どうも(*^^)v
今回はカタログのアップとなります…
ってコトで懐かしいですねぇ~♪
B12サニー後期です♪
子供の頃はソレこそフツーに沢山走ってましたが、ナゼか不動産屋の営業車で走ってたイメージがあります…(笑)
地元でもココ数年はツインカムニスモに低グレードにと見かける頻度がある車種でしたが、そういえば最近テンで見なくなりました…(汗)
自分が整備やってた頃はもうB12なんて入庫するコトは無く、古くてB13の前期でしたので、扱うコトは無かったですね…(^_^;)
さて…そんなB12サニーは1985年にデビューしてます♪
先代、B11は比較的不人気な感じでしたが、B12はシンプルなスタイルでヒットしましたね(*^^)v
通称:トラッドサニー
B12とも確かに呼びますが、トラッドサニーと呼ぶ人も未だに多いかと…(笑)
トラッドは、クオリティの話をします。
なんてキャッチコピーでも謳ってまして、全体的にクオリティがアップしてます。
そして1987年に後期へとマイナーチェンジしますが、エクステリア、メカニズム、装備等々各所において更なるクオリティアップが図られています♪
今回は後期の中でもトリプルビスカス4WD追加後の1988年6月のモノになります。
後期型になって主にフロント回りで変更されてパッと見で分かりやすいのがバンパーでして、従来は黒のモールが1本入ってましたが、この後期でフルカラード化♪
にしても直線基調でいかにも80年代な感じです(笑)
クリスタルホワイトのボディカラーが定番だったかと思います(*^^)v
リア周りで大きく変わったのがナンバープレートの位置。
従来はテールの間に配置されていたものが、マイナーチェンジでリアバンパー部に。
前期のテールもアレはアレで好きですが、この後期も捨てがたい…(^_^;)
このボディカラーは当時あんまり見た記憶が無いですねぇ…(汗)
インパネはいかにも80年代日産車と言える絶壁インパネ…昔は古臭く感じたもんですが、今じゃコレも味ですねぇ♪
サニーでもインパネにステッチ風の処理がされておりまして、当時としてはハイクオリティな演出がこんなトコに出ています(*^^)v
シートも見た目の演出上ではもう1クラス上のブルーバードに迫るような感じの豪華さ…
主にシートの配色でそう見えるんでしょう…ルースクッション風では無くて、ステッチを入れている感じでブルーバードより1クラス敢えて落としたような感じにしているのなと…。
ちなみに、インテリアセレクションってヤツにしますと、黒基調の内装色にスポーツシートが入りまして、かなり違った雰囲気になるかと思います!
そんなB12サニー後期に搭載されるエンジンは全部で5機種…
GA15S…直列4気筒1500ccシングルカム、電子制御キャブ、85馬力、12.5kg-m。
通称:スーパーインテークエンジンと呼ばれる、日産初の1気筒辺り3バルブのエンジンでして、タイミングチェーンなのもトピックです。
そういえばGAエンジンってヘッドガスケットが破れやすかったような…どうだったかなぁ…(汗)
GA15E…直列4気筒1500ccシングルカム、ECCS、97馬力、13.1kg-m。
上記のEFI版。
CA16DE…直列4気筒1600ccツインカム、ECCS、120馬力、14.0kg-m。
B12サニーの最強版エンジン。
高回転ビンビンという訳でも無く、下からトルクがあって乗りやすいエンジンです♪
E13S…直列4気筒1300ccシングルカム、電子制御キャブ、67馬力、10.0kg-m。
CD17…直列4気筒1700ccシングルカムディーゼル、55馬力、10.6kg-m。
唯一のディーゼル版、さすがにスペック的にキツく、全体的に動きが重いです…(苦笑)
これらに組み合わされるミッションが1300が4速で他が5速のマニュアル。
そしてグレードにより3速と4速のオートマ。
足回りは当時としては豪華でして、4輪ストラットの独立懸架だったりします♪
専ら昨今はスペース効率の問題や、(設計のマジメなものであれば…)トーションビームでもかなりイイ車種なんてのもありまして、このクラスで4独採用車が少なくなってきてますね…(汗)
更に当時としてはかなり豪華なメカニズムだったフルオート・フルタイム4WDなんてのも前期の途中からあったのですが…
後期の途中からこのようにセンターデフの加わったトリプルビスカス4WDも追加され、センターデフの有無とは言え、当時とは異例とも言える2種の4WDシステムがサニーでセレクト出来たと言うのは凄いコトかと…(汗)
で…オプションでトラクションメーターまでもが選べる訳です(笑)
ブレーキに関しても、当時のこのクラスではまだ珍しい4WAS…
現在のABSの日産名称ですが、コレが後期で装備出来るようになってます!!
