懐かしの銘柄

愛煙家の皆さんならこれらのタバコはとっても懐かしいのではないでしょうか？
ちょうど父親の年代の人たちが吸っていたような記憶がありますが、実はこれらのタバコは今でも販売されているんですね。

ゴールデンバット（左）、しんせい（中上）、わかば（中下）、エコー（右）、で今主流のタバコに比べるととってもキツいです。

僕はどれも吸ったことがありませんが、何となく覚えているのはゴールデンバットとしんせいですね。

ゴールデンバットは、「バット」の通称で古くから親しまれている銘柄で、現在販売されているタバコの中では日本最古の銘柄として有名なんですよ。確か今年は発売１００周年だったと思います。それと同時に、日本で最も安価なタバコとしても知られていますね。（2006年7月現在　20本入り140円。）何故かというと、たばこ税では、等級の低い葉を用いることから「旧３級品」の範疇に含まれるため、課税額が低いのだそうです。

しんせいは、戦後復興を背景にした新銘柄としてそれまで人気のあったゴールデンバットに代わって大衆向けの人気銘柄となったみたいですね。現在では自販機ではまず売られていない銘柄で、タバコ専門店にもあまり見られなくなった珍しいタバコです。イアン・フレミングの小説「007は二度死ぬ」では来日したジェームズ・ボンドが日本でのつなぎのタバコとして吸っていたようですし、「ルパン三世」の銭形警部が愛飲するタバコでもありますね。

ちなみに僕はタバコを吸いますが、最近マナーの悪い人がよく目立つようになりました。愛煙家としては当然のことながら最低限のマナーは守って吸いたいものです。