どうも(*'▽')
今回はリクエスト頂きましたカタログのアップになります…。
コレ…ホント縁が無いんですねぇ…(苦笑)
K13マーチ デビュー時です♪
このクルマが出た時はもう日産を辞めていたので、実は未だ乗ったコトすら無く…。
ただ、出てすぐの頃、今は無き天神のイムズにあった日産福岡ギャラリーで、まさにこのイメージカラーの展示車が飾られていたので、各部を見て触れて…位はやってますね(*'▽')
で…K12と比べ、明らかに低下した質感になんとも言えない気持ちに…(汗)
バックドア周りのプレス品なんて、バリが出てたりで大丈夫なの??って位。
ソレとタイ製になってるんですよね…つまり輸入車。
どうやら製造品質はかなり削られた様子で、新車間もない頃からフューエルリッドの裏や内板にサビが発生するレベルで防錆が弱い個体もあるとか云々…(汗)
K12もソレこそ車体の隅々まで満遍なく壊れましたが、内外装のクオリティはそんなに悪く無かったんですよね(*'▽')
まぁとにかく個人的な商品としての総評としましては、正直良い印象は…(^_^;)
最もマーチに限ったコトでは無く、2010年前後の国産車は総じて「つまらない」車種…いや、自分が興味を持てない車種がことごとく出てきたという感じはあります。
さて、そんなK13マーチは3代目モデルとして2010年にデビューしています♪
ってか15年も前になるんです!?
そうかそんなになるのか…(;'∀')
で…前述の通りタイ製へと移行したのと、マーチでは歴代唯一3ドアの設定が無いモデルとなってます(*'▽')
月販目標4000台に対し、とりあえず2週間で1万台の受注はあったようで、滑り出しとしてはまずまず…でしたがね…(*_*;
そんなK13マーチがデビューした時のキャッチコピーは…
SHIFT_the way you move
この時代の日産ってこのSHIFT_〇〇っていうキャッチを色んな車種で使ってましたが、こんなコピーなんざサッパリ印象に残りません…。
他にも…「エコマーチ」なんて書いてまして、この時代は日産に限らず各メーカーが「エコ」を連呼…。
そしてこのエコはほぼ偽善に成り立った、実用的で無いアイドリングストップや、実用域を無視するような燃料タンクの軽量化、ウェット路面ではどう考えても喰いつかないであろう規定空気圧がやたらと高く転がり性能の低いエコタイヤ等…正直ロクなコトしてないイメージが強いですね…(苦笑)
ココ10年位ですかね…さすがにコレはやり過ぎだろう…って感じでしょうか、近年はマトモに戻ってきたのと同時に、当時よりは魅力度のある車種も増えてきたかなと思ってます。
で…今回はデビュー直後となる、2010年7月の内容です。
いつもの街なのに、空気まで新鮮に感じる。
マーチとなら、毎日が新しいときめきで満たされる。
フロントピラーからリアドア辺りまでのフォルムは先代、K12のコンセプトをそのまま受け継いだ感じになりますね(*'▽')
一方で、フロントマスクは、正直リーマンショックの影響はゼロでは無かったんじゃないかな?ってのと、タイで生産するので、設備側の都合もあったりするんじゃないかな??なんて推測の域を出ませんが、K12比ではかなり簡素になりました。
ところで、このバンパーのモール部分は単体交換可能なんでしょうかね??
でしたら多少の擦り傷であれば、この部分の交換で済むので修理コストがグッと下がるのはメリットでしょう(*'▽')
ソレとメインカラーに黄緑を持ってくるのはチョット冒険ですよね(笑)!
ガチャピンポーターとかが代表的かな…そういえばK13もガチャピン感あります(爆)
信号待ちなどで停車したら、エンジンを自動停止。
ガソリンを節約して、とびきりエコな走りを楽しめます。
ってコトで早速エコのワードも出てきます。
リア周りは、ナンバーポケットがリアバンパー側へ…。
正直パネルのプレスも簡素になった気がしますし、K12の方が個人的には愛嬌がある感じがします…。
バックドアも良く見るとコレはハンドルで開くタイプですかね??
