ぼちぼちみんカラのお友達ブログでも
3代目グッジョブアテンザじゃなかったGJアテンザ(いや…誰も言ってないので…)の試乗記が見られるようになってきました。
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( / good job!
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……で、ご多分に漏れず私も早速今日試乗してきたので、撮ってきた写真を交えてレポートしてみたいと思います。ま、適当に流しながら読んでいただきたい。なんせ
単なるクルマ好きのド素人のインプレションなので。
じゃ、まずは見た目的なインプレッションを。
ディーラーのショールームには白のセダンが展示されていました。
かなり伸びやかなデザインです。展示されていたのは2Lモデルでした。
フロントフェンダーからのうねり。これすごいなぁ…いわゆる魂動デザインの特徴的な部分です。でもちょっとこの写真だとわかりづらいですね。
セダンをリアクォーターから眺める。ピラーがピアノブラックフィニッシュとなっています。
サイドからテールまでの面の絞り方が非常に美しい。
テールレンズをアップで。「ATENZA」のロゴも今回変わりました。ちなみに「maZda」のロゴは無くなりましたね。代わりに右側のスペースには「SKYACTIV」エンブレムが装着されています。
このリアフェンダーがね…美しいんですよ…。個人的にはISや80スープラのリアフェンダーからお尻にかけてのラインもかなり好きなんですが、GJアテンザのお尻もかなり美しい張り具合です。これだけでご飯食べられますな。ん?お尻フェチですが、何か?
ヘッドライトはこんな感じ。今までで一番凝ってるのは間違いありません。
でも、ブラックアウトされたところがちょっと樹脂っぽくて平凡かなぁ。ブラックメッキにすればよかったのに。
レーダー内蔵フロントカモメは、つやっとしてました。これスモーク塗装したらどうなるだろ…。
メーター。GHの派手目なそれに比べるとシンプルになりました。個人的にはこっちのホワイトメーターのほうが好み。GHの赤と青は…なぜその組み合わせにしたのか未だに疑問だったり…。
シフト周辺。可もなく不可もなく。シフト周りのシルバーの加飾はちょっとうるさい。シルバーを差すならもう少し細めのほうが好みだなぁ。てかピアノブラックで仕上げたほうが好き。ちなみにセンターコンソールの下にあるボタンみたいなところは、グレードによってはシートヒーターとかのボタンになるそうな。
サイドブレーキ周辺。ブーツがついて若干高級感アップ。でもブーツの素材自体は結構ペナペナ。
あと、それ以前にセンターボックス・ドリンクホルダー周辺が安っぽい。じゅしじゅししてる。樹脂樹脂。この辺はGHのほうがいいですね。なぜここでケチったのかなぁ。ついでに言うと、センターボックスアームレストはスライドしません。あれ好きなのにな。(注:どうやらLパッケージにはスライド機構が搭載されているようです)
とまぁ、見た目的なインプレッションはこんな感じ。
なんと言ってもGJアテンザの見どころは、この
美しい面構成でしょう。なんでもこのGJアテンザを作り上げたクレイモデラーがものすごい人らしいですね。確かにコンピュータ上、図面上だけでこのライン作り出すのは無理でしょう。ある程度のカタチをベースに、ゼロコンマ数mmをスクレーパーで少しずつ削ったり逆に盛りつけたり、様々な角度から何度も何度も美しいカタチを彫り起こしたのだと思われます。
まさに彫刻、まさに芸術、職人の世界。
自分も学生の頃ゼロコンマ数mmの世界で似たようなことをやっていたということもあり、その苦労というかすごさは、ボディラインに触れているとじわじわと感じ取る事ができました。いや、まぁ、気のせいですけどね。
まぁでもそれだけボディが美しいだけに、ライト類、マフラー、フォグ周り、ドアミラーといった各パーツ類とのつながりが若干気になりました。美しいボディの面構成に比べると、凡庸なんですよね。メリハリの弱さというか。タケリやシナリとまではいかなくても、もう少しシャープなラインを使って欲しかった。例えばアールの付け具合とか、樹脂部分の使い方とか。なんか量産的になってしまってるんですよね。
