ココナッツ・ワンのブログ一覧

ユニオンジャックと　VEZELエンブレム、

チェック柄ステッカー、すべて取り外し。

男なら、潔く。（笑）




見た目も気分も、スッキリしました♪

とある博物館にて。

連れ合い数人のグループで訪れた、見知らぬ初老の紳士。

端正なお顔立ちとダンディな身なりで、
相応の人生を過ごされて来た方とお見受けしました。

数ある名車たちが立ち並ぶ展示室で
その男性が真っ先に駆け寄ったクルマは、

2000GTでもフェアレディでも無く、・・・


「チェリークーペＸ-１Ｒ」でした。

「これだよ、これ。俺が学生の頃、
　必死でバイトして、ようやく買った・・・」

身振り手振りで話す、その瞳が輝いています。

「なつかしいな～、・・・」

きっと、その男性の目の前には、車を通して
当時の色々な思い出が蘇っているのでしょう。

自分は、その男性より１回り以上年下だと思いますが、
３歳の頃からクルマ好きだった（笑）ので、
当時、Ｘ-１Ｒがどれだけのものだったか、
ハッキリと覚えています。

特徴的なハッチバックスタイル（視界は最悪）と、
Ｘ-１Ｒだけに許されたオーバーフェンダー。
子供ながら自分にとっても、憧れの１台でした。

ＧＷ明けの、ひと気の少ない、静かな博物館。
男性の無邪気な声が大きく響き渡ります。

けれど、今日は大丈夫。
自分以外に、お客さんは誰もいません。

きっと、あなたのような人のために、
博物館はあるのです。

どうぞ、存分に楽しんで。
こちらまで、ステキな気持ちになりました。



※画像と本文は直接関係ありません・・・ような、あるような。（笑）