第30話~ 攻めすぎた結果 ~
予選では、前回と上位3台が同じメンバーで終わった。FP3で大クラッシュしたサインツJr.は、決勝レースに出走可能でアロンソの後ろからの最後尾スタートになった。
抜き所の少ないソチ・オート・ドロームを制したのは誰だ!
スタートは、ロズベルグがハミルトンに屈せずに1コーナーでホールショットを決め2コーナーでも抜かれずに素晴らしい走り出し、後方ではフェラーリのライコネンがいいスタートを決め同僚ベッテル、3番手スタートのウィリアムズのボッタスからポジションを奪い一気に3位に躍り出たのだが、ライコネンの後ろ6番手スタートのフォースインディアのヒュルケンベルグが2コーナーでスピンを喫してしまい、それにザウバーのエリクソン、トロロッソのフェルスタッペンが
接触してしまいヒュルケンベルグとエリクソンがリタイアになり、マシン撤去のために1周目にしてセーフティーカーが導入されてしまう…
セーフティーカーが戻りリスタートするとすぐにライコネンは、ボッタスにオーバーテイクされてしまう。ベッテルにもオーバーテイクされそうになるが2台ともコースアウトしてライコネンは、なんとか4位を死守する。その後もベッテルは、勝負仕掛けるがライコネンを抜き去ることが出来ず少し距離を離されてしまい落ち着いた。そんな中、トップ争いに動きが起きる…いつの間にかトップがロズベルグからハミルトンに変わっていた。ブレーキペダルにトラブルを抱えているのか、後ろを行くボッタスにもライコネンにも追い抜かれ、やむを得ずピットへ行くがどうにもならず、無念のリタイアに…その表情から悔しさが滲み出ていた。
レースは、ハミルトンが独走、ボッタスもライコネンから距離を離して行き、また近づいて来たベッテルが再びライコネンに1秒差で勝負を仕掛けて行く。その後ろを行くレッドブルも同じ1秒差でチームメイトバトルを繰り広げていた。
そんな中で今度は、ロータスのグロージャンがウォールに当たり大クラッシュしてマシンが大破してしまい、この日2度目のセーフティーカーが導入されてしまう。ちなみにグロージャンは、無事脱出!撤退した。セーフティーカーが入り、後方勢が続々とピットへタイヤ交換に行く中、上位勢は、8位までがピットに向かわずステイアウトする。
セーフティーカーが戻りリスタートしたと同時にベッテルとライコネンの激しいバトルが勃発する!あまりの激しさにライコネンがコースオフし、最終的ベッテルが3位のポジションを奪って行った。ここからしばらくライコネンは、ベッテルから距離をおいてペースについていく走りに変わるが、ベッテルは、差を2秒とライコネンを引き離してボッタスを速いペースで追いかけて行き、1,6秒まで縮めて行く。さらに数周すると1秒になりどんどん近づいて行く、ボッタスより0,5秒速いペースでさらに追い詰めるが、ここでボッタスがピットインして行き、やっと上位勢がピットインし始める。ボッタスは、タイヤをスーパーソフトからソフトに変えてコースへ出るのだが、左リアの交換に手間取った事でタイムロス、さらにトラフィックに引っかかってしまいポジションを戻すのに苦労してしまう、その間にフェラーリの2台は、プッシュして走って行く。そしてベッテルは、ピットインする。スムーズにタイヤをスーパーソフトからソフトに変えてボッタスの前でコースに戻ることに成功してアンダーカットを防いだ。その次の周でピットインしたライコネンは、作業もスムーズだったのにも関わらず、ボッタスの前に出ることが出来なかった。タイヤは、スーパーソフトからソフトへ。