おそらくデザイン上でもボディのデザイナーと各パーツ類のデザイナーは別でしょう。ボディの芸術的なカタチに対して、工学部・理系的なデザインを無理矢理付けられた感じ。そこが残念としか言いようがないと感じました。
…ま、完全に個人的な意見です。総評したら、そんなちんけな部分なんかよりも全体的に美しいからいいんですけどね(^^;;;
さて、それでは試乗のインプレを。
試乗したのは、2L・ガソリンモデルのセダンと、2.2L・ディーゼルモデルのワゴンです。
まずは2Lガソリンモデルから。
こないだショールームに展示されていたブルーリフレックス、通称シナリカラーのセダンです。
…で、走ってみての感想。
だいたい往復12km程度の結構長い距離を走らせてもらう事が出来たんですが、端的に結論を言うと、
2Lで全く十分。なんだこれ普通にいいじゃん!と感じました。
勝手な見方ですが、2Lモデルはエンジン音だったりパワーだったり振動だったりが2.5Lのエンジンと比較すると、おそらくスケールダウンは感じるだろうなと思っていたんですが、まーーいい意味で思い切り予想を裏切られました。なんか、ああ、このエンジンがメインのモデルってことなのかな、ってくらい、よく走る。質感も悪くないし、音質もいわゆるよくできたガソリンエンジンのそれ。くいっと踏み込むとそこそこにいい音を立てて4千回転とかまで回ります。振動も特に感じられなかったし、うるさいといったイメージもありませんでした。
そして足回りもしっかりしていて、それでいて固すぎない。GHの初期型は結構純正の足がビシビシしてたんですけど、そういう感じはないですね。「あ、アテンザの足だ」と直感的に感じられました。
多分マツダも2Lモデルにかなり力を注いでいるんでしょうね。ベースグレードを手抜きせずに作った、それってアテンザというクルマの車格を決定するという意味でもとても重要でしょう。
さて、そんなこんなでディーラーまで戻ってきて、いよいよ今度はディーゼルモデルの試乗です。いやー待ってましたディーゼルの試乗!!!
ディーゼルの試乗車は、カタログモデルでもある特別色
ソウルレッドのワゴンモデルでした!やった!とうとうソウルレッドを実際に見られる!!
いや、ね、実際に様々なところですごいすごい言われていましたけど、ソウルレッドというカラーは確かに実際に見たら
ちょっとびっくりしましたよ。
見てよこの色味!つややかさ!ハイライトがハンパ無い!!
なんていうか、光の当たり具合によってコントラストの差がくっきり出ていて、ハイライトとして飛ぶ部分と影になっている部分のメリハリがすごい。どうやらその理由はキャンディレッド塗装ならではでしょう。明るいところでは彩度の高いキャンディレッドらしい透明感のある発色、シャドウ部では下地となるアルミフレーク入りレッド層とキャンディレッドが重なり、深みのある赤が現れる。だから、角度で表情が異なって見えるんですよ。それがぬめぬめとしたアテンザのボディラインにやたら艶めかしい表情を見せるという…。デモカーとかで使われそうな色ですな…。
これは…実際見てみないとわからないでしょうね…。
晴天・曇天・雨天・夜…おそらく見え方はすべて違うでしょう。まぁ他の色も天候で違って見えるのは当然なんだけど、なんていうかこのソウルレッドというカラーは、
GJアテンザの美しいボディラインをより美しく魅せるために作られた色という感じが伝わってきます。こりゃ気合いの入り方が違うわ…。
ワゴンを後ろから。うーん、個人的にはシャークアンテナは合わないと思う…。ルーフレールにシャークアンテナは、ちょっとくどいな…。
写真からではわかりにくいんですが、リアゲートのウインドウはずいぶんとスラントがついています。
GHよりもかなり斜め。セダンに負けず伸びやかなワゴンです。
後ろからあおって。
さて、いよいよアテンザディーゼルの試乗です。
走り出して、お、と思うのは、噂のディーゼル特有の音。
チャリチャリ…といった感じの音は確かに、そして確実に聞こえます。特に発進時はよく聞こえます。
とはいえ走行中は遠くで聞こえるレベルなのでほとんど気になりません。エンジン音の音質自体は悪くないと感じました。低音調の、ともすれば力強いサウンドともとれますね。
しかし、よくネット上で「スカイアクティブとはいえ、ディーゼルはうるさい」「ガソリンと比べたら…」「ディーゼル特有の…」なんて言われてますけど、もうね、さっさとその古い考えを捨てろよ、って感じです。
