天上の青のブログ一覧

日曜日、西京極競技場に行ってきました。
関西学生アメリカンフットボールの優勝が掛かった大一番、
関大カイザース対立命パンサーズ戦です。

試合は午後２時開始予定。
西京極には昼前に着きましたので、第１試合の関学ファイターズ対同志社ワイルドローバー戦を後半から見ることができました。

関学はすでに１敗していますので、優勝の可能性が低くなりましたが、応援する観客も多く、まだまだ優勝を諦めていないのがわかりました。
対する同志社は昨年４位でしたが、優勝争いをするには力の差が大きいです。
当然、関学ファイターズに勝つことは、当分の間、有り得ないと思われます。
ですが、同志社側のスタンドにも観客はそこそこ入っていまして、熱心に応援していました。
試合は一方的。４５：０でした。
写真は、最後まで明るく応援する同志社チアＡNGELS。
少ない人数ですが元気いっぱいです。観客も手拍子など最後まで応援していました。

関心したのは試合の終了間近の時間帯。
すでに試合は一方的ですから、関学ファイターズの最後の攻撃は時間消化だけでも良いのですが、きちんと攻撃を続けていました。
力の差はありましたが、同志社ワイルドローバーも最後まで挑戦し続けました。

さらに感心したのは試合後のエール交換。
関学からすれば消化試合といってもよいくらいの力の差がある相手との試合。それなのに、観客全員で「フレーフレー同志社！」
当然、返礼の同志社側も全員で「フレーフレー関学！」
あっぱれ、です。
試合の優劣はあっても、互いの相手を尊敬しあう態度は見事でした。
実にすがすがしい光景。学生スポーツの神髄を見た思いです。

第２試合は優勝が掛かった大一番。
「秋（とき）に放たる大ゲーム」とは、このことです。
観客も増えて、両サイドのスタンドは７割以上の入り。
関大のチアガールの数が多いです。グランドだけではなく、スタンドにも大勢いました。
もしかしたら、推薦入学やＡＯ入試で、高校チア経験者を採っているのかもしれませんね。
関大はイメージアップに積極的です。

さて、試合は
トインコスで関大カイザースが後半を選び、立命パンサーズがレシーブを選びました。
これは昨年と全く同じ試合開始？
まさか、またもオンサイドキックか？
と思ったら、そのとおり。しかも、成功です。
（まさか、すでに実力十分なカイザースが今年もすることは無い。と、誰しも思っていました。）
カイザースの奇襲成功。
ＴＤまで行きませんでしたが、キックで３点先行。昨年・学生日本一になりましたが、今年もあくまで挑戦者として戦う、という強い意志を感じました。
これはパンサーズ危うし。
案の定、なかなか本領発揮できず、キックも決まりません。
結果、１７：１５。
思えば、試合開始のカイザースのオンサイドキックの成功、パンサーズのキック失敗がすべてでした。
これで、とりあえず関大カイザースは優勝決定です。（関西学生アメリカンフットボールでは複数優勝あり）
次節、最終戦で関学ファイターズに勝てば全勝優勝となります。負けると、なんと３校とも１敗・同率優勝で、甲子園ボウルへの出場権を掛けた試合が行われます。（※）

これは試合巧者・ファイターズｖｓ実力・カイザースの熱い試合となりそうです。
個人的にはファイターズが勝って、巴戦となると面白いです。

アメフトは実力拮抗、僅差の試合が面白いです。
３校優勝は絶妙の面白さです。

それにしても、ＴＶ放送が無いのがＭＭＣ！！


（※）巴戦、以前とは違った形です。
以下、関西学生アメフト連盟ＨＰから
http://www.kansai-football.jp/info/past/info101116.html

11/28(日)（関学が勝った場合）
『関西大×関学大』終了後に、
　 関西大・関学大・立命館大で(A)(B)(C)の抽選を行います。
【西日本代表校決定戦･1回戦】
　①･･･12/4(土)長居陸上競技場 12:00～(A) vs (B)
　②･･･12/5(日)王子スタジアム 14:00～(C) vs (久留米大vs南山大)勝者
【西日本代表校決定戦】
　12/13(月)京セラドーム大阪 19:00～①勝者 vs ②勝者