K12は何気に電磁スイッチ使ったりでコスト掛かってましたね~。
周囲が広く見わたせて、車両感覚もつかみやすい。
初めての道も好奇心を優先できる、運転しやすさです。
インパネは一目瞭然でかなり簡素化されちゃいましたね…(汗)
K12はこの辺り正直クラスレスでオーバークオリティな感じはあったんですよ…よく壊れる云々はともかく。
各種メーターやオーディオ、エアコンのパネルはモノクロ液晶で、この辺りがやや古さを感じます。
ココで個性的なのはエアコンパネルの造形ですかね(*'▽')
ソレと何気にインナードアハンドルがメッキで、この辺り妙にコスト掛けてます。
ときにはひとり気ままに。ときには仲間とにぎやかに。
明るく上質な室内には、時間を忘れさせる快適さがある。
シートはこのクラスとしては平均的な感じですが、リクライニングレバーのデザインが独特なのと、後席のヘッドレストは着座時に必要な高さに上げないと、背中に違和感があるような形状にしていますね(*'▽')
ちなみに思いつきで調べましたが、全幅は1665㎜…意外とやや狭目なんですね~。
そう言えばリアドアトリムの表皮部分がありません…最上級グレードですが、こんなもんなんでしょう…(^_^;)
そんなK13マーチのデビュー時に搭載されたエンジンは1機種のみ…。
・HR12DE…直列3気筒1200㏄DOHC、79馬力、10.8kg-m。
先代で用意された1.5リッターが廃止され、1.2リッターのみに…。
しかも1気筒削られて3気筒になっちゃってます…(汗)
確かに、1気筒辺りの排気量は増えるので、低回転でのパンチはありますが、ソレは余程制御を緻密に行わない限り、NV性能の低下が免れない…と。
コレが660㏄の軽でしたら、まだ1気筒辺り220㏄なので、パンチも弱く然程気になりませんが、なんせ1気筒400㏄…爆発力が違うので、振動も大きくなりますよね。
ミラージュはその中でもマシな方で、ヤリスの1リッター及び1.5リッターはこの振動がイマイチ未消化。
GRカローラは別物です…アレは最早3気筒ってのがほぼ分からない(笑)
マーチは乗ってないので何とも分かりませんが、この3気筒ならではの音・振の制御をどれ位緻密にやっているのかが気になるトコではあります。
コレらに組み合わされるミッションは、エクストロニックCVTのみ。
時代の流れですね…。
足回りは、フロントがストラットでリアがトーションビームという、このクラスでは典型的なレイアウトですね(^^)v
で…4駆のシステムは、先代も採用していたe-4WDになります。
この時代の電気モーターは実用速度域でのアシストすら怪しいレベル…(汗)
なので発進から20㎞/h程度が精々アシスト可能な領域かと…( ;∀;)
やっと実用域で不満の無い仕様になったのは、2020年のヤリス辺りから…。
近年のヤツは130km/h位までアシスト可能なハズでして、この辺りはEVの技術進歩からの恩恵という感じがします。
で…どうやら、アイドリングストップシステムは、このK13が頭出しのようで、日産はコレをエンジン進化型エコカーのピュアドライブと謳うんだそうな。
個人的にこういうのは採用してくれるなとは思いますね…(^-^;
装備としましては、運転席アームレストがあるのは快適性で有利ですね(^^)v
確かK12はディーラーオプションで置き型のヤツはあったんですが、標準では無かったかと…。
コレにシートリフターやチルトステアリングも装備。
この辺りは妥当ですかね…テレスコまであれば中々ですが。
個人的にはコレがK13唯一のネタ的装備かと(*'▽')
タイヤアングルインジケーター…この手は時折装備するクルマが出て来ては消えて行きます(笑)
古くはL70ミラやEP82スターレット…調べると近年ではタントにあるようですね~。
正直そんなのいるのか??って思うんですが、コレすら感覚が無い人も一定数いらっしゃる訳ですね実際…(^-^;
大半コンパクトカーに装備されますが、2リッタークラス以上のクルマでは見るコトが無いですね…。
その他装備群。
インパネはアッパーとアンダーにボックスがありまして、収納力はK12より優れてますね(*'▽')
エアコンパネルはオートだと確かに独特のデザインで新鮮な感じに見えるものの、圧倒的に使いやすいのはマニュアルエアコンのダイヤル式のヤツですね…(苦笑)
で…先程のタイヤアングルインジケーターのヤツは、メーター内のディスプレイも兼用しています(*'▽')
モノクロながら各記念日と、燃費表示や警告表示と、表示項目数はそれなりにありますね(*'▽')
結婚記念日とか登録するのかなぁ…(;´・ω・)
で…グレードはこんな感じ。
・12S (CVT)…95万2000円
最もベーシックなグレードになりますが、当時の価値でもコレはかなり安い!!
