SPOON Full Spec ダンパーキット  

F14kg R12kg 減衰力調整前後４段

184600km時交換

色々迷いに迷いましたが　7年間純正脚で乗ってきたので延長線上のものよりも今度は対極にあるサーキット寄りの脚を体験してみたくなりました。

減速帯のある山も走るので耐久性やボディへの攻撃性の問題からピロよりもできれば純正アッパー仕様を探してました。
ID65サイズはバネ流通量も多く嬉しい所です。

デメリットとしてはオーバーホール料金が高く1本43000円（ちなみにクスコあたりだと16000円くらい）それだけ耐久性が高いと思いたい・・・

取扱説明書も車高調レンチも付属しません。
ブレーキホースはタイラップ止め（タイラップ付属しません）
ボルト類カジり防止のグリスとF減衰調整用のマイナスドライバーとリヤ調整用ノブが同梱。

値段のわりにはちょっと不親切な感じです。

街乗り
バネレートが10㎏以上と高めなので街乗りが心配でしたが減衰力前後１にしてTYPE-S純正脚（ベースグレードより少し硬め）と比べもうちょい硬い感じの乗り心地。

入力はマイルドで多少の段差も気になりません　しかしいざウネリ路面になるとリバウンド側が強く出てきてまぁまぁ腰に来ます（プリロードを強くかけた感じの乗り味）でも自分は許容範囲でした。

街乗りやワインディング程度であれば前後１で十分な感じ。
前後２にすると一気にサーキット寄りになり正直街乗りはキツイです。
まだ３と４は試せてませんが４段調整なので調整差が大きいダンパーです。



ワインディング
今時期は雪解け水と砂誇りが散乱し路面が安定しておらず軽く流す程度でしたが常時跳ね気味で追従性は悪いです。
スピードを上げるとちょっとのウネリで飛ばされそうな感じで怖いです。
ここら辺はTYPE-S脚がいかに良くできたサスペンションかというのがわかりました。
（路面条件が悪くても踏み込める脚でしたから）

しかし路面の平らな所だったり高速コーナーの安定性は抜群！
これはサーキットが期待できそうです。
車高は1センチくらいしか落としてないのでキャンバーは大きく変化していないと思うのですが純正脚に比べあきらかにメカニカルグリップは高くピッチングが少ないのかターンインでガッツリ前荷重にして切り込んでも相当にリヤ踏ん張ってくれます。
立ち上がり出口付近の挙動は弱アンダーとなり純正サスの時のように低い次元で振り回して遊べる感じがしません。

山ならもう少しロールとリバウンドストローク量が欲しく感じました。
試しに皿下げてショック長を伸ばしてあげたい感じ　シングルコイルの弱点でバネ異音が出そうですが・・・　



総評
買う前からわかってはいたことですが荒れた路面でのワインディングには向かない。
同時に純正ＴＹＰＥ－Ｓ脚がどれだけバランスの取れた素晴らしい脚かを認識することになり
ロールが大好きでソフト脚を好む自分としてはストリートだけで考えたら純正に戻したい感じです。

ただ目的はサーキットタイムを上げる為に入れた脚なのでその時に期待したいと思います。

次回はドリフトで使ってみるので追々レポートしてみたいと思います。