5月2日火曜日。
明日からの休みのことで頭はいっぱいだった。仕事に全く身が入らないまま終業時間になり、その日1番の軽やかさで片付けを終えて職場を後にした。
ひょっとすると仕事中に無意識のうちにニヤニヤしていたかもしれない。完全にヤバイ人に見えたかもしれないけど、気にしないことにした。出発の準備に集中するのだ…。
2017年のGWは青森北面へ行ってきました。
すでに記憶が薄れつつありますが、覚えている範囲で旅の記録を残しておこうと思います。
仕事から帰宅して食事やら風呂やら支度を整える。準備していた荷物も車に詰め込んだ。忘れ物チェックは問題なしだったので出発することにしよう。
時刻は20時過ぎ。やっとGWが始まった!
まず高速に乗る前にコンビニで飲み物とお菓子を調達した。お菓子をつまみながらだと夜の高速も眠くなりにくい気がするので、食べやすく汚れにくいやつを購入しておく。
駐車場でハイドラを確認すると珍しく同車種のアイコンを発見。どうやら関東からいらしているようだ。ぜひ四国を楽しんでほしいと思いつつICを目指した。
快調に高速を進み瀬戸大橋を渡る。夜の瀬戸大橋も雰囲気があって好きだ。何より旅の始まりは夜の瀬戸大橋経由で本州に降り立つことが多いので反射的にワクワクする。いつもは与島PAに立ち寄るのだが、少し急いでいたし、一気に駆け抜けたかったので通過することにした。
瀬戸大橋を渡り終えた頃に忘れ物に気づいた。車中泊用のマットは銀マットとゴムっぽいやつを重ねて使っているのだが、ゴムっぽいのを忘れていた。よく忘れることがあるアイテムなので今回も気にしないことにした。
倉敷JCTで東へ舵を切り、山陽道を進む。お菓子をつまんでるおかげが眠くならない。交通量も思ったより多くなくストレスも少なく快調に進む。吹田JCTで名神に切り替え京都方面へ。
ナビはあまり使わないけど、街中の高速は苦手なのでマツコネに案内してもらった。よくアホだアホだと罵られるマツコネだけど、たぶん的確にナビしてくれたはずだ。
道を覚えればよいのだが、なぜか街中の道は記憶に残らないし覚える気もしないのでこれからもナビのお世話になるだろう。この旅でマツコネに案内してもらったのはこの時だけだったけどいい働きをしてくれたと思う。マツコネちゃんありがとう。
途中、電光掲示板にて米原JCTのあたりが少し渋滞しているとの情報。あと90分ほどで米原JCTには到着しそうだった。まだ眠くなかったが、米原JCTは明日通過することに決めた。早朝なら渋滞も解消されてるじゃろ、と思いつつスマホのアラームをセットした。時刻は午前1時ごろ。マットを忘れて少し寝心地が気になったがすぐ寝られた。
翌朝、目覚めたころには、周りはすでに明るくなっていて人も多かった。まだ4時台なのにこの賑わいはさすがGW。少し焦った。
少し急いで支度を整え出発。昨日心配していた米原JCTも何の問題もなく通過でき、その後も渋滞に巻き込まれることなく名神を東へ進み、東名高速に名前を変えたあたりで小牧JCTで中央道にスイッチし諏訪湖方面を目指した。
中央道も快調に進み、諏訪湖手前の岡谷JCTで10分ほどノロノロ運転を強いられものの、問題なく諏訪ICで高速を下りることができた。さて、ここからはR299メルヘン街道を東へ進んで軽井沢方面に抜けるのだ。
R299を走り出すと間も無くしてビーナスラインやら八ヶ岳エコーラインやらの標識に誘惑される。悪天候ながら去年の秋に行ったばっかりだと自分に言い聞かせ、R299を予定通り進んでゆく。
交通量もだんだん少なくなり、ストレスなくワインディングを楽しめた。登っていくうちに空気も冷たく爽やかになってきてとても気持ちよくてニヤニヤしながらのドライブ。

途中立ち寄った展望台では、八ヶ岳、南アルプスやら中央アルプスを望めたものの、壮観な眺めに感動した家族連れのお父さんの熱い言葉を聞くことになり少し戸惑った。
僕に家族揃った写真を撮ってほしかったんじゃなかったのか…。というか手前の木々が邪魔で僕はお父さんほど感動できなかったよ。

お父さんと別れて駐車場へ戻った頃、オープンなZ4とエリーゼが入ってきた。
やっぱり次は屋根の開くクルマがいいなと妄想しつつ展望所をあとにし、R299の最高地点である麦草峠を通過。このあたりは背丈ほどの雪が残っているところもあり、爽やかな風を感じながら峠を下り、R141へ合流し北へ。
ちょうどよい時間だったので、コンビニでおにぎりを購入。ついでに買った唐揚げが思いのほかかなり美味しくてセブンイレブンに脱帽。
ささっと食事を済ませて、最寄りのICに向かう。上信越道から関越道、北関東道へと移り、伊勢崎ICで下道へ。
ICを降りずに東北道へ合流し北進することも考えたが、合流地点である岩舟JCT周辺で渋滞が起きているようだった。
伊勢崎ICを降りてからはR122で中禅寺湖方向を目指すことにした。思ったより交通量が多く景色も楽しめる道ではなかったが、とりあえず進む。
中禅寺湖に立ち寄るつもりはなかったが、ついでなのでいろは坂だけでも通ってみることにしたものの、やはり交通量が多かったし、あまり好みの道ではなかった。

気持ちを切り替えてR121で会津若松方面を目指すことにした。鬼怒川温泉を過ぎたあたりから交通量も減り、快走区間へ。風を感じながら気持ちよく走れて満足。
会津若松は思ったより遠く、かなり日が傾いてきた。あわよくばレークラインとか西吾妻スカイバレーを駆け抜けて山形あたりで日没を迎えたかったんだけどな…。
薄暗くなってきたのでわかりづらいが、桜がいい感じに咲いていた。ほとんど終わりかけの青森より、この辺りの方が遅いのは意外だった。
満腹になって蕎麦屋を出た頃には完全に日が落ちていた。眠くなったら寝るスタイルだけど、まだ余裕がある。
明日はアスピーテラインに行きたかったので、仙台あたりまで行き眠る作戦に決めた。
17時から8時半までは夜間通行止めのようなので、今宵のうちにそれ以上頑張って北へ進む必要はないだろう。
R121をもう少し北上し、R289で東へ進み、東北道に突き当たったところで高速に乗ることにした。
実際に走ってみると、R289が登坂車線つきの豪快な高規格道路だった。あとでストリートビューを見てみると展望も開けていたので、天気のいい日にぐいぐい登っていけば爽快感抜群だろうなあ。近くを通ることがあったら是非もう一度走ってみたい道だ。
楽しかったR289も終わり、東北道に突き当たったのでICのゲートをくぐった。あとは仙台に向かって150キロほどのんびり進むだけ。
この東北道、追い越し車線では軽やらミニバンやらがけっこうな速度でキツめの下りカーブに突っ込んでいく…すごい…。
バンバン抜かれていくうちに、仙台より少し北の鶴巣PAに到着。22時を超えていたが、GSが営業していたので本日二度目の給油。気になっていた給油もできたし、いい時間帯だったので今宵はこのPAで寝ることにした。