その後にようやくトップのハミルトンがピットインする。とても余裕があるのでそのままのポジションでコースに戻る。その間にベッテルは、ペレスを抜いて4位に上がるとベッテルの前にいるドライバーが続々とピットインしたのでベッテルは、難なく2位に上がりハミルトンと同じように独走する。ボッタスとライコネンは、激しいバトルを繰り広げながら4位のリカルドを追いかける。4位争いをする3台の差が1秒以内になるとボッタスがDRSを使ってリカルドをオーバーテイクして行き3位を走るペレスを目指してプッシュしてリカルドを離して行く、続けてライコネンもオーバーテイクを仕掛けて前に出たが、うまく決まらずコースアウトしてまた後ろに戻ってしまう。その間もボッタスは、ペレスより1秒速いペースでさらに差を縮めて行く、そんな中サインツが右フロントのブレーキが壊れてスピンしてリアが13コーナーのウォールにヒット、なんとかピットに戻ろうとするが無理でエンドプレートをコースに落としてエスケープゾーンに車を止めた…サインツは、13コーナーに翻弄されるレースになった。レース48周目についにライコネンがリカルドをオーバーテイクする、その直後にリカルドが無線で『サスペンション、壊したみたい…』と無線が入りエスケープゾーンに車を止めリタイアしてしまう。
レース残り5周…ここからライコネンは、とてつもない速さでペレスとボッタスに迫るためファステストラップを刻む走りを見せる。残り3周になるとペレス、ボッタス、ライコネンによる激しい3位争いが勃発する。残り2周の52周目の13コーナーでペレスをボッタスとライコネンが2台でパスして行くとライコネンは、ボッタスに対してアグレッシブに攻めて行きながらファイナルラップに突入していくがあまりに攻めすぎたのが仇となってしまい、5コーナーでライコネンとボッタスは、接触…
(FIAの公式?Twitterの画像)
ボッタスがリタイアになってしまいFワードで怒り、ライコネンは、フロントにダメージを負ったのか路面に火花を出しながらなんとか走る。そこをペレスが抜き去り3位でチェッカーを受け大逆転の表彰台を得た…まさにドラマチック過ぎるラスト2周だった。ライコネンは、マッサにも抜かれてしまい最終的に5位に収まった。後にクビアト、ナッセ、マルドナド、バトン、アロンソと続き、マクラーレンホンダがなんとかW入賞を果たした。
優勝は、ロズベルグがリタイアしてから独走のハミルトン、中盤から2位独走のベッテル、3位にラッキーボーイなペレスというメンバーになった。
(
長い!長い!長い!(;゚д゚)!自分の文章力の無さがこんなにレースのあらすじを長くしているのが情けない…orz)
《ロシアGP 決勝リザルト》
1位 No.44 L.ハミルトン / Mercedes 1h37'11.024
2位 No.5 S.ベッテル / Ferrari +0'05.953
3位 No.11 S.ペレス / Force India +0'28.918
4位 No.19 F.マッサ / Williams +0'38.831
5位 No.7 K.ライコネン / Ferrari +0'42.358
6位 No.26 D.クビアト / Red Bull Racing +0'47.566
7位 No.12 F.ナッセ / Sauber +0'56.508
8位 No.13 P.マルドナド / Lotus +1'01.088
9位 No.22 J.バトン / McLaren +1'19.467
10位 No.14 F.アロンソ / McLaren +1'26.210
11位 No.33 M.フェルスタッペン / Toro Rosso +1'28.424
12位 No.77 V.ボッタス / Williams DNF
13位 No.98 R.メリ / Manor -1Lap
14位 No.28 W.スティーブンス / Manor -2Laps
-位 No.3 D.リカルド / Red Bull Racing (DNF/TEXT2)
-位 No.55 C.サインツJr. / Toro Rosso (DNF/TEXT2)
-位 No.8 R.グロージャン / Lotus (DNS/TEXT2)
-位 No.6 N.ロズベルグ / Mercedes (DNF/TEXT2)
-位 No.27 N.ヒュルケンベルク / Force India (DNF/TEXT2)
-位 No.9 M.エリクソン / Sauber (DNF/TEXT2)
