
1月9日(月曜・祝日)に近所のYSPへ行き、新しくリリースされたトリシティ155を試乗させてもらいに行ってきました。
まずは、YAMAHAの公式ページに乗っているスペックを見比べてみます。
■トリシティ125(上段) と 155(下段)のスペック
・認定型式
EBJ-SE82J
2BK-SG37J
・全長/全幅/全高
1,905mm/735mm/1,215mm
1,980mm/750mm/1,210mm
・シート高
780mm
780mm
・軸間距離
1,310mm
1,350mm
・最低地上高
120mm
165mm
・車両重量
156kg(ABS)
165kg
・燃料消費率
【国土交通省届出値定地燃費値】
35.8km/L(60km/h) 2名乗車時
43.4km/L(60km/h) 2名乗車時
【WMTCモード値】
38.8km/L
41.7km/L
・原動機種類
水冷・4ストローク・SOHC・2バルブ
水冷・4ストローク・SOHC・4バルブ
・気筒数配列
単気筒
単気筒
・総排気量
124cc
155cc
・内径×行程
52.4mm×57.9mm
58.0mm×58.7mm
・圧縮比
10.9:1
10.5:1
・最高出力
8.1kW(11PS)/9,000r/min
11kW(15PS)/8,000r/min
・最大トルク
10N・m(1.0kgf・m)/5,500r/min
14N・m(1.4kgf・m)/6,000r/min
・始動方式
セルフ式
セルフ式
・潤滑方式
ウェットサンプ
ウェットサンプ
・エンジンオイル容量
0.90L
1.00L
・燃料タンク容量
6.6L(無鉛レギュラーガソリン指定)
7.2L(無鉛レギュラーガソリン指定)
・吸気・燃料装置/燃料供給方式
フューエルインジェクション
フューエルインジェクション
・点火方式
TCI(トランジスタ式)
TCI(トランジスタ式)
・バッテリー容量/型式
12V, 6.0Ah(10HR)/YTZ7V
12V, 6.0Ah(10HR)/YTZ7V
・1次減速比/2次減速比
1.000/9.533
1.000/10.208
・クラッチ形式
乾式, 遠心, シュー
乾式, 遠心, シュー
・変速装置/変速方式
Vベルト式無段変速/オートマチック
Vベルト式無段変速/オートマチック
・変速比
2.361~0.794:無段変速
2.306~0.725:無段変速
・フレーム形式
アンダーボーン
アンダーボーン
・キャスター/トレール
20°00′/68mm
20°00′/67mm
・タイヤサイズ(前)
90/80-14M/C 43P(チューブレス)
90/80-14M/C 43P(チューブレス)
・タイヤサイズ(後)
110/90-12 64L(チューブレス)
130/70-13M/C 57P(チューブレス)
・制動装置形式(前/後)
油圧式シングルディスクブレーキ/油圧式シングルディスクブレーキ
油圧式シングルディスクブレーキ/油圧式シングルディスクブレーキ
・懸架方式(前/後)
テレスコピック/ユニットスイング
テレスコピック/ユニットスイング
・ヘッドランプバルブ種類/ヘッドランプ
ハロゲンバルブ/12V, 60/55W×1
LED
燃費が上がって、タンク容量も増えたのはポイント高いですね^^
シート高は変わらずなので、足つきの悪さは変わってないという事に・・・・
ヘッドライトがハロゲンからLEDに標準で変更されましたねw
それと後輪のサイズが1インチUPしています。
駆動系でいうと、エンジンが2バルブから4バルブになっており、出力・トルクも上がっています。
以上を予備知識としてYSPに到着し、試乗の手続きを致します。
YSPでは、ヘルメット・グロープは貸してもらえないので持参しましょうw
私は125を乗っていきました。
こちらが試乗車のトリシティ155です。
ボディーカラーは黒でしたが、シールドなどは125と同じでいけそうな感じですね。
そして、トリシティと言えばコレ
LMW機構
ん?
なんかちょっと変わったかな?
私はフォグランプ取り付けで、この辺少しいじったのでパッと見た感じ少し変わっていると思います。
真下から見るとこんな感じでした。
サイドから見るとこんな感じ。
LEDヘッドライトになった後ろはこんな感じですが、なんか交換を想定されてない?のかバルブが見えないですね^^;
LEDが切れたらユニット事交換とかじゃないよね?(汗)
で、正面からLEDヘッドライト。
バルプタイプじゃないのかな?