とりあえずメカニズムに関しては前期と後期でかなりの違いが出るのは無いかと…(汗)
んでもって装備も後期になると、いかにもバブル期への返還期とも言えるもがチラホラと…(笑)
ツインエアロルーフ!!
なんとサンルーフ2枚張り(笑)
んで持って前後共に電動で動いちゃうってんだからスゴイ(笑)!!
さすがに珍装備とも言えるようなモノでして、装着車は当時から皆無に等しかったのです…(汗)
ココは今見ると当たり前のようにも見えますが、当時は内装の見栄え質感がドンドンとアップしていった時代…
ドアトリムは一体成形となり、ヘッドライニングも成形モノへ。
更には当時流行りのブロンズガラスも採用され、サニーも高級化路線へと向かって行くのです…。
更にイルミネーテッドフェンダーマーカーまで付いちゃう…と(笑)
そしてグレードも多かった…(汗)
コレが一番ラグジュアリーグレードか…
ECCSの1500スーパーサルーンEを筆頭に、1500キャブとディーゼルのスーパーサルーン。
で…スポーティグレードの1600ツインカムスーパーサルーン。
やや装備が落とされる1500SXサルーンへと続きます…。
ソコからビジネスユースとも言ってイイであろう、1500とディーゼルのEXサルーン。
1300のEXサルーン。
最低限の装備で本気の営業ユースのデラックス。
で…オーテックのラリー仕様のVRに関しては後述。
最後に4駆が3グレード。
1500スーパーサルーンEに2種類の4駆が用意され、その下にスーパーサルーン、EXサルーンとなります。
オプション装着車の写真なんてのもありますが…
現在こんなのいたら驚愕しますけどね…(笑)
ボディカラーは当時としては異様に多い11色!!
スーパーサルーン系は全色選択可能です…スゴイ…(汗)
しっかしまぁ…ボディカラー1つ取ってもそうですよ…(汗)
実に凝ってまして、パールホワイトは3コートパール。
ブラックに関しちゃなんと4コート・4ベークです…(汗)。
で…先述のオーテックモデル…
1600ツインカムVR!
VRは、「バージョン・フォア・ラリー」の略。
ラリーベース車ではあるものの、4駆ではありません。
価格は5速で147万円…ってか5速しか無いけど(爆)
15万2000円でエアコンも装着出来ます…この手なら要らんでしょう(笑)
エンジンは1600ツインカムスーパーサルーンと同じCA16DE。
しかしながらミッションがクロスレシオタイプになってるのと、ビスカスLSDが搭載されていまして、まさにラリーベースと言えます。
ってコトで室内はほぼほぼデラックスですね…ベースだからコレでいいんですが…(笑)
ニスモのパーツでバケットシートや減衰力可変式のショックアブソーバーがあります♪
ちなみにボディカラーはクリスタルホワイトのみ。
そんなこんなでその後も一部改良が入ったりでモデルチェンジに近づく程より豪華に充実して行ったのがB12サニーです(*^^)v
その後のB13でもバブル景気の後押しで装備がかなり豪華になるのですが、コレが販売上はどうやら上手く行かなかったようでして…(汗)
スーパーサルーンEのダークレッドパールでツインエアロルーフなんて個体があったら奇跡でしょう…まず無いでしょう…(苦笑)
にしてもこの手のセダンにもラリーベースがあって、手の届きやすい価格と来た…
やっぱり時代背景が現代と違えどイイよなぁ…なんて思う訳で…(苦笑)