
稲光がほとばしる聖地に降り立つ者が二人。
そう、
勇者デミゾーとその丁稚KYOUである。
KYOUの腕には意思を持つと云われる幻の妖刀が。
鍛冶屋ブリーデン作、
『74エレクトロ』
メバルをこよなく愛するKYOUが(以外にも)初めて買ったメバル専用の日本刀である。
今までのメバル竿と云われる竿は触った瞬間、
「こりゃあかん」
となったのだが(ダイワの一番お高いやつでもしかり)、この妖刀は違ったのだ。
繊細なティップに反してベリーからバットにかけては金属的な張りがある。
弾丸尺メバルがでる時期の此処聖地では少々頼りないかもしれないが、メバリングにおいては特殊な場面を除いて殆どの状況をカバーしてくれそうである。
今からこいつで東海のメバルちゃんを掛ける日が楽しみだ♪
ちなみに、、、
「軽いルアーを遠投するには柔らかい竿」
と勘違いしている人が多いようだが、ルアーの飛距離というものはルアー自体の空気抵抗、その他もろもろの放出抵抗を無視すれば解き放たれた瞬間の初速で決まってしまう。
柔らかい竿、メバル竿なんかだとスイングスピードがある領域を越えてしまうと飛距離は頭打ちとなってしまう。
それ以上どんなにスイングスピードを高めてもだ。
ゆえに8フィートの遠投用と名が付くメバル竿にパリパリの6フィート6インチ程度の竿で投げ勝つのは実は容易なことである。
ただし堅ければ堅いほどまともにキャストするには技術が必要になってくるが…。
あとは掛けた後の「楽しさ」の問題ね。
話が逸れましたが…
記念すべき74エレクトロでの1投目、、、
『ひゅんっ』
KYOU:すげーぞ!! この竿キャストするとティップが消えるぞっ!!
デミゾー:消えたんじゃなくてもうティップ折れたんじゃね??
お前の鬼キャストじゃ絶対折れるべ、それ。
K:え゛っ、、、モゾモゾ、、、良かった~まだ付いてた(爆)
デ:お前らしくもなくそんな繊細な竿買うからだよ(笑)
K:う~ん、確かに。 恐くて到底フルキャストなんてできんわ、コレ。
『ひゅんっ(←2投目)』
K:きたぁぁぁぁっ!!
記念すべき74エレクトロでの1匹目はメバッチだよ~ん、絶対。
デ:ぜってーウーだろ(笑)
K:だってテトラ際だぜ、ぜってー夏メバルちゅわんだぜコレ!!
あ~この小気味良い引き、15センチくらいかな~♪
巻き巻き…
K:ぐふっ、20upのふぐっ ノД`)・°
デ:ぎゃははっ
K:そう、此処聖地にて74エレクトロへの入魂の儀が無事終わった。。。
今は亡き青き瞳の侍、アンディー(フグ)の闘魂が注入されたのだーっ!!
デ:だからアンディー・フグじゃなくてただのクサィ・フグだろ(笑)
K:ぐはっ ・ ∀・)=○☆ )TЗT)ノ ←TKO
とまぁ入魂の儀も終わり、相変わらずのアホなやり取りをしつつ釣り歩くが全く釣れない馬鹿2人。
「おっかしぃな~」
と海をよくよく観察してみると10センチ前後のサヨリがこれでもかとうじゃうじゃと沸いている…それも平和に。
デ:あっち(静岡)だとこれだけ沸いてりゃあシーバスがバホバホやるんだがなぁ。
K:うむ、これぞ富山湾の神秘じゃ(違) 取り敢えず表層は捨てるか…エビちゃんパターンだなこりゃ。
デ:その竿でやるのか?? アレを…(呆)
K:ケケケっ、任しとけっ。
『ひゅんひゅんひゅんっ…すぅーっ………カっ』
K:きたぁぁぁっ!!
って、あれ?? 電撃横アワセをかわされた(汗)
って、あれあれ、引いてる~♪
グリグリ…キジPゲット♪
しかし途中15センチのロリキジPに潜られた…
デ:だーかーらー、お前らしくもなくそんな竿を…
『ゴロゴロ』
K:って、やべっ。 雷鳴が近づいてきたべ。
デ:こりゃやばいっぺ、逃げ帰るか??
K:釣り足らんがしゃあないな(死)
こうして富山オバカ釣行脚は幕を閉じたのであった。
…相変わらず締まりの無い文章である。
この日のタックル
ロッド:ブリーデン 74エレクトロ
リール:ダイワの2500番
ライン:PE0.3号+フロロ1.5号リーダー
ルアー:色々
Posted at 2008/08/17 16:45:02 | |
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ソルトルアー | 日記