
まだ薄暗い網走市内。コンビニで朝食を調達し、道道76で能取岬を目指しているうちにどんどん明るくなってきた。雲一つない快晴、風も気にならない。
まだ本州のような春っぽさはないが空は青くて気持ちいい。
道道76で能取湖沿いを進み、道道104で網走湖沿いを南へ。
のどかな農村風景を突っ切るまっすぐな道を進み、国道243で屈斜路湖を目指す。
緩やかなカーブを抜けていき標高を上げてゆく。
木々に囲まれながらも解放感のある緩やかなワインディングは青空のおかげで最高に楽しい。

あっという間に美幌峠に到着した。ちょうど逆光でとてもまぶしい。
美幌峠から俯瞰する屈斜路湖。ため息の出る雄大さはここに立たないと伝わらない気がする。今思えばもっとゆっくりしてもよかった。本当にいいところだった。

国道243を屈斜路湖目指して下っていく。とてもきもちいい。

道道52で湖畔を北上し、摩周湖へ。道道52からは山から煙が上がっているのが見えた。硫黄山というらしい。後で知ったが摩周湖の第一展望台の駐車券はここの駐車場でも使えるらしい。

北から第三、第二、第一展望台と巡る。摩周湖も美しい。上下反転させてもわからないくらい湖も空も青く澄んでいた。もう語彙力が足りない。写真は第三と第一展望台からのものだったように思う。

摩周湖沿いの道道52から見える遠方の山々を眺めながら走る。ここ思いのほか眺めがよくて気持ちよかった。富士山のみたいなのが見えたがなんだろう、雄阿寒岳?

摩周湖からは弟子屈の町に出て国道391を北上し、道道102に入り屈斜路湖を北から眺めることにした。
藻琴山展望駐車公園で屈斜路湖を眺める。美幌峠のほうが感動は大きかったが、ここもよい。
車に戻ると少し汗ばむくらい暑かった。時刻は10時30分ごろ、気温は19度。スタッドレスはいてるのが馬鹿らしくなってきた。

道道102を北へ行き、国道334を西へ。
天へ続く道が至る所にある。長閑な農道に入り風景をまったり独り占め。前に見えてるのは海別岳だろうか。
再び国道334へ合流し、海沿いを知床方面へ進む。斜里の町から知床へ続く道はこれしかないため交通量が増えてきた。

知床横断道路の知床峠は標高738メートル。前車に続いて残雪の中、峠を登ってゆくとぐっと寒くなってきた。
ここのために悩んでスタッドレスにしたのだが、そもそも天候の悪い日は通行止めになるのだろう。

知床峠から羅臼へ下る道は交通量も減り、残雪のワインディングロードをスイスイ楽しめた。
下り終わったあたりにある熊の湯でワンコイン投入し入浴。川を挟んで向こう側の道から手を振ってる人がいる。向こうから見えているらしい。
15時、羅臼の町で遅い昼食をとった。この日もウニ丼。今日はカニも乗っかっているやつだ。もう今日までにしよう。
今日の旅はもう満足してしまった。道なりになんとなく国道335を南下することにした。

一本道の国道335は交通量が多く、雲も増えてきたため非常に単調だった。
海の向こうにぼんやり見えるのは国後島かな。

国道335は標津の町の手前で国道244へと変わり引き続き南へ続く。道道950に入り野付半島の果てまで行ってみることにした。日本最大の砂嘴らしい。
灯台の見える駐車場までやってきた。ここから灯台までは徒歩なのだが、見えてはいるが存外遠そうだし歩く気分ではないのでやめておいた。

雲が低い。斜里岳ぽい山の向こうに落ちる夕陽は雲に隠れてしまった。期せずして荒涼とした雰囲気をたっぷり味わってしまった。暗くなってきたので中標津の宿へ向かう。山岡家は夜遅くまで開店しているようだしとてもありがたかった。
中標津の街で給油し洗車。拭き上げが終わって頃にちょうど雨が降ってきた。予報より早いのは仕方ないが。どうせなら拭き上げる前に前に降ってほしかった。
Posted at 2020/05/04 00:47:50 | |
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