
はてさて皆さん、こんばんは。
ここ数日サボっておりました私です。
まあ、ただサボっていた訳でもなく、色々探し物をしておりました。
見つかってないんですけどね・・・orz
前回お話したフレームの弱点。今回はフロントのホイールハウスのクラックについてお話したいと思います。
ブレーキホース取り出し口周辺のクラックはS13系以外にもS14、S15でも問題となっております。この事実に関しては皆さん周知の事実だと思います。
が・・・
何でクラックが入るのか?そこまではっきりと知らない方もいるかと思います。知っているのは「足を固めると入る」などでしょう。では、どのような条件が重なるとクラックが入るのかを説明したいと思います。
この問題となるクラックですが、運転席側と助手席側ではどちらに入りやすいと思われるでしょうか?答えは
助手席側
です。原因は色々あります。基本的に日本は左側通行、180SXなどももちろん右ハンドルですね。よっぽど運転がうまいか、慎重でなければ誰でもぶつける可能性はあると思います。何せ「死角」になるのですから。まあ、これはよほど運が悪いとかであり、しっかりと確認すれば問題ありません。
次。ボンネットを開けてエンジンを空ぶかししてみてください。エンジンはどちらに傾くでしょうか?答えは
助手席側
です。これが、クラックを発生させる原因の1つと考えます。上にある下手くそなイラストを見ていただけるとわかります。このイラストは、右コーナーをイメージして描いた物です。赤の矢印は力のかかる方向です。緑色の部分が、ブレーキホースの穴です。
コーナーに入る為、ブレーキングを開始した時サスペンションがストロークを開始します。その段階からブレーキホースの穴の部分には上下に引っ張られる力がかかります。その後、コーナーに進入すると横Gがロアアームを運転席側に押し始めます。そして、その力がエンジンメンバーを動かし下部フレームを運転席側に引っ張ります。この状態で、上部フレームはサスペンションによって上に押し上げられていますから、かなりの力がブレーキホースの穴周辺にかかっていると思われます。
そして、クリッピングポイントに到達すると、サスペンションが上部フレームを押し上げる力は多少減りますが、強敵のエンジンの力がメンバーを押し下げ始めます。これがクラックが入る一連の流れです。
これに対して、運転席側はエンジンが逆にメンバーを引き上げる力になりますので、クラックの原因になり難いものと考えます。
正確に言えば、上記の流れだけでもクラックが入る可能性がありますが、瞬間的に入力される路面の凹凸によるショックが最大の原因となります。車両がノーマルでしたら、ブッシュによりこの瞬間的な入力は緩和されクラック発生を防ぎますが、ピロボールを使用した場合はこの力がダイレクトにフレームに伝わります。これが、ピロボールを多用するとクラックが入りやすいと言われる要因だと思います。
これ以外にも、タイヤの下部をぶつける、乗り上げるなどのことでもクラックが入る恐れがあります。これも足回りを固めていれば発生の確率は上がります。
私の車も残念ながら助手席側にクラックが入っております。私の場合、ブッシュはノーマルを使用。ピロボールはアッパーマウントとテンションロッドのみ使用しております。ちなみに、クラックが入ったのはつい最近。原因もわかっております。原因は下記の通りです。
タイヤサイズ、銘柄変更
路肩への乗り上げ
ブレーキ強化
補強パーツの変更
タイヤサイズは215/45/17から225/45/17に変更しました。銘柄は、今まではBSのRE050(純正採用の物)や、ファルケンのアゼニスST115などでしたが、RE070(インプレッサ純正)のグリップ力の高い物に変更。
ブレーキについては、R32GTS-tタイプMの物から、R32GT-Rに変更。
補強パーツについては、今後お話します。乗り上げは駐車する場所と、良く通る道ですれ違う際にやってしまいました。
以上が、私の考えるクラック発生原因です。
あっているか、間違えているかはわかりませんがw
さて、今回はここまで。対策については少々あとになるかもしれませんね。資料が見つからないと書けないので。
では。
Posted at 2006/11/05 03:41:03 | |
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