2006年11月17日
あれは免許取りたて肌もピチピチ学生時代の出来事でした。
午前の授業が休講ということで友達から
「走りに行こうぜぃ」
と誘われ、道路延長工事中の猿倉山山奥へと出向きました。
当時の車は親所有のホンダCR-V。
CR-Vで峠を走ること自体間違っているような気がしますが当時はスピードの中にいると「生きてる」って感じがして腕もないのに無茶な走りをしてました…意味もなくインカットしたりして。
現場に到着後、友達のフェスティバミニワゴン(現在は暴走デミゾー)と一緒に走り出したのですが自分はこの場所はよく知っていたのでその日もノリノリで暴走していました。
…しかし、その日にかぎってスピードの乗るゆるい左コーナーの先、アウト側に砂利がでていたのです。
そうとも知らずにバックミラー越しに小さくなっていくフェスティバミニワゴンを見ながら
「俺はえ~っ(根拠無し)」
なんて思いながらますますノリノリモードでアンダー出しながらそのコーナーに進入しました。
タイヤを無駄に鳴らしながら立ち上がったところで
「砂利っっ!!」
と思った瞬間もうリヤが流れてました…その時の速度は4ATの2速吹けきりで約100キロくらいだったでしょうか。。。
あとは当時の腕では成す術もなく2回、3回とおつりをもらい、80メートルほどのストレートをはさんだ先の右コーナーにフルカウンター状態で突っ込んで行きました。
そしてまず右コーナー入り口にある土手に乗り上げ、ボディー左側面をヒット。
その時は以外と冷静に
「やべ、ぶつけた…修理代いくらだろ? 叱られるかな?」
なんて思っていたのですがその次の瞬間景色が1回転??
フロントガラスに「ピシっ」と縦すじが入ったかと思うと「ギャシャっ」という音と共に丁度1回転して車がとまりました。
土手の先の高さ10メートルほどの崖の渕になぜか1本だけ立っていた杉の木に横向きに刺さって止まったのでした。
エンジンルームから煙が上がっていたので取り敢えずエンジンを切って放心状態で車を降りると、後から追いついてきたデミゾーも引きつった顔で降りてきました。
以下、証言者デミゾー
「いやー、おまえが土手を疾走してその先で木に刺さってるのを見たときは救急車呼ばなきゃと思ったわ(注:デミゾーは土手疾走後の横転一回転は見てません)。 でもおまえ普通の顔して車から降りてくるしやっぱ不死身か?」
今考えてもよく無傷だったな(親は事故後に崖の前の杉の木にお神酒をかけてました)
そして後から分かったのですが横向きで杉の木に刺さったせいで、車は「くの字」になりドアが開くのは運転席だけでした。
ちなみにCR-V自慢のウォークスルーは見る影もなく運転席と助手席は連結されてベンチシートと化していました。
そして事故当日の父との会話…
父:体はなんともないんか?
KYOU:…うん
父:ならいいわ。 体が一番大事だからな。 事故なんて誰でも一度はやるもんだしな。 ところで次の車、何乗りたい?
KYOU:え゛っ ←心の中で
父:いいからなんか言ってみ?
KYOU:フォレスター………ターボ(当時なんとなくホンダ党だったので本当はインテRに乗りたかったのですがさすがに事故当日にその名は言えませんでした…そこで人知れず速い車と思ってフォレの名前が…)
父:あー、水平対向はいいぞ。 二百何十馬力やらあるやつやな。
KYOU:ばれてるよ ←心の中で
父:心配するな、こんなこともあるやろうからしっかり車両保険はいっとるしな。それにしてもカウンター当てれんだか…はっはっは
…さすが元走り屋の父
ということでそこから自分のスバリスト人生が始まったのでした。
あのとき宙を舞っていなかったら今頃どうなってたんでしょうか(+_+)ζ
Posted at 2006/11/18 00:28:38 | |
トラックバック(0) |
事故記録 | 日記