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ハイビーム使用を…横断死亡96%が「下向き」
歩行者が夜間に道路を横断中、車にはねられた昨年1年間の全国の死亡事故625件のうち、96%の車のライトがロービームだったことが警察庁の調査でわかった。
同庁はハイビームを使っていれば防げた事故もあるとみており、21日から始まる秋の全国交通安全運動の重点項目としてハイビーム使用を呼びかける。
近年、交通事故による死者は減少傾向にあり、昨年の交通事故の死者は4117人。このうち、自動車や自転車などに乗っていた死者は2571人で、過去10年で46%減少した。一方、歩行中の死亡者は1534人で28%減にとどまるため、同庁が歩行者の横断中の事故に絞って初めて集計、分析した。
夜間の死亡事故625件では、ロービームが597件を占め、残りはハイビーム9件、補助灯6件、無灯火13件だった。
ロービームは40メートル先までしか照らせないため、歩行者に接近するまで気付かないことが多い。日本自動車連盟(JAF)の実験では、5人のドライバーが夜間に障害物のあるコースを時速80キロで走行したところ、障害物に気付いて停止できた場所は、100メートル先まで照らせるハイビームが平均82メートル手前だったのに対し、ロービームは平均5メートル手前だった。
昨年の死亡事故が213件と、都道府県別で最多だった愛知県では、夜間の歩行中の死亡事故50件のうち、ハイビームは1件だけで、残りはロービームや消灯だった。同県警の検証では、このうち26件でハイビームを使っていれば、ドライバーも歩行者も互いに早く気付き、命が助かった可能性が高いという。
警察庁の担当者は「ハイビームが目に入るとまぶしいため、ロービームで走行する人が多いとみられる。その遠慮が死亡事故につながってしまっている」と分析する。
ヘッドライトの使い分け方について、道交法52条は、対向車や前を走る車があり、そのドライバーにハイビームの光がまぶしく安全な交通を妨げる恐れのある時は、ロービームを義務づけているが、同庁の担当者は「歩行者を早く発見するために原則ハイビームで運転し、明るく対向車が多い市街地では、状況に応じて切り替えてほしい」と話す。
普段はハイビームを使い、歩行者に気付いた瞬間にロービームにすることで、歩行者の目に入る光量が変わり、車の接近を早めに知らせる効果も期待できるという。
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「ハイビームを使って」との呼びかけに戸惑いの声!不適切使用など課題も
警視庁が自動車運転中の「ハイビーム使用」を呼びかけると報じられ、話題となっている。
ロービームで死亡事故が多発
読売新聞は21日、昨年1年間に発生した歩行者が夜間に道路を横断中に車にはねられた死亡事故のうち、96%の車のライトがロービームだったという調査結果を報じた。
この結果を受けて警視庁は、交通安全運動の重点項目として「ハイビーム」を使うように呼びかけるという。
照射範囲に倍以上の差
自動車のヘッドライトは通用、「ハイビーム」と「ロービーム」がある。
ハイビームは正式名が「走行用前照灯」で、照射距離は100メートル。「ロービーム」は「すれ違い用前照灯」という名称で前方約40メートルを照らす。
「ロービーム」は対向車がいる場合等に使う
使いわけとしては、ロービームは対向車や前を走る車がいる場合に使用することとされている。
ハイビームには使用規定はないが、照射範囲の広さや「走行用前照灯」という名称から通常の走行を想定したライトと考えられている。
車のライトは原則ハイビーム
山口県警はHP上で次のように案内。
車のライトは原則ハイビーム!
山口県警察 ーより引用
トヨタ自動車の交通安全キャラクターも「普段はハイビームが正解」と説明している。
(ここにユーチューブの動画差し込み)
ハイローのライト切り替えをこまめに行うことで、夜間の歩行者や自転車を早期発見。
また、ドライバーの緊張感が保持されて居眠り運転の防止につながったり、歩行者に車の存在を素早く知らせることもできる。
ネット上には「まぶしすぎる」という声
しかし、ハイビーム使用を呼びかけるという報道を受けてネット上には戸惑う声が続々。
(ここにツイッターの書き込み引用幾つかあり)
「ハイビームはまぶしい」とう声や「こまめすぎる切り替えは大変」という声、「自動で切り替えてほしい」という要望などが寄せられていた。
切り替え忘れでトラブルも
明るく交通量の多い都市部に住んでいる人などはロービームでの運転が常態化し、郊外や地方でもロービームのまま運転している人も見られるとか。
また、車のヘッドライトが明るくなって見えやすくなっている反面、眩しさも増加し、ハイビームの消し忘れや不適切な使用が原因でトラブルが発生するケースもあるという。
自動で切り替わるシステムが開発
このような問題を解消するために近年、自動でハイビームとロービームを切り替える技術の開発が急速に進められている。
トヨタ自動車や三菱自動車などは、前の車や対向車のライトを認識してハイビームとロービームを自動で切り替える機能を開発。
(ここにユーチューブ差し込み)
プリウスやパジェロなどに搭載されている。
「自動ハイビームの義務化」検討も
政府は平成32年までに交通事故による死者数を2500人以下に減らすことを目指しており、さまざまな安全対策を検討。
国土交通省は考えられる具体的な対策の例として「自動ハイビームの義務化の検討」などを挙げている。
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ハイビームが原則って確か昔は光量が足りないから(ハイビームで)、じゃなかったっけ?
今のロービームはウザいくらいでしょ。そこへもってきて常にハイビームでは逆効果な気が。
>ハイビームの消し忘れや不適切な使用
これよ。“常にハイビーム”を勘違いしてハイビームにしっ放しで要らぬ諍いとかも。
事故防止にこちらを気付かせるなら光量より速度では?
ちゃんと法定守って常に周囲を意識して走る。光量さえあっても気付かなきゃなんにもならん。
そこは当たり前だろって?、いやいや光量不足の所為にすんじゃねえよって事。
切り替えるシステムつったって加減を間違えると常にパシパシ切り替わって対向車を勘違いさせるんでは?(喧嘩売っとんか、あぁ?、とか)
これについては手前味噌ではありますがスバルの方が。詳しくはスバルのサイトを。
つかJAFのテストって(笑)。時速80kmって一般道で出す速度かあ?
自動車専用道以外で80なんてあったっけ?、人を発見するテストなんでしょ?なら60では?
80でも無事発見出来ますようにってこと?、法定守ってない方が悪いんじゃん。
発見しやすくするには速度を守る以外に、、、歩行者も?
常に後ろを振り返れってのも酷だし、やっぱ夜間は暗い色は着るなくらい?
何処もかしこも歩道が分離されていればいいけどそうもいかんし。
反射材を体あちこちに貼って出掛ける?、なんかなぁ苦笑。
守らせる側もさ、車の所為ばかりにせずに街灯をもっと増やしてよ。
せめて四つ角は法的に絶対とかさ。電信柱には必ず一つ絶対とか。
なんかとりとめの無い話になったけど、私的には反対かな。
単なる無知な奴の案として(聞いとくれ)。
水平に照らすから「もっと光を」になるんであって、
ルーフからやや下方に向かって照らせば。届く範囲はロー+αくらい。どないでっしゃろ。
Posted at 2016/09/22 11:52:34 | |
クルマ | 日記