アイドリングストップも装備されませんし、拘らないならコレでもイイかと。
ちなみに初期の販売割合は9%…こんなもんでしょうね…(^-^;
■12Sの主な装備
〇視界
・フロントUVカットグリーンガラス
・最適配光マルチリフレクターハロゲンヘッドランプ
・防眩式ルームミラー
・車速検知無段間欠ワイパー
・リア間欠ワイパー
・電動リモコンカラードドアミラー
・バッテリーセーバー(ルームランプ、ヘッドランプ)
〇運転席まわり
・車速感応式電動パワーステアリング
・チルトステアリング
・フットレスト
・リモートコントロールエントリーシステム
・パワーウインドウ
・キー連動室内照明システム
・デジタル時計
〇空調
・ダイヤル式オゾンセーフマニュアルエアコン
〇オーディオ
・オーディオレス+スピーカーレス
・ロッドアンテナ
〇シート/内装
・トリコットシート
・運転席シートリフター
・リア可倒式シート
〇外装/タイヤ・ホイール
・165/70R14タイヤ&フルホイールカバー
・スペアタイヤ
〇安全/メカニズム
・前席上下調整式シートベルトアンカー
〇寒冷地仕様
・大型バッテリー
▲12Sの主なオプション
・SRSカーテンエアバッグシステム
・12X (CVT)…117万1000円
中間グレードで、おおよそ装備はコレでコト足りるでしょう(*‘∀‘)
実際に初期1万台の63%がコレです。
■12Sにプラス、またはグレードアップする装備
〇視界
・UVカットフロントドアグリーンガラス
・電動格納式リモコンカラードドアミラー
〇運転席まわり
・シルバーフィニッシャー
・プッシュエンジンスターター
・インテリジェントキー
・運転席バニティミラー
・電源ソケット
・インストアッパーボックス
〇シート/内装
・アシストグリップ
・リアパーセルシェルフ
〇外装/タイヤ・ホイール
・フロントグリルメッキ加飾
・カラードドアハンドル
〇安全/メカニズム
・アイドリングストップ
・エンジンイモビライザー
▲12Sより更に選択可能なオプション
・プライバシーガラス
・プライバシーガラス+SRSカーテンエアバッグシステム
・12G (CVT)…139万9000円
最上級グレードで、初期1万台中、21%がコレですね(^^)v
■12Xにプラス、またはグレードアップする装備
〇視界
・プライバシーガラス
・オートライトシステム
〇運転席まわり
・メーター内ディスプレイ
・タコメーター
〇空調
・オゾンセーフフルオートエアコン
・外気温度表示
〇シート/内装
・織物/トリコットシート
・リア可倒式シート(6:4分割)
・運転席アームレスト
・助手席シートバックポケット
・メッキインナードアハンドル
〇外装/タイヤ・ホイール
・フロントバンパーロアグリルメッキ加飾
〇安全/メカニズム
・SRSカーテンエアバッグシステム
・12X FOUR (CVT)…133万8000円
4駆グレードはアイドリングストップが付きません…要らないけど。
■12Xにプラス、またはグレードアップする装備
〇外装/タイヤ・ホイール
・タイヤパンク応急修理キット
〇寒冷地仕様
・ヒーター付ドアミラー
・12G FOUR (CVT)…156万6000円
全体で最高額の仕様になりますね(^^)v
■12Gにプラス、またはグレードアップする装備
〇外装/タイヤ・ホイール
・タイヤパンク応急修理キット
〇寒冷地仕様
・ヒーター付ドアミラー
コレにボディカラーは全部で9色。
