三面六臂の美少年？に会いに行く…

連休の最終日…上野の東京国立美術館へ！！

目的は…奈良の興福寺より来てる…『阿修羅立像』

仏像マニアにはたまらない…異形の美少年像（笑）

出会いは義務教育時代の社会の教科書…
はたまた…キン○マンの登場キャラクター？
だったと記憶しています（爆）

仏像って…様々な形があったり、不思議な形をしていたりする物ですが…
この『阿修羅』を含む…『八部衆』の仏像は特に異形の表現で作られる像達なんです！

『八部衆』とは…仏教に従った古代インドの異教の神々を表したもので、蛇を頭に巻くもの、鳥頭や象頭をかぶったものなど、どれも異様に形で立っている神様のこと…

何とか如来だとか…何とか菩薩…というモノとちょっと異質な像なのです！

興福寺の八部衆像は…｢天｣｢龍｣｢夜叉｣｢乾闥婆(けんだつば)｣｢阿修羅｣｢迦楼羅(かるら)｣｢緊那羅(きんなら)｣｢摩睺羅迦(まごろか)｣の八種の神達ですが…一部、仏名が変わっており…天に｢五部浄(ごぶじょう)｣、龍に｢沙羯羅(さから)｣、夜叉に｢鳩槃荼(くばんだ)｣、摩睺羅迦に｢畢婆迦羅(ひばから)｣と呼んでいます。

どちらかというと…仏教というよりも…インド神話のキャラクターですね（笑）

通常の仏像と違うのは…顔の目の部分…
細長切れ長の目で作られる普通の仏像と違い…

普通の人間の目のような作り…思わず見とれてしまいます（笑）

その中でも異彩を放つ…『阿修羅立像』

他の八部衆は甲冑を着ていたり…被り物を被ったりしているのですが…

上半身は薄衣を羽織っただけ…
そして…特徴的な三面六臂（三つの顔と、六本の腕）

顔の表情は…乙女のような綺麗な顔立ちの美少年…
像に向かって右から微妙に顔立ちが変化しています…

博物館の展示レイアウトも…いきなり阿修羅には到達しません（汗）

徐々に阿修羅像に近づくのは分かるのですが…
溜める…溜める（笑）

しかし、その甲斐あって…ご対面時にはありがたさ1000倍！！
私も術中に嵌り…阿修羅像の前に３０分（核爆）

いやぁ…良い休日であった（笑）

阿修羅さん…寅さんで有名な帝釈天と無限の戦いをする鬼神なんです…
その様相を…修羅場と言うようです（滝汗）

皆様…特に妻帯者の皆様…クルマ趣味で修羅場を起こさないように…
『かみさま』は『神様』なんですよね（爆）