アースポイントの再検証②

各アースケーブルの接続ポイントの通電を確認したので、今度は電流を測って行きます。エンジンは始動からアイドリングが落ち着いた状態で計測しています。
最初は静電気除去を目的としてエキマニカバーのボルトとバルクヘッド間を繋いだ平織りアースケーブルは1.16A・・・①

前回設置したばかりのエンジンブロック後端とバルクヘッドにつながるステーの間を繋いだ平織りアースケーブルは驚きの3.38A！・・・②

運転席側の純正アースポイントからバッテリーのマイナス端子へ戻すアースケーブルは1.37A・・・③

エンジンブロックの前端部とバッテリーのマイナス端子を繋ぐアースケーブルも3.27A・・・④
②のエンジンブロック同様、戻り電流は大きめです。

スロットルとボディーアース間のアースケーブルは通電こそしているものの電流は0.28Aと少な目で・・・⑤

イグニッションコイル近傍のステーとバルクヘッドのボルト間のアースケーブルは0.27A・・・⑥と少な目なのは⑤と同様。

イグニッションコイル近傍のステーとバルクヘッドのボルト間のアースケーブルは0.18A・・・⑦　と更に少な目

番外編としてインダクションエンハンサーの管を調べてみたら0.51A・・・⑧を計測！？

エンジンルーム内に設置したアースケーブルの計測結果は以下の通りとなりました。
電流値が多い＝効果大 という事であれば、②④を優先してアーシングを行う方が効果が得られやすい？ということになります。
この2か所は商品化されているサイクロンアースの設置個所とも一致します。
とはいえ他の場所においてもまったく電流が流れていないわけではないので今後は組み合わせによる効果を検証する為、外したりして変化を感じてみようと思います。

番外編2・・・ボンネットバーも計測してた結果は0.32A！結構流れているもんですね（笑）
※ボンネットダンパーを付けていますが作業時にはボンネットがばたつかないようバーで固定しています。