こんばんは♪
今回はクラウンを1年間、通勤やレジャーに使用した上での総決算を完結にレポートさせて頂きます♪
いつものインプレッションのように固めには書きませんので、これから12系クラウンを所有してみたい方などいらっしゃいましたら参考の一つとして見て頂ければ宜しいかと思います。
■主要スペック
昭和59年式 トヨタ クラウン 4ドアハードトップ 2000ロイヤルサルーン
・エンジン
1G-GE型 1998cc DOHC6気筒 160馬力 (グロス)
・ミッション
電子制御4速オートマチック
・所有期間 2011年11月6日~2012年12月8日
・走行距離 購入時 約80000km 売却時 約99000km
■スタイル
リアスタイルはともかく、最終的に手放すまで2リッター前期独特のフロントフェイスは好きになれませんでした…(苦笑)
スタイルで一番気に入っていた部分は、やはり12クラウン独特のクリスタルピラー。
ここまで豪華且つコストの掛かった装飾は現在ではなかなか再現が難しい部分です。
ボディの見切りはとても良く、またフロントピラーも細い為、死角が少ないのもポイント♪
初心者でも乗り易く、また小回りもボディサイズの割には良いです。
■エンジンについて
1年間所有して思ったコトは、このクルマに1G-GEのマッチングは明らかにミスマッチですね…(苦笑)
高回転型故にとにかく街中では非力。登坂時にはモロにその傾向が出ます。
これがマークⅡだといいのですが、クラウンですとさらに200kg重くなっているのが原因。
逆に高速巡航は中々のもので、70~100km/hまでですと、静か且つスムーズです。
■ミッションについて
ミッションはアクセル開度1/4位まではスムーズで変速ショックも少ない。
しかし、1/2以上ですと、変速ショックが急激に大きくなります。
ATFは定期的に前オーナーが交換していたものと思いますが、ミッション自体の劣化もあるのでしょう。
ミッション保護の為に、水温が80℃以上にならないとODに入らないのは不満…。
当時なら良かったのかもしれませんが、現代の交通事情ですと、3、4速のギヤ比をもっと小さかったら理想的です。
明らかに燃費が変わるはず。
■乗り心地について
直線のみは良い…(苦笑)
フラット感高く、突き上げも少ない。
コーナーはとにかく踏ん張らない、ロールしてばかりでそして曲がらない…(汗)
■燃費について
給油回数32回
標準燃費 9.15 km/L
最高燃費 10.08 km/L
最低燃費 7.82 km/L
最低燃費については、給油キャップの締めが甘く、結構の燃料が漏れた為に参考値…(苦笑)
実質の最低燃費は8.4km/l位です。
このクルマは珍しく、短距離、長距離関わらず、燃費が殆ど変わりませんでした(笑)
また、AC使用、不使用についても、0.5km/l位しか差が出ませんでした。
■インパネについて
インパネは各部スイッチが使いやすく、わかりやすい、そして機能的。
使いにくいスイッチはリアACスイッチが運転席からでは多少離れてて押しにくい。
また、ハザードスイッチももう一回り大きくないと、緊急時に押しにくいと思います。
それ以外はOK。
この1年間の維持において、雨天時以外はサンシェードを使用。
目視によるインパネの劣化は見られませんでした♪
■フロントシートについて
とにかく座り心地は過去に乗ったクルマの中でも最高のレベルで、長距離がとにかく楽です♪
生地の触り心地も良く、また通気性が劣る感じも無かった為、夏場でも蒸れる感じはなかったです。
但し、シートリフターの動きには多少の違和感を伴います(特にフロントバーチカル時)
急なコーナーで振られ易いかと言えば、意外な事にサイサポート機構がある為、ホールド感があるように調整出来る為、かなり出来の良いシートです♪
欠点はあまりの快適さに助手席の乗員が寝てしまうことが多かった…(苦笑)
1年間の使用でシートの退色、擦れ等の発生が起こらなかったコトも記載しておきます。
■リアシートについて
やはりクラウンらしく、一番シートの出来が良いのはリアシートでした(笑)
スライド&リクライニングが装備されていたのもよかったです♪
■各種車内装備について
・エアコン
リアエアコンは殺してましたが、ガス補充後の効きは抜群でした。
コレはクラウンの性格上か故障なのかわかりませんが、登坂時になぜか暖房が効きません。
風量は適度。
・チルトアウェイステアリング
コレは凄く便利な装備でした!!
もう乗り降りが凄く便利です♪
・ダストボックス
結局1回も使わないまま終了…(苦笑)
原因としては容量が小さい上に、助手席の足元にある為、非常に使い勝手が悪い。
・空気清浄機
元々のオーナーがヘビースモーカーだった為、所有時期後半はタバコを吸ってました。
効果の程は気持ち程度で良くなったかなという位です。
・マップランプ
ヘッドランプを点けないと使用出来ない為、使いにくかったですねぇ…(苦笑)
なんでこんなコトにしたのかさっぱりわからない装備の一つでした。
使用した際の光量については問題ありません。
■トラブルについて
一番大きなトラブルは春に起きたタイミングベルトロックですね…(苦笑)
前オーナーがタイベル交換の際にテンショナベアリングを交換していなかったのが原因です。
他は、クラウン病(ハンドルがカタカタ円周方向に振動する)の初期段階、トーの狂い程度。
ホントに丈夫に出来ていて。作りの良いクルマでした♪
但し、錆についてはやっぱりこの時代のクルマ、青空駐車ですと所々に錆が出て来ました。
手放すタイミングとしては丁度良かったと思います。
■トータルコストについて
この1年間に掛かった費用(税金、保険代、燃料費、油脂類交換代除く)
・車両購入費…25万円
・タイミングベルト修理…5万円
・タイヤ2本…1万円
計31万円。
コレに売却費用を入れると、1年間で計16万円使用しています。
月に1万2~3000円位の費用でクラウンに乗れたと考えますとリーズナブルではないでしょうか??
■総評
クラウンの3000ccについては煌びやか且つ豊富な装備で「高級クラブのキャバ嬢」って感じに例えると、この2000ccについては「酌の上手い小料理屋の女将」のようなクルマです(笑)
とにかく使う箇所一つ一つにおもてなしの良く出来たクルマだと言えます♪
「いつかはクラウン…その想い、一層深まることでしょう…。」
当時のCMで言っていた名文句ですが、まさにその通りだと思います。
ハチマル車入門で考えますと、このクルマはまさに最適です♪
興味がある方は1度所有されてみると良いと思います。