ヌヴォラブルー、ヌヴォラホワイト、ヌヴォラレッド。
147や156が全盛時代だった1990年代後半から2000年代前半までオプションで用意されていた特別なボディーカラー。その美しさに魅せられたアルファオーナーが集うのが”
全国ヌヴォラ党”。
そのヌヴォラカラーの生産が終了してから既に10年以上経過しており、メンバーのアルファロメオ達もほとんどが自動車税の割増(初登録より13年超)という憂き目にあう車齢となってきました。
かつては春と秋、年2回の全国党大会に加え、近場の仲間達と度々合って楽しんでいましたが、経年に伴い乗り換えるメンバーも少なくなく、近年では集まる機会も少なくなっていました。
今年は結党15周年ということもあって、秋にでも再び集まろうか…となり、今回は長野のビーナスラインでのオフ会が開催されることになりました。
素晴らしい秋晴れとなった当日の朝。最近出番の少なくなった147GTAを引っ張り出し、いざ出発!
仲間との待ち合わせは、山梨の清里。自宅から富士五湖周辺を通り山梨へと抜けるルートを順調に走っていた時に、まさかのトラブルが発生しました。
御坂峠に差し掛かる途中、突然のエンジンストール。
すぐにエンジン再始動を試みるものの、エンジンチェックランプが点灯し、エンジンかからず。
実は8月にも同様のトラブルに見舞われ、一度ディーラーに見てもらっていましたが、その後は再発していなかったため、様子見との判断でしたが、この大事な場面での再発。(;´Д`)
しばらく休ませた後に再始動するとエンジンがかかったので、ひとまず近くのコンビニまで移動するも再再発。
これはダメだと思い、オフ会幹事に連絡するとともに、保険会社のロードサービスを依頼。
幸いに20分ほどで積載車が到着し、とりあえず自宅へ向けて車と共にとんぼ返りすることにしました。
澄んだ青空とは対照的に気分は曇り空でしたが、道中で積載車のドライバーと交わしたレッカー四方山話が面白く、少しだけ救われました。(笑)
自宅まで戻ってきて、積載車から降ろす時には何故かエンジンチェックも消え、メーター内のディスプレイには誇らしげに”OK”の文字が……いまさらOK!って、あんた…(;´Д`)。
とはいえ、再び147で行くのはあまりにもリスキーなので、断腸の思いで他の車で再出発。
信頼のトヨタエンジンです。(涙)
この時、すでに大分時間が経っており、本体は清里の”
アフガン”でカレーランチを楽しんでいる頃。
私が再び山梨に着く頃にはビーナスラインに向けてツーリングが始まっているはずなので、仲間と連絡を取りつつ途中で合流することに。
急ぎ現地へ向かう道中、中央道で赤色灯を点灯した覆面Pカーに張り付かれ、「終わった~(泣きっ面に蜂)」と思ったものの、なぜかPカーはそのまま通過して行ってしまい九死に一生を得ました。
そんなこんなで、蓼科湖付近でなんとか無事に合流。
実は今回のツーリングコースは私が考えており、先導する予定でしたので仲間には迷惑をかけてしまいました。久しぶりに会う仲間に挨拶を交わししばしの歓談。メンバーの中にはヌヴォラブルーGTVからヌヴォラブルーGTへ乗り換えたヌヴォラ変態もおられ、ヌヴォラ党の未来はまだまだ安泰だなと改めて確認。安心したところで再び出発。
蓼科方面のビーナスラインを通り白樺高原の”
長門牧場”にやってきました。
ここでもう一人のメンバーと合流。この方も別車で参加でしたので少し気が楽になりました。(;´∀`)
長門牧場のソフトクリームは安定の美味しさ。昼飯を食べそこなったので余計に美味しく感じました。
日も傾いてきたところで、本日の宿がある車山に向けて出発。
白樺湖周辺は紅葉も始まっており、いよいよ本格的な秋の訪れを感じさせます。
ビーナスラインでは、夕日に照らされ金色に輝くすすき野原の中を疾るアルファが美しかった。
今日のお宿は車山高原にある”
リゾリックス車山高原”。アルファロメオデー参加の方にはお馴染みですね。
ホテルの駐車場に綺麗に整列したヌヴォラ達。早速ボディカバーをかけている車もありますね。(笑)
チェックインした後はひとっ風呂浴びて汗を流し、お楽しみの夕食タイム。
ビュッフェスタイルなので好きなものを好きなだけ食べられます。おかげでお腹いっぱい。(;´Д`)
部屋に戻ってからの二次会は皆が持ち寄ったご当地グルメをつまみながら深夜まで盛り上がり、ホテル自慢の星空見学ツアーもスルーしてしまいました。折角晴れた日に泊まれたのにね。(爆)
明くる朝、この日も素晴らしい天気。部屋の窓からは遠く富士山も見えました。
朝食と恒例の洗車もささっと済ませ、いざ美ヶ原高原へ!