点灯してみたけど、すごく明るそうでした。
夜間点灯しないとなんとも言えませんが、正面から見ると眩しかったです。
サイドには、NMAXで採用された“BLUE CORE”エンジンのマークがありました。
155から実装されたグローブボックス+シガーソケット。
浅い、小さい、のグローブボックスでしたのでYSPの人も言っていましたがタイルぐらいしか入りません^^;
そんで、ここのシガーを使うのにカバーを開けっぱなしにして走行した時、足出した時に引っ掛けそうです。
そして、稼動部分が割れると・・・なんかストーリーは見えてしまったw
次は、後ろです。
赤丸のところに突起があります。
最初みた時、なんだこれ?と思いました。
そしてちょっとダサい・・・・
内容としては、ナンプレを照らすライトが仕込まれていますがこれはデザイン的にどうなの?=w=;
そして、155から採用されたパーキングブレーキ。
これが、ロックされた状態。
こっちが解除されている状態。
YSPの人に聞くと堅さは調整出来るとの事ですが、引くのは少し堅いです。
慣れればさっと出来るのかもしれませんが、グッと握って引くとハンドルバーに手が当たって引けません。
かと言って、手のひらで最初から押していくのはかなり厳しいです。
なのでちょっとしたコツが必要になります。
グッと握って引いてきて、ハンドルバー付近で手を開いて、最後押し込む感じです。
試乗中、信号待ちでパーキングブレーキを引いてみましたら、確かにブレーキを握っていなくても車体は動きませんでした。
パーキングブレーキが掛かった状態でアクセルを回してみましたら、前進はしますが走りはしません。
パーキングブレーキを戻すときは、片手でチョンと小突いてやれば、ロックは解除されます。
慣れれば違和感なく操作できると思うので、125用が出ればぜひ付けたいです。
次に、一番気になっていたシートです。
座り心地は相変わらず堅いシートなのですが、シートポジションが少し変わったからか10分走ればお尻が痛くなるという事は無いかな?と思いました。
でも、先にも書きましたが相変わらず堅いシートです、試乗では15分ぐらいのコースだったのでわかりませんでしたが30分、1時間と連続して乗るとお尻は痛くなると思います。
シート裏から見ると、125のシートと似ているなと思いますが、メットインへのゴムパッキンが155はシート側についています。
125は、車体側(メットイン側)についているので、まるっと乗せ変えは出来ません。
次に、メットインの容量も少し大きくなっています。
あと、ライトが付きましたw(赤丸)
私はシートカスタマイズしているので、出来れば125のシート流用出来ないか実際にYSPにお願いして試乗車に125のカスタマイズしたシートを乗せてもらいました。
まずシート前方の留め金の部分は、寸法など特に問題なくハマりました。
次に後ろのロックですが、こちらもロックは掛かります。
では、流用出来るのか!
というと、4つのゴム足の部分が微妙に合いません。
それと、パッキンの部分が、155はシート側、125はボディー側にあるので、155のボディに125のシートを乗せるとパッキンが無しになります。
雨の日に走行すると、メットインの中が水浸しになるでしょう。
以上の事から結論としては、ちょっと加工すれば流用も出来ない事も無い。
という事になります。
まぁ、下のメットインボックス事、125のものを流用できればこの辺の問題も解決すると思いますが、さすがにメットインボックスも試しに付け替えて下さいとは言えませんでした^^;
そして最後に実際に走行した「走り」についての感想は
低速から中高速までの加速はすごくいいです。7~80キロぐらいまでグングン加速します、
出たしのもっさり感は解消されていると思いました。
で、155になって高速も乗れる事だし、最高速度はどれぐらい出るのはかな?と車の通りがほとんど無い橋を利用してアクセル全開してみましたが、距離が短いせいか100kmは出ませんでした。
なので感覚としては最高速度的には125と余り変わらないかなと思います。
緊急時に高速に乗るぐらいならいいかもだけど、常用で高速になるつもりなら馬力不足を感じると思います。
250ccとかの方とツーリングで高速に乗る事を想定するとひとりノロノロ運転になるかなと思いますね。
以上、トリシティ155の試乗でのインプレです。