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2022年06月21日 イイね!

次の100年のためのテクノロジー。



どうも(^^)v

今回はカタログのアップになりますが、先日まで「後ろに人を乗せるクルマ」というお題で話題にしてましたが、今後は自分なりのチョイスで8冊をアップしていきます。

ってコトで…



AHR10エスティマハイブリッド前期です♪

30系のエスティマですが、HVモデルなんで型式がこんな感じになっちゃうんですね~。

しっかしミニバンが色々ある中で、ナゼこのクルマを話題に…ってなるかと思いますが…。

実は最後に出てくるのが真打ちです(爆)

クルマとしては1㎜も触れたコトがありません…馴染みも無いです…(苦笑)

しかし、出た時のインパクトは大きかったですねぇ(*'▽')

なんせ世界初のハイブリッドミニバン…この時代にハイブリッドはご存知の通り初代プリウス、ホンダからインサイト、そして辛うじて100台限定で日産がティーノハイブリッドを出した位。

そうですねぇ…今に例えるとFCVでミニバンを出して来た位のインパクトです。

さて…そんな30系エスティマは2代目エスティマとして2000年1月にデビューした訳ですが、ソコから1年半遅れて2001年6月に追加されたのがこのエスティマハイブリッドです♪

ミニバンでハイブリッドというのもそりゃインパクトもある訳ですが、今じゃ当たり前となりました、リアモーターで後輪を駆動する世界初のE-Fourもそりゃ衝撃的でしたよ(*'▽')

4駆なのにペラシャ無いって何??

当時はホントにそんな感覚でしたよ(笑)

そんなAHR10エスティマハイブリッド前期のキャッチコピーは…



次の100年のためのテクノロジー。

分からんでも無いですね…当時としては超先進。

しかも未だにその技術はキチンと生きてるし使われてます。

少なくとも次の20年後までは達成しているという訳ですねぇ…(笑)

今回は2001年7月の内容で、まさにデビュー当初になります。



さて…その見た目は、通常のエスティマと較べてやや近未来的な印象を持てるように各部のデザインが変わっていますね(^^)v

ヘッドライトやグリルの形状、バンパーなんてトコまで。

今ではガソリンとHVモデルなんてエンブレム程度でしか違いが無いですが、当時はそれ位に特別なモデルだったというコトが分かるのが見て取れます。

まぁ…チョットアクが強い…魚顔??なのもありまして、好みが分かれるかもしれません。



リア回りはテールのデザインが変わり、ガーニッシュもシルバー塗装に…。

フロント程ではないですが、コレだけでも印象は変わりますね~(*'▽')



インパネは元々のエスティマと変わりませんが、黒木目調のパネルはコンビハンドルで高級感を出してはいますが…少々ミスマッチな感じもします…(^-^;



シートは2種類ありまして、まずは7人乗りから…。

コレも通常のエスティマと一緒で2列目がキャプテンシートとなります。

但し、ハイブリッド故にバッテリーの搭載スペースの関係で、3列目のシートアレンジに制限が出てくるようですね…(^-^;



2列目はリラックスキャプテンシートと言いまして、485㎜のロングスライド♪

更に収納式のオットマンが付いてたりと結構豪華ですね(^^)v



または2列目がベンチシートになる8人乗りが選べます♪

各グレードに7人及び8人乗りの設定がありますが、8人乗りの方が3万円安いです。

そんなAHR10エスティマハイブリッド前期に搭載されるエンジンは1機種のみ…



・2AZ-FXE…直列4気筒2400㏄ツインカム、131馬力、19.4kg-m。

コレにHVモデルなのでモーターが組み合わされます…

・1EM…交流同期電動機、13kw、11.2kg-m。

更にリアモーター…



・1FM…交流同期電動機、18kw、11.0kg-m。

ってコトでエンジンがアトキンソンサイクル化された2AZに、フロントモーターで前輪を駆動…更にリアモーターで後輪をアシストするE-Fourになりますね(^^)v

今じゃ当たり前ですが、前述の通りこの機構が世界初!



足回りはフロントがストラットでリアはトーションビーム。

パワーステアリングには一時期採用車がチョコチョコありました電動油圧式。

電動で駆動ロスを無くして燃費向上に繋げる訳ですが、いかんせん当時の電動パワステはフィールがグチャグチャなのが多かったので、その部分は油圧に任せようという機構ですね(^^)v

今では電動パワステはかなり進化して、以前の油圧と差が無い位のフィールになったので、この電動油圧式は過去の機構となって行ってます…。



ブレーキは今やお馴染みのECB(電子制御ブレーキ)で、ブレーキ油圧を4輪独立制御する訳ですが、当時はコレが超画期的でして、雑誌の記事を見て驚いたのを覚えてます(*'▽')



装備としましては、通常のエスティマと差別化されているトコでは、ブルーグラデーションのオプティトロンメーターで近未来感を演出しているトコでしょうか♪

ブルーLEDで通常のオプティトロンメーターよりも30%省電力なのも特徴。



バックガイドモニターは縦列駐車時に音声ガイダンスする機能を搭載。

実用性は?なんとも言えませんが、現在の自動駐車機能へと繋がる内容でしょう♪

20年前から既に色々と試行錯誤していたのが分かる内容です。



更に世界初の100V、1500Wソケット!!

