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ネットをサーフィンしていて、ゴルフは樹脂パーツが多く国産に比べてダメな車だというページがありました。
はて？そうなんだろうか？？
樹脂は、確かに軽量化とコストダウンに一躍買っていると思いますが、利点、欠点もあるのは事実。
しかしながら、樹脂パーツが多いから・・・・　とは、ちょっと納得ができないような気がします。

例えば、最近のゴルフの燃料タンクは確か記憶によればナイロン６６のブロー成型品であったと思いますが、これを金属で作ると設計の自由度がまず無くなります。
広い室内を実現するためには形状の複雑なタンクが必要となります。
金属製のタンクでは不可能な形状も樹脂であれば可能です。
また、長く乗るとタンク内の錆が気になるところですが、これも樹脂であれば気にする必要もありません。特にナイロン６６のような耐薬品性に優れた樹脂であれば廃車まで気にする必要はないのかな～と思います。
その他のパーツでも、エンジンルーム内はナイロンが多用されているようですが、リサイクルなど廃車後の環境を考えてもよく考えて作っていると思います。

ライトのカバーは、ポリカーボネートという樹脂にアクリルコートをしています。さらにカバーの内側には、導電性ポリマーという樹脂を塗布して埃が付かないようにしてあります。窓ガラスが小石で割れることがあってもライトのカバーが割れている車を見たことがないと思いますが、これは戦闘機のキャノピーにも、また、海兵隊の防弾チョッキにも使われる素材です。

恐らく樹脂パーツが多いゴルフはダメな車と書かれた方は、樹脂＝安物という感覚で書かれたと思いますが、車メーカーは、一つの部品を採用するまで気の遠くなるような耐久試験を行ってから採用しているようです。

（もっともリサイクルを言いたいために、ＰＢＴという高価な樹脂をリサイクルして物性的にオーバースペックで必要のないサイドミラーに使用しているメーカーがドイツの南の方にありましたが＾＾）

いずれにしましても、適材適所ではないかな～と思います。

僕は、ゴルフ６もゴルフ７も樹脂パーツをたくさん使っていても大好きです。