コンパクトカーらしくポップに富んだ印象があります(*'▽')
自分でしたら12Gのスプリンググリーンでイメージカラー通りの感じで。
ちなみにオプション設定が無いように思いますが、このクルマは大半がディーラーオプションなんですよ…(^-^;
なので、最上級グレードでもオーディオレスにスピーカー無しで、ナビ等はディーラーオプションで…という感じになりますね~。
で…コチラはオーテック特装車で、マーチでは定番のレトロ調仕様のボレロになります(*'▽')
中間グレードの12Xをベースとするものの、写真の通り内外装に専用装備が多数奢られ、割合ゴージャスな感じに…。
・ボレロ (2WD/4WD)…139万6000円/156万3000円
価格だけで言うと、12Gより3000円安いので、好みで選択肢は2分しますね(^^)v
■12Xにプラス、またはグレードアップする装備
・専用フロントバンパー
・専用メッシュデザインフロントグリル
・専用エンブレム
・専用アルミホイール
・プライバシーガラス
・ボーダー柄専用シート地
・フロスト柄専用フィニッシャー
・専用モノトーンインテリア
・本革巻3本スポークステアリング
・メッキインナードアハンドル
・オゾンセーフフルオートエアコン
ボレロは専用カラーで全4色。
高級感を演出する為か、ダーク系カラーが多いですね。
また、ディーラーオプションながら、ホイールのスポーク部に貼るデカールも…。
一応コチラが価格表…ご参考までに…。
コレはディーラーオプションカタログになります(*'▽')
元々が輸入車扱いとなるからか、アイテム数は比較的少な目…。
スプリンググリーンだったら、更にガチャピン感の増すフルエアロ(笑)
コレだけでも結構印象が変わりますね(*'▽')
このエアロ仕様になると全体的にユーロ感が増すように思います…タイ製だけど。
ホイールのチョイス次第で化けそうな予感がしますし、ドアミラーウインカーもこれまた雰囲気が変わるアイテムかと(*'▽')
他にはインテリアパネルキットがありまして、どう考えてもスプリンググリーンを選択した人にしかマッチしないであろうパネルを出してきます(爆)
最も、ソレ以外の人でこの手のパネルが欲しければ、このアスリートタイプのパネルでイイと思いますが…(笑)
他は特段目立ったアイテムは無く、ラゲッジキッキングプレートが後は気になった位…。
大体この部分はK12の場合しっかりと樹脂トリムだった訳ですが、モロに鉄板が剥き出しで、アルト並のクオリティへ格下げ…。
コレでなんとかゴマカシは効きます…。
さて、そんなK13マーチですが、その後、スポーツモデルのNISMOが登場したり、30台限定ながら、オーテックA30というブリスターフェンダーの特殊モデルが出たりと、それなりにスポーティなキャラクターのモノを出したりしたものの…
やはり税制面と維持費の安さ、そして年々豪華になっていく軽自動車へとユーザーは流れ、正直モデル末期は息絶え絶えという…(汗)
ソレでも2022年まで販売され、モデル自体が幕を閉じました…。
マーチって結構なブランドでしたが、丁度40年の節目の時ですよ…最後の灯はホントにあっけない感じでしたねぇ…(;´・ω・)
で…代わりのモデルが無いんですよ…ノートに集約という強引なオチ。
当然ですが、軽自動車では無く、この手のコンパクトカーへの純粋なニーズはある訳で、顧客はヤリスに流れて行くと…(苦笑)
ノートじゃ違うんですよ…やっぱり。