この時期、早朝のビーナスラインはもう肌寒いですが、澄んだ清々しい空気の中でのオープンドライブは最高!
途中”霧の駅”に寄り、本日参加の仲間と合流!ヌヴォラレッドの156GTAスポーツワゴン!
ヌヴォラレッドは156GTAにしか設定されていなかった希少なヌヴォラカラー。
3カラーが揃ったところで、再び美ヶ原へ向けて出発!
途中、自動車とバイクの事故現場に遭遇。自動車の前輪下にバイクが入り込んだ状態でした。(怖)
状況から見て、何らかの原因で対向車線にはみ出したバイクが、対向車に激突した様子でした。
ライダーの無事を祈るばかりです。
我々は安全運転にて、美ヶ原高原美術館に到着!
ちょっと試乗会なども開催。良い踏みっぷりでしたね。(爆)
今では高嶺の花となってしまった空冷ポルシェな皆様も来ておりました。
ドイツとイタリアの異文化交流。
この日のランチは、この美ヶ原高原美術館のすぐ上にある、”
山本小屋 ふるさと館”でお蕎麦を頂きました。こんなところで十割蕎麦が食べられるなんて!(;´∀`)
ランチ後は腹ごなしに美ヶ原高原を少し散策。
天気が良いと本当に爽やかで気持ちが良いですね~。いつか、この先にある”
王ヶ頭ホテル”に泊まって、じっくりと美ヶ原を散策してみたいものです。
美ヶ原高原のシンボル「美しの塔」は、濃霧での遭難を防ぐ”霧鐘”を備えた避難塔とのこと。
(web調べ)
高原でのひと時を楽しんだ後は、岡谷方面に下山し諏訪湖畔にある”
プリンス&スカイライン ミュウジアム”へ。
私設のこじんまりとしたミュウジアムですが、歴代スカイラインやプリンス時代の車が展示されており、スカイラインファンならずとも、車好きなら楽しめると思います。
我々40代にはやはりR32~R34が刺さりますね~。GT-Rには一度乗ってみたかった。
せっかく岡谷まで来ているので、最後は名物のうなぎで〆ることにしました。訪れたのは”
うなぎ 水門”。
人気店と聞いていたので、オープン50分前に到着しましたが、さすがに一番乗りでした。(;´∀`)
午後5時のオープン時には我々の後ろに5~6人ほど並びましたが、それほど混雑している様子もありませんでした。
奮発して”うな重[特上]2800円”!
すこし甘めのタレが、パリッと香ばしく焼き上げた肉厚のうなぎにベストマッチ!
美味しいうなぎに舌鼓を打ちながら、最後の車談義に花が咲きました。
人気店の割には店内は比較的空いていて、私たちを含めても最初に入った20人程度で、その後まったくお客が来ない。そんなに人気でもないのかな?と思いましたが、お会計を済ませて外に出てみると、既に売り切れの看板が…(;´Д`)どおりでお客が入ってこないわけです。
お昼の営業がメインで、夜はそれほどうなぎの数が多くないのかもしれないですね。
ということで、最後まで美味しく楽しい党大会。参加の皆様、お疲れ様でした!
徐々に参加者は減ってきてしまいましたが、ここに集まる素敵な仲間といつまでもこんな楽しい党大会ができたらな~と思いました。
その為には、最新のアルファロメオにも是非ヌヴォラカラーを復活して頂きたいと願わずにはいられません。まあヌヴォラカラーがあったとしても、ジュリアやステルヴィオは買えませんので、早いとこ147を直さないとな~(;´∀`)