どうも(*^^)v
今回からは過去のリクエストされた方でアップ出来なかったカタログをアップしていきます(*^^)v
今年は今後のリクエストと数年前のリクエスト落ちを交互にアップしていくようなカタチで行きましょうかね~。
ってコトで今回はタイトル通りABCのA…
AZ-1です♪
以前はこのカタログを持ってなかったんですが、去年だか今年だったかやっと入手しました(笑)
BとCは過去にアップしたんで、今回やっとAがアップ出来ますね…(笑)
AZ-1は1度だけ運転したコトありますが、コレは怖い…速いとか遅いの問題じゃなく、調子乗ってたら死ねます。
まぁ理由は後述で。
そんなAZ-1はバブル終盤の1992年9月にデビューしています♪
コレですね…当時の雑誌とか読んでたら、2万台以上売れた場合、ボディシェルを変更するつもりだったらしいのです。
ところが、AZ-1で4000台位で、OEM車のキャラだけで1000台しか売れなかったので、お流れに…(汗)
さらに軽自動車とは思えない程コストも掛かってます…原価回収も正直怪しい…(汗)
クルマとしての出来や楽しいとか云々は置いて、商業的に見れば大失敗のウチの1台でしょう…(汗)
こんな車種がバブル崩壊直後のマツダにはウヨウヨありまして、倒産寸前の紙一重となるのです。
マイナーチェンジも無かったので、前期や後期の区別もありません。
ちなみにカタログは1992年9月のもので、デビュー直後のものになります。
で…このカタログって結構写真が凝ってて実に見応えがあります♪
表紙開いていきなりスペックを羅列して来る辺り、タダモノじゃない感じがしてきます♪
全高は僅か1150mm…(汗)
もう見た目からして低いですし、凄く本格的です!
見た目は。
フロントから見た感じでは、この丸目ってのがポイントですよね(*^^)v
変にシャープじゃなくて、愛嬌があります♪
リア周りもシンプルながらも演出がイイですね♪
リアバンパー下のディフューザーにAUTOZAMなんて入れて来る辺りイイですね~♪
そんでガルウイングってんですから、見た目の気合がバッチリなのです(笑)
そんなAZ-1…ボディはスケルトンモノコックフレームというガッシリしたフレームにFRPの外板を纏っています。
なので、前述した生産台数の2万台を超えたらボディシェルを変更するなんてコトが可能なのです♪
ちなみに法規上公道走行は出来ませんが、物理的に外板を付けずに走行も出来ちゃうんです(笑)
インパネも当然の如く専用設計!
エアコンパネルは、初代フェスティバのものを縦置きにして設置しています。
シートは運転席も助手席もリクライニングなんてありません。
スライドも確か運転席のみ。
室内も当たり前ですが、とにかく狭く、純粋に運転を楽しむだけの空間です(笑)
ちなみにスペアタイヤは運転席の後ろ。
なんでも衝突実験でフロントフード内に搭載していたら、スペアタイヤがステアリングシャフトを室内側へ押してしまったので、急遽コチラになったそうでして…。
そんなAZ-1に搭載されるエンジンは1機種のみ。
F6A…直列3気筒660ccDOHCターボ、64馬力、8.7kg-m。
ワークス譲りのエンジンなので、そりゃもう回りますし、パンチもあります(笑)
但し、レイアウトが…まぁどうしようも無いのですが、横置きのミッドシップ。
どうも搭載位置の問題か、かなり重心が高いです。
スラントもしてなさそうですし…(汗)
マフラーもステンレスマフラーですよ…凝ってますねぇ…(汗)
コレに組み合わされるミッションは当然の如く5速ミッションのみ(笑)
コレが超ショートストロークで、気持ち良くシフトが決まります♪
問題はアシ…お前の腕がねぇんだよって言われたら返す言葉もありませぬ…(泣)。
ただ、ロールセンターがかなり高いですね…ミッドシップは低重心…ではない(設計によります)。
前後のロールバランスがかなり違って、ストロークをほぼしないフロントに対し、リアのアシがとにかく伸びて伸びて…(汗)
まぁ…ホントにドコに吹っ飛んで行くのかわかりゃしません…(苦笑)
同じミッドシップでもビートとこうも違うかってなりました…少なくとも自分は…(^_^;)
ひょっとしたらセッティング次第でどうこうなるかもしれませんが、少なくともノーマルのままでは怖いです。
で…ブレーキは4輪ディスクでございます♪
車体も760kgと比較的軽いので、ブレーキはフィールも効きもよろしゅうございます♪
装備としては、本気で皆無に等しいです(笑)
ガルウイングなので??いや…コレもデザインか??
設計上の制約か??
窓はホント手が一本出る位…正式名称もチケットウインドーって言う位なんですから(笑)
で…ボディカラーは2色のみ。
青でも赤でもお好みで♪
価格は当時の軽自動車では凄まじく高価格…ですが、正直この内容ですとバーゲンプライス♪
だって後にも先にもこんな軽自動車なんて滅多とあるもんじゃないですもの(笑)
ちなみにオプションでは、意外にも空気清浄機があります(笑)
タイトな室内ですし、オーバースペックな位でしょう(笑)
オマケ
元々は1989年のモーターショーのコンセプトカーだった、AZ550スポーツってのが発端です。
Aタイプ、Bタイプ、Cタイプとありまして、結局量産化されたのは、写真の赤い方のAタイプになります。
但し、コンセプトカーではリトラクタブルヘッドライトなのが特徴。
で…コレがBタイプ。
ややクロスオーバー的な雰囲気もしてますね…ボディカラーのせいもあるかもしれませんが(笑)
で…CカーみたいなCタイプ(笑)
さすがにコレを量産ってのは無理があるでしょう…(^_^;)
で…93年にはM2-1014っていうコンセプトカーもありました♪
何気にコレもリトラなんですが、残念ながら製品化にはならず。
変わりに??か知りませんが、M2-1015だったかありましたね。
もし、2万台以上売れていたら、こんな形でボディシェルが出ていたのかもしれません♪
しかしながら、やっぱり時代が悪かったですね…販売期間も短く、95年には販売終了となってます。
ちなみに未だに人気は高く、中古車価格も新車時価格から全くと言っていいほど下がりませんね。
程度のイイ中古車は比較的探しやすく、未だに2万km以下の個体なんてのもザラにあります♪
初期投資こそ高いですが、損せず、楽しむのであれば打ってつけ(*^^)v
またこんなクルマが出て来るなんて保証は絶対無いですし、今乗るのもアリだとは思います♪