E93のバッテリーを交換しました。
以前、国産車のバッテリー交換をDIYでしましたが、本当に簡単で
ちょちょいのちょいだったのですが、さすが BMW。しかもE93。
手ごわかったです。
ちまたにあるE90のバッテリー交換記事や動画を参考にしましたが、
実はE93は厄介でした。
今後、バッテリー交換される方の参考にと思いブログにしておきます。
こちらが参考になります(E93 M3の記事)
http://www.m3post.com/forums/showthread.php?t=930846
1)バッテリーの選択
車に最初についていたバッテリーはこちらです。
今回選んだのはこちら
Webのショップの適合表を見ると、80Ahと95Ahのどちらもがフィットする
と書いてありますが、まぁそのとおりですね。
今回は同じサイズ(横幅353mm)のバッテリーを選んでいます。
(後述しますが、交換そのものは1サイズ小さい方が楽です)
純正は90Ah 900CCA、アフターマーケットものは95Ah 850CCAとなり、
微妙に異なっていますが、まぁあまり気にしません。
2)交換作業
必要なもの。
コイン(内装剥がしに必要)
10番と13番のレンチ
プラスドライバ(バッテリー固定金具に必要)
マイナスドライバ(ターミナル固定板金の外しに必要)
力持ちの人(私の場合は息子に応援を頼みました)
手順詳細は上のwebページに書いてありますので省きますが
注意点として、旧バッテリーを取り付けスペースから取り出す作業、
新バッテリーを取り付けスペースに入れる作業が超難関です。
バッテリーを取り出そうとしても、まっすぐ上に持ち上げられません。
あちこちに干渉します。
バッテリーは26kgと重いし、試行錯誤も疲れます。
とった方法は「思い切って傾ける」、でした。
傾ける角度は70〜80度くらい、文字通り思い切り傾けてほとんど垂直状態
に近くして(+端子側を上にする)入れ替え作業をします。
こんなことはAGMバッテリーだから許されることかもしれませんね。
通常の液式バッテリーだとどうするのか?(恐ろしいです)
そういえば、以前ディーラーの人からバッテリー交換をDIYでやるのは
お勧めしませんよ。トップ開閉機構があって本当に大変なんです。
何て言われたことを思い出しました。
途中で、ロードサービスかあるいはディーラーメカマンに出張してもらう
シーンを脳裏によぎったほどです。
もう一つの注意点として、バッテリー固定金具が入れ難いという課題も
あります。
こちらは、固定金具と長尺ビスとを付属のゴムワッシャーで挟んで金具が
落ちないようにした上で、バッテリーを傾けて(またかよ)むりやり
入れれば入ります。
3)コーディング関連
なんとか、交換ができたので一旦エンジンをかけてエラー確認します。
アクティブステアエラーが出るので、ハンドルを左右に目一杯きって
リセットします。あとは時計合わせ。
コーディングはCASへの容量登録と、新バッテリーに交換したことの
通知(バッテリーレジストレーション)となります。
今回は容量変更なし(厳密には90Ah→95Ahになりますが、そもそも登録できる最大容量が90Ahなので気にしません)
もし、容量変更する場合は、CASのKLASSE_BATTERIEの項目で容量変更します。
その後、INPAにてバッテリーレジストレーションを行います。
SHIFT+<F8>(E90)→EngineでMSD80を選択→<F5>(STATUS)→
<F5>IBS-POWER MANEGEMENT→<F5>Record BatteryChange
この作業はイグニションスイッチオン、でエンジンオフの状態で行います。
本当はMSD80ではなくてN55エンジン用のものを選んだ方がいいのですが、
当方にはN55用のScriptがなく、MSD80で実行しました。
特に問題はないようです。
4)廃バッテリーの処理
廃バッテリーは、販売店の送付すれば引き取ってもらえます。
送料のみ負担すればOKです。
ですが、ここまで苦労したのでなんかないかと調べてみると、
買取をしているところがあるようです。
今回近くの買取センターに持って行き買い取ってもらいまいた。
お値段はなんと100円/Kgとなり、2600円で買い取ってもらいました。
ちょっと得した気分になりました。
以上となります。今となってはなんて事ありませんが、たかが
バッテリー交換でもあせりました。