3年前の試乗会(3台ほど)
そして2012・2013と
新車の試乗をした。
理由は
自分にベストマッチの
大型バイク(600cc以上)を探しているから
新しければそれだけ技術が進んで
当然中古と違って
より良いバイクに出会えると信じていた。
しかし、しかし、しかし・・・
自分にとっての答えはどうも違ってるようだ。
車検が必要な車両については
この3年間、年を重ねるごとに疑問が大きくなってくる
不満が大きくなってくる。
走行モードが選べるようになり
より便利になっても
インジェクションの開発が進んで弱点が無くなりつつあると感じても
乗り易くなればなるほど
それとは逆に
納得には程遠い存在になって行く。
勿論すべての車両がそうだと言うわけではない。
自分が乗った数台に限っては
国産車両・外国車両に区別なくそう感じてしまった。
とても残念なことだ。
それが何なのか?
明確な理由がつかめずにいた。
春には
4輪の試乗なども数台こなし
今頃になって
答えらしきものが見えてきた。
(具体的な数値や規制の年度等は全く把握せずあくまでも個人的な感想で)
一番強く感じたのが
アクセルを開けた(踏んだ)時の加速の感覚とのギャップ
ハンドリングは4輪のみだが
ハンドルの切り方に対応する切れ角の感覚
これも操作と動きとのギャップが大きいものが多い
FFベースが多いだけに仕方ない部分もあるが
それだけではない。
安全性を最優先と言うが
だったら乗らないようにした方が良いんじゃないの?と思う。
(乗らなきゃ事故は起こさないもの)
ここでは主にバイク(車検あり車両)についてに絞ろうと思う。
(数少ない経験で、基準がずれているかもしれない事は責任持ちません)
100馬力を大きく超えるような車両であろうが
一番はスタートからの加速
これはスポーツモードだかレーシングモードだか知らないが
極端に言うと原付みたい。
誰かがどこかで大きなカブと言っていたような気がするが、
(カブがどうこう言うのではありません。一番良く知られているからの比較では?)
まさに1200㏄なのに125ccみたいな走り出し
そんな感覚なのだ。
排ガス規制?騒音規制?安全性安定性?
たとえば6000回転以下はまさに原付みたいな加速と走りなのだ。
そう割り切れば
初心者(免許取立て)でも怖さがなく
普通に静かに走れるわけでそれもあっても良いかもしれないが
たとえば排気量が400cc以上あるバイクだったら
それなりの加速やトルクを感じられなかったら
乗る意味があるの?と思ってしまう。
それは6000回転以上で味わってください。
と言うのなら
法定速度を守っては体感できない
本当の『宝の持ち腐れ』なのでは?
SHIVER750にのって楽しかったのは
使えない3000回転以下は別にして(何しろコンマ数秒の事)
アクセル開度以上に前に進もうとするトルクと加速感
とてもいい意味で緊張を必要とする。
走り方によっては高揚感に大きく影響する。
さかのぼって乗り味等を考えると
ギリギリ2002年以前の車両が自分には向いていそうだ。
しかし部品供給(メーカー欠品等)も考慮すると
出来たら2000年~2007年
と極めて狭いストライクゾーンになってくる。
いよいよ苦しいバイクライフになりそうだ。
ちょっと見方を変えると
最近250cc~750ccクラスで2気筒が増えてきた。
これは高回転高出力のピークパワーを狙わず
実用域を快適に使い
一番使われるであろうツーリング仕様
と考えれば納得できる。
裏を返せば規制対策で上は捨てて
アイドリングから中回転域までを元気にして
燃費が良いですよ!
扱いやすいですよ!
と言う事か・・・これも一つの正解で、良いと思う。
試乗した中で大正解=素晴らしいと思ったのは
W800だった。
この車両を買ってくれるのはどんなオーナーなのだろうか?
走り出しから
時速100kmまでをパンチのある800ccらしさを強調したバイク
たぶんそんな造りこみだろうと
そしてまさにその通りの素晴らしい出来栄えと深く心で頷いた。
キックが付いていれば
買っていたかもしれない・・・(笑)
さてまた話を少し戻して
答えはいくつもあれど
100万円あるいはその倍近くを払って
買う事になるであろう新車(バイク)
に期待しすぎて何が悪い?
と思うほど
高回転を活発にするには代償が大きすぎる
規制なのだろう。
バイクメーカーが悪い訳ではないと思う。
むしろ努力を買うべきだろう。
しかし、納得する車両は
現時点では
しばらくあるいは永遠に期待できそうにないなぁ、、、
勿論
ちょっと手を加えれば
そのままサーキットを走れるほどの素晴らしい車両もあると思うのだが
自分が期待するものとは金額面も含め
ちょっと違う。
随分ストライクゾーンが狭い自分なんだなぁ~と
思わずにはいられない。
しかし少し前に目を向ければ
大きく違う答えが見えるのだ。
トップ画像のSRX-600&FZX750
(いずれも確か1990年代のはずだが)
どちらにしてもスタートから
限定解除(笑)を意識させてくれる
素晴らしい加速あるいはトルク感のあるバイクなのだ。
大きくアクセルを捻れば
およそ原付とはかけ離れた
怖いほどのダッシュを体感できる。
これこそがオーバー600ccクラスと容易に実感できるのだ。
『元気なバイク』でなくちゃ
そう確信したこの頃なのでした。
せっかくの排気量
それ未満の排気量のような走り出しでは
間違っても納得など出来ない。
それがたぶん今の自分の答え。
Posted at 2014/07/06 07:32:29 | |
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