今回は、私が目指したある純水器と同等なものをつくる為に、必要なものを見つけるまでの、忘備録です。
1)純水用イオン交換樹脂
「純水」「イオン交換樹脂」「販売」などと検索すれば、すぐに見つかります。
再生品が1リットル約650円、新品が1リットル約1,500円でした。
2)フィルターハウジング
これが、実は曲者です。
「樹脂製フィルターハウジング」と検索すれば、それらしきモノが見つかるのですがなかなかいいものが見つかりません。
一般流通しているモノは、10インチが約3,000円、20インチが約6,500円でした。
エア抜きができるタイプと出来ないタイプなどいろいろあります。
イオン交換樹脂の容量を考えると、サイズは20インチ一択になりそうです。
私は、ここで「なんか細いなぁ」との違和感を感じました。
しかし、その違和感に明確な答えが出るのはこの先です。
3)フィルター(インナーシェル)
これは、もっと曲者です。
まず、ほとんど見つかりません。
検索ワードが分からず、かなり苦労しました。
私が、たどり着いた検索ワードは「イオン交換樹脂」「インナーシェル」「何でも入る半透明ケース」などです。
これで検索すればある程度は見つかります。
しかし、一般流通はかなり限定的のようです。
見つかるものは、10インチタイプが750ml、20インチタイプが1,500mlの容量しかありません。
これでは、目標とする10リットルの樹脂を入れるのに20インチで6本以上必要です。
何かがおかしいです。
ここで私は、先の違和感に合わせて、ある矛盾に気が付きました。
私が目標としている純水器は、2本で9リットル、1本に4.5リットルの樹脂が入るはずです。
20インチの樹脂製フィルターハウジングのフィルターの高さは、1インチが約2.54cmなので2.54cm×20で約50.8cm。
そこに4.5リットル=4,500ml=4,500㎤のイオン交換樹脂を入れる為に必要な内径を計算してみます。
計算式は、
4,500÷50÷3.14の平方根の2倍
つまり必要な内径は、10.62cmという事です。
私が見つけた、一般的な20インチハウジングのサイズは、φ125mm×565mmでした。
ハウジングの樹脂の厚さ、下部にいくにつれて細くなるデザイン、インナーシェルの樹脂の厚さ、水の通り道を考えても、必要とする大きさのインナーシェルが入りそうにありません。
ずっと感じていた違和感「目標とする純水器は、私が見つけた20インチハウジングよりもずっと『ずんぐりむっくり』している…」が現実のものとなりました。
もう一回り大きいサイズの樹脂製フィルターハウジングがあるのではないか・・・
私のフィルターハウジング探しが再びはじまりました。
仕事の昼休みや帰宅後に探す日々・・・
そして、ついに見つけました!
その名も「ビッグブルーフィルターハウジング」。
径4.5インチ×長さ20インチのフィルター用のフィルターハウジングです。
つまり、2.54cm×4.5=11.43cmの外径のモノが入るという事です。
「これだ!」と確信しました。
限定的ですが、1個8千円から2万円ほどで流通しているようです。
さらに調べると、米国メーカーが製造元という事も分かりました。
米国で多く流通しているので、USアマゾンなどで「Big Blue Housing」と検索すれば見つかります。
ちなみに、白と透明タイプもあり「Big White」「Big Clear」といったように色を表す部分が変わります。
インナーシェルも関連商品を探っていくと日本で探すよりずっと簡単に見つかります。
そして、個人輸入もできそうです。
価格は
・ビッグブルーフィルターハウジングが、約45ドル
・インナーシェルが、約24ドル
・フィルターレンチが、約4ドル
でした。
不着や破損などのリスクはあるものの、為替レート、配送料、関税を考えると、日本でそろえるより個人輸入した方がお得そうです。
さすが水処理先進国のアメリカです。
また、「Big Blue Housing Stand」という専用スタンドも発見しました。
以下のようにセッティングするそうです。
約30ドルで販売されていました。
4)硬度測定器(TDSメーター)
測定器をどうするかは、ある意味分かれ道です。
つまり、埋め込み式にしてリアルタイム測定にするか、別途サンプルをとって測定するかです。
水洗い洗車はともかく、シャンプー洗車は洗車中にイオン交換樹脂が純水をつくりだす能力を失っても、途中でやめられません。
やめれば洗剤成分がボディーに固着します。
予備の純水器がない限り、水道水を使って洗い流し、拭き上げをするしかないのです。
つまり、すすぎが終わった時点の水が「純水」か「水道水」かの判断ができればいいのです。
私は、別途サンプル測定で十分だと考えました。
最小測定単位が1ppmのTDSメーターは、1,000円程度で買えます。
「TDSメーター」と検索してみて下さい。
リアルタイム測定は、センサー部をOUT側に埋め込む必要が生じます。
「Big Blue Housing」の製品写真を見てみると、センサー埋め込み用の穴が開いているように思われますが、「センサー用の穴か」「IN側なのかOUT側なのか」「ネジの規格は何か」など、確証を得るにはさらに調べないといけません。
ちなみに、HM Digitalという米国のセンサーメーカーがつくっているSM-1というTDSメーターは、熱帯魚関連商品として日本では、4,000円くらいで流通しています。
同メーカーのDM-1というデュアルセンサー式のものもあり、約4,500円です。
数年前に水草水槽にはまっていたので、すぐわかりました。
埋め込む技術をお持ちの方なら、IN側とOUT側の両方で測定出来ます。
5)その他
ここまでくれば、あとは簡単に見つかるものばかりです。
ニップル、チーズ、自在配管、ホース、塩ビパイプなどホームセンターや水道用品を扱うお店で簡単に手に入ります。
ただ、製作はあくまで自己責任でお願いします。
私は責任とりませんし、とれませんし。
だって自作してないのだもの・・・
「えっ! つくってないの?」って突っ込んだ方。
はい、忘備録(上)の冒頭で述べた通り、私は、中古の純水器を購入しました。
次回は、ここまで調べておいて、中古の純水器を購入した経緯についてお話しします。