確かに今までこういうディーゼルのエンジンが無かったから、あえてどんな感じかと言われて説明すると、上記のような感じになるのかもしれません。
が、いわゆる昔のディーゼルエンジンなんかとは比較にすらなりませんよ。だからこれが普通のエンジンだと思ってしまえばいいんです。ガソリンとは違って
耳慣れない音が聞こえるから「これは違う」と言ってしまうのは、もうやめようぜ、って感じ。こういうものなんだと思えば、むしろ愛着すら湧いてくるような気がします。昔のそれは、確かに不快とも感じられたけれど、スカイアクティブのディーゼルエンジン、これは間違いなく新世代のエンジンですよ。
だってね、やっぱりエンジンは動力性能が命ですからね。そういう意味では、このエンジン、最高に気持ちいいっ!ま、その理由は以下に。
今回の試乗では、さっきの2Lガソリンモデルよりも長距離を走らせてもらう事ができ(25kmくらい?)、なんと無料の高速道路も走らせてもらう事ができました。函館って素晴らしいね。
もちろん一般道でもディーゼルの力強さを感じます。止まればistopもしっかり効くし、ieloopの充電もアクセルオフで即座に行われます。エンジン再始動時に若干だけ遅れるような違和感はあるんだけど、かといって遅いわけではないので慣れれば問題なしでしょう。振動も少なめです。
で、ワクワクしながら高速道路に突入。。
車線が増えて空いたところで、満を持してぐっとアクセルを踏み込む。すると、こ、これがスカイアクティブディーゼルなのか!!って感動しちゃうくらい、ぐいーーーっと加速!しかも本当になめらかでシフトショックも感じない。本当に本気で驚きました。まぁ昔のディーゼル車を運転した事がないからわからない…っていう人もいるかもしれませんが、普通のガソリンエンジンよりもずっっっとパワフル!もたつくことなくシュパッとなめらかに回るエンジン、なんだこりゃすげえ!と
思わずニヤニヤしてしまいました。。
追い越し車線でも、キックダウンのようなショックもなく滑らかに加速できるんですよ。とてもジェントルでゆとりのある加速なんですよ。大排気量の高級車っぽい挙動。もちろんこれは車体の剛性や足回りも含めてのことなんでしょう。まさにこれがスカイアクティブの完成形なのか…と感じずにはいられませんでした。
ちなみに、回転数がね、また驚くんですよ。
高速で加速して、よし、ぬふわkmだからアクセルを抜こう…って思ってタコメーターを見たら、
なんと1800回転くらいだったという…。加速後で安定した回転数だったのかもしれないけど、2回くらい思ったので、見間違いではないだろう…。あんなに加速してるのに、なんでたったこれだけの回転数なの?!そりゃ燃費もいいわ!!ってびっくりしちゃいました。。
そうそう。見た目で感じていたデカいというイメージは、運転してみたら全然感じませんでしたね。見切りはしにくいような気がしたけど、車輌感覚はすぐにつかめました。あ、車高の高さは感じたかな(笑)
そんなこんなでいっぱい走った後、ディーラーへ戻りました。
乗り終わっての感想は、2Lガソリンエンジンも確かによかった。燃費が良くパワーもある、良くできたガソリンエンジンだったと思います。最初に乗ったときは、これでいいじゃん!って本気で思ったくらい。
だけど、やはりディーゼルを運転したあとでは…もう選択肢はディーゼルしかありません、私的には。圧倒的なトルクによるゆとりのある運転ができるディーゼルに乗らずしてどうする?!って思っちゃうんだなぁ…。。
いや、別にガソリンがどうっていうわけではないんですけどね。
アテンザとしては、ガソリン車のよさももちろんあるし、ディーゼル車のよさもある。どれを選ぶかはユーザー次第なわけで。個人的には、やっぱりディーゼルでしょう、となったまでです。こうなると2.5Lも運転してみたくなりますね。
そんな感じの試乗インプレッションでした。長文過ぎて焦る…。
何かの参考になれば…ぐふっ…。
ちなみに、帰りは当然自分のさわやかGHアテンザファミリーバンさんで帰るわけですが、GHの2.5Lガソリンエンジンって、なんか挙動がリニアですな。発進時に軽く踏むだけでぐっとトルクが出てきて、軽く回るエンジンは、さきほど乗ってきた2台のGJアテンザとはまた全然違うものでした。うん、これはこれで全然いいですな!シパーッと走ることができて快適ですよ、GHも♪