から目的地まで,多様なルートを選択できるようになった関東地方では,環状線の整備と ETC2.0 車載機搭載車の増加に伴い,
料金体系の見直し等が始まるようです.
今後 WRX S4 でいろんなところに出かけると思いますが,新型のナビや ETC2.0 でどんな情報やサービスが提供されて,どんな風に便利になるのかを体験していきたいです.
Posted at 2015/10/05 19:49:44 |
WRX S4 | クルマ