点火系部品一新

妻がポロで走行中、突然いろいろな警告灯が点灯したようです。
とりあえず走れるようなので帰宅してもらい、確認したところ、点灯した警告灯は、EPC、エンジン、横滑り、空気圧でした。
その他、アイドリングも不安定になり、マフラーからも黒いすすを含んだ水蒸気が噴き出していました。

早速、VCDSをつないでエラーチェックしてみると、1番シリンダーと2番シリンダーの失火エラーが確認できました。

アイドリングの不安定は4気筒中2気筒が停止したことによるもの、黒いすすは不完全燃焼によるものと考えられるので、不具合の原因はほぼこれで間違いないでしょう。

警告灯については、調べてみると、一部の電気系統に異常が発生しEPCが点灯すると、関連する他の電気系統のエラーも検知してしまうようなので、おそらく点火系以外は機械的な故障は無いと思われます。

というわけで、イグニッションコイルとプラグコードの両方を交換し、点火系を一新します。
いつものごとく、ディーラーで頼むと正規品+工賃でバカ高いようなので、OEM品をDIYで交換します。
だいたい1/4～1/5くらいの費用で交換できます。

ちなみに、画像にはありませんが、プラグも消耗していたので交換しています。

正規品品番
イグニッションコイル：032905106F
プラグコード：03F905409C

まずはエンジンカバーを外します。

カバー手前にあるツメを下から上に向かってマイナスドライバーなのでこじってカバー手前を浮かせます。
カバー奥側はイグニッションコイルあたりに引っ掛かっているので、適当に持ち上げたら外れました。

イグニッションコイルを外します。

繋がっているプラグコードを引き抜きます。
外れたら左側のカプラーと3か所のT30トルクスねじ（赤丸）を外せばイグニッションコイルが摘出できます。

プラグソケットはSSTで引き抜きます。
詳しくは「プラグ交換」の整備手帳で確認してください。

https://minkara.carview.co.jp/userid/2329681/car/1835219/5146899/note.aspx

プラグソケットが外れたら、窪みからプラグコードを引き抜きます。

外したイグニッションコイルを確認すると、プラグコードの接合部分に緑青が確認できました。

今回の失火は、プラグコードの劣化が主原因かと思いましたが、イグニッションコイルとの接合部分での通電不良の可能性もあったようです。
いずれにしても、走行距離的にどちらも劣化していると思われるので、両方交換するのが無難ですね。

元通り組み付け、VCDSでエラーを消して完成。

点火系が一新されたため、走行時の振動や騒音が少なくなりました。

なお、新しいプラグコードは、熱対策なのかコルゲートチューブがまかれていたので、1番と2番のケーブルが固定できなくなりました。
このままだとエキマニの遮熱版にあたりそうなので、近々細工します。