今や「クルマで給電」なんてCMをやる位にガソリンモデルでも災害時の非常用電源として1500Wコンセントを標準装備する車種が増えてきましたが、世界初はこのエスティマハイブリッドだったんですね('Д')!!



で…グレードはこんな感じで…

・エスティマハイブリッド❝Gセレクション❞7人乗り

コレが最上級グレードになりますね(^^)v
ディスチャージヘッドランプにオートライト、コンビハンドル、クルコン、運転席側バニティミラー、テレビ付きのマルチ。

後はシート生地がモケットになる豪華版。

・エスティマハイブリッド❝Gセレクション❞8人乗り

単純に8人乗りになっただけの仕様。

・エスティマハイブリッド7人乗り

Gセレクションの装備を省いたヤツですね(^^)v
シート生地もモケットからニットに。
その分25万円安くなってます。

・エスティマハイブリッド8人乗り

これまた単純に8人乗りの仕様。



ボディカラーは全4色となっております。

自分でしたら…この後のが気になるんですよね…(爆)



ってコトでココからが本題(爆)




エスティマハイブリッドモバイルオフィス

モデリスタの特装車ですね(^^)v

まさにコイツは…「後ろに人を乗せるクルマ」となります。

ちなみにコチラは2003年7月のカタログで後期型になりますね♪



エスティマハイブリッドをベースに移動オフィスと仕立てた高級仕様ですね♪

専用フロントグリルと、これまた専用のフォグランプ付きバンパーで高級感も増しますね…見た目もコッチのが好みです(*'▽')!!

その他、ドアミラーとドアハンドルがメッキ化されてます♪



室内は2列目シートを取っ払い、専用の2人掛けシートを装備した4人乗り!!

シート生地も静電気帯電防止加工と脱臭機能の付いたジャガードモケットの仕様で、この辺りも質の高い内容に変わってますね♪



それにしてもこんな感じの専用シートはイイですね~(*'▽')

当然ながらオットマンも装備しますし、シートは電動リクライニング機能付!



フロントシートの間には専用のキャビネットも備え付けられます(*'▽')

ちなみに本木では無く木目調…但し上面は本革になってますね♪

そして主なメカニズムは通常モデルと同様ですが、インフィニティTEMSが装備されているのが少々違うトコですね(^^)v



で…キャビネットに話題を戻すとこんな感じ。

アナログ時計を中央に備え、左横からマガジンラックにシューズボックス。

ビデオデッキやDVDプレイヤーを装備してる辺りはチョット時代を感じますね…。

他にはオプションで冷温蔵庫も装備出来ます…なんと35万円…(汗)



他に後席でビジネスシーンをサポートする装備はこんな感じで…

ミラー付のテーブル内蔵リアセンターコンソール♪

今はアルファードとかもエグゼクティブラウンジにテーブルが付いたりしますね(^^)v

ファクシミリ設置台だなんて…一体どれ位の割合の人が付けたのか…(笑)

他にはフリップダウン式の9インチワイドモニターなんてのは時代を感じますね。



ボディカラーは全5色で、価格はノーマルから一気にアップして658万円(笑)

実にGセレクションから300万円はアップしています…(汗)

コレ…チョット気になりますね…ボディカラーはライトグリーンメタリックで♪


今回、本来なら別のカタログを用意するつもりで色々見てたら、このカタログが目に留まり(自分でも持ってるの知らなかった…)改めて見ますと、当時のクルマの十年は先を行ってたのが分かりましたね。

当時はこんなのが一般化するのか??なんて思ってたものの、実際現在ではハイブリッドなんてフツーに見かけますし、E-Fourも最早一般的。

1500Wのコンセントもそうですね…。

今ではまだ珍しい扱いをされているEVやFCVですが、20年経つとコレがホントに増えるのか…(汗)!?

個人的にはハイブリッドと違ってそもそものインフラが違うので(ハイブリッドは従来インフラのまま行けるのはやっぱりデカイと思う…)、やっぱりネックはその辺りになってくるんでしょうねぇ…(^-^;
Posted at 2022/06/21 10:52:38 | コメント(7) | トラックバック(0) | カタログ~トヨタ~ | クルマ

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