
F系MINIの特徴となっているセントラルディスプレイのLEDリングですが、ほぼ標準装備のみであるわたしのMINI JCWにもちゃんと付いていました。
このLEDリングについて、わたしが購入するときにディーラーから受けた説明は次のとおりなります。
「LEDリング自体は純正ナビを装着すれば付いてくるものだが、発光色は選べず白色のみである。色んな色を選ぶためにはエキサイトメントパッケージを選択する必要がある。」
ところが実際納車されてみて自分のMINI JCWをいじっていると、普通に様々な色を選択でき、操作にも反応してくれています。
どうやらLEDリングは純正ナビを装着することでちゃんと機能してくれるようですね。
つまりエキサイトメントパッケージは
「室内の間接照明を増やす・色を変えられる」というオプションであったということです。
MINI購入検討から長らくあいまいだったオプションの正体がようやくわかりました。
ところでこのオプション、無くても全く問題のない完全に見た目の装備ではありますが、実際にMINIという車を所有してみてこの装備はなかなかそのキャラクターに合っていると感じます。
というのもMINIは車という枠を超えてちょっと生物的な愛着を感じる車のように思うからです。
そのためこちらの操作に対して特に指示したわけでもないのにLEDリングが色んなパターンで点灯するのは、どこか車が応えてくれているようで、積極的にコミュニケーションを取ろうとしている印象がします。
MINIとしては正に「人と車のコミュニケーション」というのを狙ってこの装備を付けているのですが、わたしはこんなもので機械である車とコミュニケーションなんかとれるわけがないと思っていました。
ところがMINIというもともとキャラクターがあり、そこにこの装備が付くことで、単なる色物からコミュニケーションツールという存在に昇華することに成功しているのではないかと考えています。
これはお試しの試乗という状況ではわからない、所有して「この車は自分のものだ」という心理的変化がおきて初めて感じられることかも知れません。
F56にはすでにマイナーチェンジの話も出ていますが、今後モデルチェンジしていく過程で進化させてもらえると面白そうな装置だと思っています(真っ先に無くなりそうな気もしますが)。
購入前は走行性能に影響しないためどうでもいいと思っていて、所有してみると確かにどうでもいい装備とわかりますが、そんな実用性と裏腹に今では付いていてよかったと思う装備になってしまいました。
ここまで書いてみてなんだか恥ずかしくなってきてしまいました。
でもこの感じ、MINIに愛玩動物的な印象を抱いている人には、ちょっとは共感してもらえるのではないでしょうか。
Posted at 2017/02/21 20:57:20 | |
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