
事故がおきたのは去年の5/3夕方
状況は右折が2車線ある交差点
私は右折の左車線、相手は右折の右車線
相手はハイエース
曲がり終わった辺りで後ろから衝撃と音が………………
G/W初日なので、心の中では連休が終わったと思ってたら相手は当たって直ぐに私の斜め右前にいて何のアクションもしなかったので逃げるのかと思い追走。
次の交差点のコンビニに入ったので続いていきました。
お互いが降りて話し合い
私『何をしてんだよ』
相手『何が?』
私『ぶつかっただろ?』
相手『そっちが寄せてきたんだろ?ところで警察は呼ぶの?』
私『当たり前だろ。貴方がぶつけたんだから貴方が110に連絡してね。私は車屋に連絡しないとだから』
で、110に連絡して警察が来るまでの間に相手も誰かに電話してて、部分的に聞こえたのは
『示談は相手はかなり壊れてるから納得しないと思う』
暫くして警察が到着し事情聴取
ぶつかった場所の確認
私の右側リアドアはベッコリ、相手は左側フロントバンパーの角に小さい丸い点のような痕跡
斜め後ろからの追突、前から被せられたと真逆の主張なので警官は事故現場に確認に行くがパーツは落ちてない
その場ではどちらが車線を割ったのか立証出来ず、警察は民事不介入なんで過失割合はノーコメント
『お互いのぶつかった場所を見れば相手の車が斜め後ろからぶつかったのは間違いない。あとは、お互い保険を使うんだろうから保険屋が過失割合出すと思うから』
と言って帰りました。
で、
相手『自分の車は自分で直さないか?』
と提示
私『ふざけるな。私はぶつけられたと思ってる。ましてや貴方のと違い直さずにはいられないし安い金額でも直らない』
と示談は拒否
保険屋に任せておけば大丈夫と思い免許証を控えてショップに連絡して代車に乗り換え帰宅
そこから悪夢が………………
連休明けてからショップが相手の保険屋に連絡し
『そちらのお客にぶつけられた車を早く修理に出したいから早く確認しに来てくれ』
と言ったら
『こちらも話を聞いたらそちらが悪いみたいなので見に行くのは時間の無駄です』
と言われたらしい
その後も保険屋に任せて修理には出しました
その後保険処理は進展せず8月に板金屋もこれ以上の入金遅れは勘弁してとの事なので立て替えて支払い
その後も相手の保険屋に催促してたら9月に
『相手は自分は悪くないので保険は使わないそうです』
と言われる
ショップの人と話し合いをして結論は焦らしてればあまりに高額じゃなけれはこちらが諦めて自腹で直すと諦めるか車両保険を使って直すと考えてる悪質な相手だなと
要はゴネ得を狙ってるのだろうと
って事で弁護士特約に入ってないので不安でしたがショップの人と話し合い調停に持ち込む事に
裁判所に手続きの説明を聞きに行ったら調停は出廷の強制効力は無いらしく相手が来なければ延期になるらしく、それならどうすれば良いのか聞いたら
『それなら少額訴訟にしてみたら?』
って事で少額訴訟に
公判前日に裁判所から連絡が
『相手は弁護士付けましたから』
かなりビビりました………………
1回目の公判は相手はお互いのぶつかったと思われる高さが合わないから事故は無かったのでは無いかと主張
まずわ事故を立証しろと………………
ここから保険屋が意地になりました
お互い動いてたのだから5㌢位の誤差は出るし、他にも気付かなかったハイエースのステップが当たった証拠も見つけました
公判2回目はこちらの準備書での事故は間違いなくあった主張を覆せなかったからか最初に事故はあったと認める
しかし私の車がシャコタンだからとイメージダウンを狙ってなのか主張を変更
更に普通は交差点は内側に走るから原告が寄ったと考えるのが妥当と主張
私は普段よく走る交差点で右側に車が並走してるのを知ってるんだから右に寄る事は無いと反論
公判3回目は何か音がしたのは判ったが車の故障音かと思ったと主張
更には私の車がシャコタンでハイエースは車高が高いから見えなかったと主張
こちらは私の車はシャコタンだがロードスターなど純正で私の車より低い車はあるから私の車が見えないのなら他の車も見えないのか?と反論
公判4回目は私と相手の尋問でした(3回目までは弁護士だけ出廷)
法廷に入ったら弁護士しか居ず相手は居ない
ばっくれたのかと思ったら裁判所を間違えたので遅れるとの事
先に私の尋問でした
私は聞かれた事に素直に答えました(私は嘘は言ってないので毎回発言の内容は変わらないので)
私の尋問が終わって数分したら相手が来ました
椅子に座り数分したら相手の携帯電話が鳴りました(笑)
隣に座ってた弁護士が慌てて切れと行ったら裁判官は遅刻はするし携帯電話は鳴るしで呆れたのか
『大事な電話なら退室してでなさい』
と一言
で、相手の尋問開始
最初に裁判官が質問
続いて私が尋問
私『貴方はあの交差点はよく通りますか?』
相手『年に2~3度です』
私『じゃぁ貴方はあの交差点が右折2車線だったのを知らなかったのでは?』
相手『いや知ってました』
私『では貴方は弁護士に何かにぶつかったような気がしたが何に当たったかは判らなかったと言ってますが、調査会社の聴取では左前から音がしたと言ってますが、当たったような気がしたと音がしたとでは違いますがどっち何ですか?』
『相手』そんな事は弁護士には言ってない』
一瞬何を言ってる?と笑いそうになりましたが弁護士だけを見て
私『言ってない?言ってないんですか?』
と問い詰めると弁護士はアタフタとなり被告に
『貴方は電話でそんな事を言ったでしょ?私はそう解釈しましたよ』
相手『いや、言ってないです』
心の中では拍手でした
私『では貴方はぶつかった後に止まったと言ってますが、何処で止まったんですか?』
相手『ぶつかって直ぐです』
私『では、ぶつかった後にどちらが先に走り出したんですか?』
相手『私です』
私『では、私の車をいつ認識したんですか?』
相手『走り出してから斜め前です』
私『ぶつかるまで私の車はシャコタンで見えなかったんですよね?それで先に走り出したのに私の車は斜め前で見えたんですか?』
相手『とにかく斜め前に見えました』
ここで裁判官は失笑してました
これで私は尋問を終了
裁判官はもう一度止まった場所と原告の車を認識した場所を教えて下さいと質問
答えは同じでした
最後に裁判官は被告はかなり不利だと思って下さい
裁判所は和解案は9:1を考えてます
ここで閉廷
後日裁判所に行き和解案は飲む変わりに相手はまだ車の修理はしてないので今更修理は認めたくないと主張
で、日付は変わりましたが本日9:0で和解成立しました
今は弁護士特約のせいで、ちょっと不満だと裁判する人が増えたそうです。
私もちょうど今月保険の更新で弁護士特約付けました
長文失礼しましたm(__)m