
4日目は道の駅なみおかで起床。
五所川原市街方面へ向かい、国道339に並走した五所川原広域農道を選択。田んぼの中に真っすぐ伸びた道を北へ快走し、国道339に合流。
起きたときから曇り空だったが、だんだん雲が低くなり、十三湖のあたりでついに雨が降り始めた。

道の駅こどまりにさしかかかったあたりで、ワインディングロードが目に入ってきた。龍泊ラインだ。海沿いのワインディングロードを登り、展望台をすぎたあたりで急峻なつづら折りへと変わった。
まるで龍が海から空へ昇っていくような道であり、名前の由来がわかった気がした。雨も風もどんどん強まり晴れることがなかったが、天候に恵まれていれば海と空を行き来する気持ちよさに何往復もしただろう。

龍飛岬に着いた頃には雨脚も少し弱まっていたが、相変わらず遠景は望めるような状況ではなかったため、サクッと散策して龍泊ラインを戻ることにした。
津軽海峡冬景色の歌碑もあり、ボタンを押すと歌が流れるのだが、なかなかの大音量で思わず笑ってしまった。八甲田山にもこの類のものがあったし、青森はこういうのが好きなのかもしれない。
龍泊ラインの復路は、台風を凌ぐほどの猛烈な雨風に加えて濃い霧が立ち込めており、まさに龍の巣に突っ込むような激しさに、逃げ込むように道の駅こどまりに逃げ込んだ。
ドライブ的には楽しくなかったが、これはこれでとても印象に残ったと言える。青空の龍泊ラインはまた来るときまでお預けだ。
道の駅こどまりでは、少し早い昼食にメバル膳を注文したがとても美味しくいただけたので、龍飛へ来る際はまた立ち寄ることしよう。
霧は晴れ雨は弱まったが、相変わらず景色を楽しめるような状況ではなかったので、このまま南へ進み岩木山を目指すことにした。

屏風山広域農道で十三湖の西を通過し道なりに南へ進んだ。名前を変え津軽中部広域農道から県道39で岩木山環状線(県道30)へ入った。気がつけばりんご畑の中を快走しており、環状線の内側には岩木山が雲の合間から見え隠れしたりとだんだん楽しい道になってきた。
半周したあたりで、岩木山スカイラインの入り口を見つけたが、雲に包まれていたため九十九折のワインディングは諦めることにし、近くの温泉に立ち寄ることにした。
立ち寄った温泉は、女将さんのバリバリの津軽弁に半分以上何を言っているがわからなかったが、「湯船が小さいらしく先に数人が入っているため少し待ってくれないか」という趣旨は理解できた。
湯船でお会話したおじさんの言葉ほとんどわかったので、女将さんのはホンマモンの津軽弁だったのかもしれない(笑)

温泉で温まり外に出てみると、嘘のように岩木山がくっきりと姿を現していた。風呂上がりのまったりした気分だったので九十九折を駆け上がる気にもなれず、次回に持ち越すことにした。

県道3で国道101号へ交流し、ひたすら日本海沿いを走って帰路につくことにした。日本海に沈む夕日を堪能したあとは、八郎潟やら寒風山やら鳥海山やらを全てスルーし、山形の南端道の駅あつみまで来たところで寝ることにした。

翌朝は国道345号で笹川流れを沿いを走り、日本海東北道、北陸道、舞鶴若狭道、中国道、岡山道を経由し、四国へ入った。目立った渋滞もなく、途中立ち寄ったPAはガラガラすぎてGW最終日とは思えないほど。

四国へ上陸した頃、ちょうど日没の時間を迎えたため、旅の最後の瀬戸大橋をの向こうに沈む夕日を見送って旅を終えた。5日間朝から晩まで走り回った旅はあっという間だった。また旅に出よう。
Posted at 2018/07/07 14:57:05 | |
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