ライコネンは、ペナルティで30秒加算で8位
今回、6台も非完走扱いか~リタイア7台だけど。サバイバルなレースだったからね。1位いつも同じでつまらないけどさ。
ライコネンのスタートがとてつもなく良かったのに後ろでヒュルケンベルグがスピンしてエリクソンとクラッシュしてセーフティーカー入ったからリスタートでせっかくの3位をボッタスに取られちゃってツイてないぜと観てた。ベッテルには、迫られたけど珍しく譲らなかったのが意外でビックリした。まぁ、ベッテルには、その後のグロージャンのクラッシュ後のリスタートで抜かれちゃったけどね。久々にスタートであんなに生きの良いライコネン見たからね。即効セーフティーカーは、悲しかったわ。
ピットした後とかベッテルは、ボッタスの前でコースに戻れたけどライコネンは、ボッタスの後ろだったから厄介だったよな。ピットクルー完璧でスムーズなタイヤ交換だったのにな、ピット出口のスピードがベッテルと違うような気がしたんだよな。表示のGPSのコースマップのボッタスの位置がベッテルの時と同じくらいだったから前に出られたはずなんだよな~てか、ピットのタイミングをもう少し引っ張ってた方が良かったのかな?っと思ったね。ライコネンなら大丈夫だったろうし…多分(^_^;)って自信ないんかい(>_<)〉それは、実況で浜島さんがそう言ってたからです。ボッタスは、ライコネンに走りが似ているし、メルセデスPUでなかなかオーバーテイク出来ないからアンダーカット出来るならしときたいよね、近づいててもダメだからさ。
(使った画像…再び)
それにしても終盤リカルドをオーバーテイクしてからのライコネン、追い上げ凄かったよな~たった5周であっという間にペレスとボッタスに追いついてんだからね、それだけマシンが良かったってことだよね。今回は、攻めすぎた結果、ああなって残念だけど…いつもあのくらいの勢いで攻めてくれたら良いのに_(._.)_残り2周でボッタスに続いてペレス抜いた時は、『おぉ!これはまだ表彰台、ワンチャンあるぞ!行け!ライコネン!』ってエキサイトしたよ(≧∇≦)bファイナルラップでこんなバトル来んのかよ~ってワクワクですよ~5コーナーでライコネン行ったぁ~(≧Д≦)/!えっ!?(;゚д゚)あ~あ、やっちゃったorz嘘だぁぁぁぁ~って気持ちは、ダースベイダーに『私は、おまえの父だ』って言われたルーク・スカイウォーカーですよ(例えが分かりづらい)。何も5コーナーでやらなくてもさ、13コーナーとかもあったのに…行けるって思ったんだろな。結局、ライコネンは、ペナルティで30秒加算だから8位になったし、ホントに惜しい最後だったよ、次のアメリカで良い結果観られたらいいんだけど。
ペレスに関しては、タイヤ限界まで耐えてボッタス、ライコネンに抜かれて表彰台を諦めて真面目に走ってたら抜いてったヤツらがポシャったからめっちゃラッキーだよな。抜かれてもグダらないで続けるって大事だよね~何があるか分からないし、ゴールした後のあの喜び方が頑張りを物語ってたよ。良かったねペレス(≧∇≦)b
ツイいてないのは、ロズベルグかな。スタートでハミルトンを抑えて走り出せたのにスロットルペダルのトラブルで1回目のピットウィンドウになる前にリタイアだもん。あのままならハミルトン抑えきってたろうし、マシン降りたときのあの悔しそうな表情ね。スロットルペダルが上に上がって膝がステアリングに当たるとか運転出来ないよね。ピットまで戻ってきた事が凄い…さすがF1ドライバー。しかし、なんでこんなにメルセデスは、ハミルトンがメインなんだか…
ベッテルは、タイヤ変えて2位になるまでボッタス追いかけて走ったり、ボッタスをオーバーカットするのにプッシュしたり大忙しだからいいけど。ハミルトンは、独走し過ぎだろ…勝ちすぎだよ。コンストラクターズタイトル決まったし、なんか年年、つまらなくなってくな~F1…(T-T)
ロシアGPは、ほとんどライコネンVSボッタスみたいな感じだったから、それメインの感想でした。